Slide 1

Slide 1 text

V1.1 2024/04/04 V1.0 Scrum Fest Osaka 2021 2021/06/26 witch&wizards inc. 森 雄哉 シン・仮説検証 70,000枚の付箋で分かった 仮説検証のエッセンス

Slide 2

Slide 2 text

2

Slide 3

Slide 3 text

3

Slide 4

Slide 4 text

No content

Slide 5

Slide 5 text

・今あるプロダクトで大ヒットを作る ・事業としてのプロダクトの強みと弱みを明らかにし、 組織とチームが注力できるようにする ・次の施策(プロダクトバックログなど)を 何をやっても効果のあるアクションでぱんぱんにする

Slide 6

Slide 6 text

6

Slide 7

Slide 7 text

7

Slide 8

Slide 8 text

8

Slide 9

Slide 9 text

No content

Slide 10

Slide 10 text

V1.1 2024/04/04 V1.0 Scrum Fest Osaka 2021 2021/06/26 witch&wizards inc. 森 雄哉 シン・仮説検証 70,000枚の付箋で分かった 仮説検証のエッセンス

Slide 11

Slide 11 text

No content

Slide 12

Slide 12 text

仮説検証にのめりこむ この20年間の出来事

Slide 13

Slide 13 text

約20年前 2000年前後の 素朴なインターネット時代

Slide 14

Slide 14 text

あなたは 0003500人目の お客様です!

Slide 15

Slide 15 text

あなたは 0003500人目の お客様です! キリ番ゲットしたら 掲示板に記念カキコ★

Slide 16

Slide 16 text

No content

Slide 17

Slide 17 text

2000年 あなたは3500人目の お客様です!

Slide 18

Slide 18 text

2000年 あなたは3500人目の お客様です! 2021年 「視聴回数 500万突破!!!」 カウンターは 人気を測る指標として現役

Slide 19

Slide 19 text

インターネットで人の行動が 観察可能になりつつあった

Slide 20

Slide 20 text

2005年 衝撃のサービス爆誕 GoogleAnalytics

Slide 21

Slide 21 text

2005年 衝撃のサービス爆誕 GoogleAnalytics

Slide 22

Slide 22 text

No content

Slide 23

Slide 23 text

計測から 効果的な施策の 時代へ突入

Slide 24

Slide 24 text

No content

Slide 25

Slide 25 text

No content

Slide 26

Slide 26 text

No content

Slide 27

Slide 27 text

2012年 科学的手法トレンド

Slide 28

Slide 28 text

2012年~ 02月 ビジネスモデルジェネレーション発売 04月 リーンスタートアップ発売 12月 Running Lean発売

Slide 29

Slide 29 text

ITに強く関係したリーン関係は2017年までに一気に発売

Slide 30

Slide 30 text

○○思考や クリティカルシンキング 考えるための考え方

Slide 31

Slide 31 text

○○思考や クリティカルシンキング 考えるための考え方 「考える技術」

Slide 32

Slide 32 text

ITに強く関係したリーン関係は2017年までに一気に発売

Slide 33

Slide 33 text

ITに強く関係したリーン関係は2017年までに一気に発売

Slide 34

Slide 34 text

データを蓄積し 科学的な考察を元に 活動する考えが普及

Slide 35

Slide 35 text

「仮説検証」という語も 普段使いされるように

Slide 36

Slide 36 text

No content

Slide 37

Slide 37 text

仮説 検証 ってなに?

Slide 38

Slide 38 text

仮説 検証 まずは

Slide 39

Slide 39 text

No content

Slide 40

Slide 40 text

No content

Slide 41

Slide 41 text

仮説 検証 とは?

Slide 42

Slide 42 text

この説明の正しさを確かめてみよう

Slide 43

Slide 43 text

この説明の正しさを確かめてみよう

Slide 44

Slide 44 text

No content

Slide 45

Slide 45 text

「仮説検証」 出来事を的確に 説明する推測を行い その推測を確かめること

Slide 46

Slide 46 text

No content

Slide 47

Slide 47 text

私の20年

Slide 48

Slide 48 text

2000年代 新規事業 全然当たらない

Slide 49

Slide 49 text

悩む

Slide 50

Slide 50 text

事業を上手に展開する人は 発想がすごい 解像度が高い

Slide 51

Slide 51 text

考えの質は 何をしたら 高められる?

Slide 52

Slide 52 text

どうしたら より質の高い発想が? より高い解像度が?

