独立したQA担当者か開発チームか? あるプロダクトチームのQA体制の変遷 / Independent QA or Dev Team
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akihisa1210
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独立したQA担当者か開発チームか? あるプロダクトチームのQA体制の変遷 2023-03-10 JaSST’23 Tokyo ミニセッション サイボウズ株式会社 小山晃久(@akihisa1210)
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自己紹介 小山晃久(@akihisa1210) サイボウズ株式会社 開発本部 Garoon 開発チーム 品質、テスト、CI/CD、アジャイル 趣味は読書
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発表で扱うプロダクトの特性 中規模・大企業向けグループウェア 複数のアプリケーションを含む(スケジュール、掲示板、……) クラウド版は月に1度(以上)リリース、オンプレ版は年に1度リリース 今年で21年目(クラウド版は約10年目)
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開発に関わっている人 日本とベトナムで開発(約100人) プロダクトマネージャー、デザイナー、テクニカルライター、アプリ ケーションエンジニア、サポートエンジニア、QAエンジニアなど
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発表のゴール 特に聞いてもらえるとよさそうな方 ・ QAを開発チームに合流させていこう、と考えている方 ・ 独立したQAチームを作っていこう、と考えている方 持って帰ってもらいたいもの ・ それぞれの体制のメリット/デメリット(の一例) ・ QAと開発チームの関係性は二者択一ではない、ということ
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テスト・品質保証体制の変遷(2016~) 独立したQA担当者 開発チーム 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
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テスト・品質保証体制の変遷(2016~) 独立したQA担当者 開発チーム 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
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テスト・品質保証体制の変遷(1) アプリケーション エンジニア チーム ※開発本部全体ではなく、プロダクト開発チーム内の図 QA エンジニア チーム
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テスト・品質保証体制の変遷(1) アプリケーションエンジニアのチームとQAエンジニアのチームがそ れぞれ独立している QAエンジニアはすでに作られたものをテストしていく リリースは6か月に1回
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「越境」の必要性 自分たちの担当は○○フェーズだけ、○○テストだけと考えると、部 分最適に陥ってしまう 情報の伝達の層が増えることで、伝達ミスが起こったり、フィードバッ クが遅くなったりする これらの課題を「越境」で解決する
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テスト・品質保証体制の変遷(2) 新機能 開発 チームA 新機能 開発 チームB …… (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) ※開発本部全体ではなく、プロダクト開発チーム内の図 新機能 開発 チームC (QAエンジニアも属する)
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テスト・品質保証体制の変遷(2) 開発チームにアプリケーションエンジニアとQAエンジニアが属する ミーティングやモブ(プログラミング、テスト)に職能の区別なく参加 することで、情報の受け渡しを改善 手動テストに強みのあるメンバーが自動テストを学んだり、アプリ ケーション開発に強みのあるメンバーがテストを学んだりもした
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テスト・品質保証体制の変遷(2016~) 独立したQA担当者 開発チーム 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
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「越境」によって生じる課題 何でもやると、1つのことに集中することができなくなる(コンテキスト スイッチが増える) 例えば、開発チームで作っているもののテストに加えて、不具合管理 方法の改善やリグレッションテストの計画などもやる、など これを「役割分担」を改めて導入することで解決する
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テスト・品質保証体制の変遷(3) 新機能 開発 チームA QA エンジニア チーム 新機能 開発 チームB …… (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) ※開発本部全体ではなく、プロダクト開発チーム内の図 アプリケーション エンジニア チーム
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テスト・品質保証体制の変遷(3) 国内の新機能開発チームを解散し、アプリケーションエンジニアの チームとQAエンジニアのチームを(再)作成した(ベトナムは以前の 体制のまま) QAエンジニアのチームの主な仕事は、(1)リグレッションテスト改善 やリリースプロセス改善といった、特定の機能の開発に紐づかない活 動と、(2)国内のアプリケーションエンジニアが作ったものに対する テスト活動
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「役割分担」の注意点 職能で線を引くと、「越境」の利点が失われる可能性がある 職能ではなく、提供する価値のまとまりを基準にして線を引くのがよさ そう 例: ドメインAチーム、ドメインBチーム、自動テスト基盤チーム、リ リース戦略チーム、……
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テスト・品質保証体制の変遷(2016~) 独立したQA担当者 開発チーム 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
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テスト・品質保証体制の変遷(今後の予定) 新機能 開発 チームA 内部 改善 チームA リリース 改善 チーム 新機能 開発 チームB …… 内部 改善 チームB (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) (QAエンジニアも属する) ※開発本部全体ではなく、プロダクト開発チーム内の図 アプリケーション エンジニア チーム QA エンジニア チーム
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テスト・品質保証体制の変遷(今後の予定) 国内のアプリケーションエンジニアのチームを、扱う分野によって3 つに分けた(これは実施済み) 近いうちに、QAエンジニアチームを分割して、それぞれのチームに QAエンジニアが参加していく予定 ただし、QAエンジニア全員がすべてのチームに分かれるのではなく、 QAエンジニアチームのみに属し続けるメンバーもいる
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独立したQA担当者か開発チームか? この発表で出す暫定的な結論は、どちらも必要ということ 「越境」と「役割分担」を両立する体制を目指す
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