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サーバーサイドエンジニアの ゲーム企画との向き合い方 株式会社コロプラ 芦田聖太

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氏名  : 部署  : 芦田 聖太 2 自己紹介 技術基盤本部 バックエンドエンジニア部 【経歴】 ● 入社 (2021年) ● ユージェネ(2021年6月~10月) ○ イベント担当 ● 新作タイトル開発(2021年10月~現在) ○ コア体験の実装

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⚪ なぜ企画と関わるのか? ⚪ 企画と向き合う

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なぜ企画と関わるのか?

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なかまと おもしろいものを つくりたい! 5 なぜ企画と関わるのか?

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なかまと → マネジメント (リーダーシップ) おもしろいものを → 企画 作りたい → アプリケーション 6 なぜ企画と関わるのか? 私の関心チャート エンジニア が企画??

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7 なぜ企画と関わるのか? 1人で複数の役回りが出来ると、自分の価値も向上し、事業への貢献度も上がる! 考えて作ってリリースして、事業成長に貢献! 開発サイクルの高速化 企画力 技術力 事業の成長⭐ クオリティUP スピードUP

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企画と向き合う

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企画を読み取る 1から100のモノ作り。 他の人が考えた企画から意図を汲み取る。 企画の実現に必要な工程まで具体的にイメージする。 企画を考える 0から1のコアな体験作り。 日常の些細な体験などを元にして、ユーザーに提供したい体験考える。 9 企画と向き合う

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10 企画を読み取る

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11 企画から読み取る (実践) チュートリアル ガチャ 機能を色々な視点から見ると、企画の意図ややるべき事が見えてくる (ex. エンジニア視点 / ユーザー視点 / プランナー視点 …) アイテム 一覧

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12 企画から読み取る (実践) チュートリアル ガチャ 機能を色々な視点から見ると、企画の意図ややるべき事が見えてくる (ex. エンジニア視点 / ユーザー視点 / プランナー視点 …) アイテム 一覧 抽選 ロジックは? 途中で 切ったら? データの 持ち方は? 未所持 アイテムは? 操作説明はこ れで十分? 離脱率を 下げるには? 期限はある? 運用方針 は? 排出率の 表示は?

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● チュートリアルは全てのユーザー体験の入り口 ● 長すぎるとユーザーは飽きてしまうが、 短すぎると楽しみ方をうまく伝える事ができない ● 絶対に必要な遊び方を伝えつつ、 できるだけユーザーが飽きないような工夫が必要 13 チュートリアルの開発

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14 チュートリアルの開発 チーム構成 企画 1人 クライアントエンジニア 1人 サーバーサイドエンジニア 1人 デザイナー 1~2人 必要な要件を全て満たそうとすると 約40分の長いチュートリアルに、、、 流れを整理すると改善点が見えてきた ● ユーザーの行動をできるだけ限定して考慮漏れを減らす ● 絶対に伝えたい部分を決め、それ以外のチュートリアルを省く ● スクリプト部分の流れを見直して、ストーリーを軽くする ● チュートリアル終了を早めて、終了後の機能解放にする → 約20分になり、レビュー会でもとても評判がよかった! エンジニア エンジニア プランナー プランナー デザイナー プランナー

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● 納得の出来ない部分はとことん話し合う 良いモノを作りたい気持ちは同じ。 思い切って感じた事を伝えてみると良いものができる。 信頼を得られると意見を求められるようにもなり、次の仕事につながる。 ● エンジニアの思考力が活用できる エッジケースを考えられるエンジニアは細部の異変に気づきやすい。 細部を考えると全体の方向性に歪みが発生している事がわかる事がある。 ● できる限りユーザー目線で考える シンプルでありきたりな事だがとても難しい。 特に開発期間が長くなるとあらゆる体験当たり前になりがち。 15 学び

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16 企画を考える

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● 企画職に混ざり、自分で考えた企画を発表 ● 良い企画であれば、プロジェクトとして始動する事もある 17 新企画会での企画発表

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企画を考える方法 → 面白そうなものに触れて言語化をとにかく繰り返す! ● 企画職同期に壁打ちをしてもらう(←オススメ) ● 思いついた事は無茶苦茶でも記録する、もしくはその場で誰かと話す ● 1on1でゲームの感想を共有する ● 流行りのゲームに触れて、人気の理由を考えてみる。 (何が気持ちいいのか? / どんな感情にさせられたのか?) 18 新企画の立案

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● 本当に提供したい体験は何なのかを突き詰める 楽しい体験のコアを抜き出す事が大切。 見て楽しいがやるのは違かったりする事がある。 ● あらゆる事がヒントになる 自分の感情は意外と揺れ動いている。 日常のささいな出来事でさえ企画のヒントになる。 19 学び

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20 まとめ なぜエンジニアが企画に関わるのか? ● エンジニアが企画に関わる事ができると、 自分の価値を高められて、さらに事業の成長にも貢献できる! 企画を読み取る ● 企画から意図を読み取るには様々な視点が必要。 ● 納得するまで話し合う事が大切。 ● エンジニアとしての力は企画の場面でも武器になる。 企画を考える ● その企画で何を体験させたいのかを突き詰める ● とにかく触れて言語化を繰り返す(同志を作って壁打ちがおすすめ)