Slide 53

Slide 53 text

2010年代 「考える技術」 時代が到来

Slide 54

Slide 54 text

考える技術との 出会い

Slide 55

Slide 55 text

No content

Slide 56

Slide 56 text

実は 読んでた

Slide 57

Slide 57 text

No content

Slide 58

Slide 58 text

考える技術を 知っても やらなかった

Slide 59

Slide 59 text

読んだだけで 満足していた

Slide 60

Slide 60 text

「やらねば」

Slide 61

Slide 61 text

「やらねば」 やりました!

Slide 62

Slide 62 text

V1.1 2024/04/04 V1.0 Scrum Fest Osaka 2021 2021/06/26 witch&wizards inc. 森 雄哉 シン・仮説検証 70,000枚の付箋で分かった 仮説検証のエッセンス

Slide 63

Slide 63 text

仮説検証エッセンス1 練習しやすさ重要

Slide 64

Slide 64 text

No content

Slide 65

Slide 65 text

これをひとかたまりを1枚に書く =練習方法が分かった

Slide 66

Slide 66 text

練習しやすいほど スキルは上がる

Slide 67

Slide 67 text

練習しやすいからできた 1日20-30枚を10年間 感謝の仮説検証70,000枚

Slide 68

Slide 68 text

No content

Slide 69

Slide 69 text

仮説検証エッセンス2 検証しやすいほど 仮説の価値が上がる

Slide 70

Slide 70 text

No content

Slide 71

Slide 71 text

すぐ検証しやすい 検証 しにくい

Slide 72

Slide 72 text

検証できなければ 分かることが増えない

Slide 73

Slide 73 text

考える技術を 知っても やらなかった

Slide 74

Slide 74 text

考える技術を 知っても やらなかった 練習しやすさ重要

Slide 75

Slide 75 text

仮説を作っても 検証しなかった

Slide 76

Slide 76 text

仮説を作っても 検証しなかった 検証しやすさ重要

Slide 77

Slide 77 text

No content

Slide 78

Slide 78 text

仮説検証エッセンス3 仮説検証失敗パターン

Slide 79

Slide 79 text

仮説検証とは 切っても切れない 「問題」

Slide 80

Slide 80 text

問題は 解くことで価値を生む推測 問題も仮説検証の一種

Slide 81

Slide 81 text

例 組織の問題

Slide 82

Slide 82 text

人が足りない 時間が無い 予算が足りない

Slide 83

Slide 83 text

スキルがない 報連相ができてない 上司が管理できていない うまくできない 指示がよく分からない 人が育たない 会話がない

Slide 84

Slide 84 text

ないない言葉

Slide 85

Slide 85 text

ないない言葉

Slide 86

Slide 86 text

KPTのPで 「○○ない」と 書いてしまいがち

Slide 87

Slide 87 text

「○○ない」型の問題定義 多くが事実の代わりに 解決策を言い換えたもの

Slide 88

Slide 88 text

人が足りない 時間が無い 予算が足りない 事実と解決策の言い換え

Slide 89

Slide 89 text

人が足りない 時間が無い 予算が足りない 人がいれば… 時間があれば… 予算があれば… 事実と解決策の言い換え

Slide 90

Slide 90 text

スキルがない 報連相ができてない 管理できていない うまくできない 指示が分からない 人が育たない 会話がない 事実と解決策の言い換え

Slide 91

Slide 91 text

スキルがない 報連相ができてない 管理できていない うまくできない 指示が分からない 人が育たない 会話がない 事実と解決策の言い換え スキルがあれば… 報連相ができれば… 管理ができてれば… うまくできれば… 指示が分かりやすければ… 人が育てば… 会話があれば…

Slide 92

Slide 92 text

ないない型問題定義の2つのまずさ 1.解決策がしんどい 2.ちょうどよい解決策から遠のく

Slide 93

Slide 93 text

スキルがない 報連相ができてない 管理できていない うまくできない 指示が分からない 人が育たない 会話がない 1.解決策が「しんどい」 スキルがあれば… 報連相ができれば… 管理ができてれば… うまくできれば… 指示が分かりやすければ… 人が育てば… 会話があれば…

Slide 94

Slide 94 text

2.解決から 遠ざかる

Slide 95

Slide 95 text

2.解決から 遠ざかる

Slide 96

Slide 96 text

人がいない 人を増やす 2.解決から 遠ざかる

Slide 97

Slide 97 text

元の原因には何もしていない 人がいない 人を増やす 2.解決から 遠ざかる

Slide 98

Slide 98 text

元の原因には何もしていない 結果に対処している 人がいない 人を増やす 2.解決から 遠ざかる

Slide 99

Slide 99 text

原因から離れて 解決から遠のく

Slide 100

Slide 100 text

ないない言葉の 恐ろしいところ なにが起きているのかの事実情報が 欠けているにもかかわらず 解決策が先行する

Slide 101

Slide 101 text

元の原因には何もしていない 結果に対処している 人がいない 人を増やす

Slide 102

Slide 102 text

原因ではなく 解決策の話をしてしまう

Slide 103

Slide 103 text

「私事実ですけど何か?」 そうやって想像が 入りこんでくる Mitsuyuki Shiiba

Slide 104

Slide 104 text

事実情報が欠けているとき 解決策は安易に陥る

Slide 105

Slide 105 text

大切なのは 何が起きていたのか?

Slide 106

Slide 106 text

大切なのは 何が起きていたのか? 観察する

Slide 107

Slide 107 text

観察できていると…

Slide 108

Slide 108 text

観察できていると… 起きている場面が ありありと イメージできる

Slide 109

Slide 109 text

人が足りない 時間が無い 予算が足りない 何が起きてた?

Slide 110

Slide 110 text

人が足りない 時間が無い 予算が足りない 何が起きてた? たくさん受注 突発案件に対応 最初に使いすぎ たとえば…

Slide 111

Slide 111 text

問題も仮説検証も よくよく観察すると

Slide 112

Slide 112 text

問題も仮説検証も よくよく観察すると 起きていることと 表現していることが すれ違ってる

Slide 113

Slide 113 text

「○○ない」って 言われたら

Slide 114

Slide 114 text

「○○ない」って 言われたら 「何が起きたんですか?」

Slide 115

Slide 115 text

現場情報を集めよう

Slide 116

Slide 116 text

仮説検証エッセンス3 仮説検証失敗パターン ないない言葉に要注意

Slide 117

Slide 117 text

No content

Slide 118

Slide 118 text

シンプル 仮説検証

Slide 119

Slide 119 text

仮説検証エッセンス1 練習しやすさ重要

Slide 120

Slide 120 text

仮説検証エッセンス2 検証しやすいほど 仮説の価値が上がる

Slide 121

Slide 121 text

仮説検証エッセンス3 仮説検証失敗パターン ないない言葉に要注意

Slide 122

Slide 122 text

簡単に練習できて 検証しやすくて ないない言葉をさけられる 仮説検証の方法が欲しい!

Slide 123

Slide 123 text

YOW

Slide 124

Slide 124 text

YOW よー!

Slide 125

Slide 125 text

Y やったこと O 起きたこと W 分かったこと

Slide 126

Slide 126 text

No content

Slide 127

Slide 127 text

1.やったこと

Slide 128

Slide 128 text

1.やったこと 2.起きたこと

Slide 129

Slide 129 text

1.やったこと 2.起きたこと 3.分かったこと

Slide 130

Slide 130 text

仮説を作るときは

Slide 131

Slide 131 text

1.やること 2.起きそうなこと 3.分かりそうなこと

Slide 132

Slide 132 text

仮説を作るとき YOW よー!

Slide 133

Slide 133 text

仮説検証をふりかえるとき YOW よー!

Slide 134

Slide 134 text

YOW よー! YOW よー!

Slide 135

Slide 135 text

YOW よー! YOW よー! 仮説検証していきましYOW!

Slide 136

Slide 136 text

No content

Slide 137

Slide 137 text

おまけ YWTの難しさ

Slide 138

Slide 138 text

まず「やったこと、やったこと、やったこと」と洗い出し 次に「わかったこと、わかったこと、わかったこと」 最後に「つぎにやること、つぎにやること…」 一つずつ洗い出ししていくが、やったこと、分かったこと、 つぎにやることのの関係が乏しい 一つずつやりがち

Slide 139

Slide 139 text

縦に進めると 繋がりの理解を 飛ばしてしまう

Slide 140

Slide 140 text

Y.やったこと W.分かったこと YWTは原因と結果、次にやることの関係が飛躍 しているので難しい T.次にやること

Slide 141

Slide 141 text

まとめて(バッチ処理)じゃなくて ひとつずつ、関係の理解を深めながらやろう

Slide 142

Slide 142 text

Yやったこと Wわかったこと T次にやること

Slide 143

Slide 143 text

Yやったこと Wわかったこと T次にやること (やったから) (分かったから) 繋がりの理解を深めよう