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「BI選定で迷わない」バンダイナムコネクサスのエンジニアが語る、選定軸と運用ベストプラクティス

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April 16, 2026
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 「BI選定で迷わない」バンダイナムコネクサスのエンジニアが語る、選定軸と運用ベストプラクティス

2026年4月10日に開催された「データ実務家Meetup in 福岡」にて、弊社アナリティクスエンジニアの永野 啓介が登壇時に利用した資料です。

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April 16, 2026

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Transcript

  1. © Bandai Namco Nexus Inc. BI選定と運用で迷わないために 〜機能比較/変更管理/生成AI利活用に向けて〜 2026/4/10 データ実務家Meetup in

    福岡 株式会社バンダイナムコネクサス データテクノロジー部 アナリティクス課 データアナリティクスセクション 永野 啓介
  2. © Bandai Namco Nexus Inc. 2 永野 啓介(ながの けいすけ) システムエンジニア→データエンジニア→Data

    PdMなどを経験 2024/06 株式会社バンダイナムコネクサスに中途入社 現在はBIツールのガバナンス統制・運用改善を推進 自己紹介 経歴 最近触っているBIツール 昔触っていたBIツール 人生初九州です!
  3. © Bandai Namco Nexus Inc. 4 アジェンダ 1. BIの観点比較 2.

    BI統制を取るためのコード管理 3. AI利活用の観点での指標整備
  4. © Bandai Namco Nexus Inc. BI導入の検討例 6 比較検討フェーズ 検討開始 総合評価

    決定・導入へ 必須要件の定義、 候補リストの作成 インフラ方針・ 機能の比較検討 コストを比較検討 ・データソース、利用者数、分析内容の定義 ・RFI/RFP実施 ・ベンダー問い合わせ ・セキュリティ、オンプレ/クラウドの選択 ・操作性、表現力、独自機能の評価 ・ライセンス費 ・初期費用 ・保守運用費 など
  5. © Bandai Namco Nexus Inc. BIを選ぶとき、何の観点で選びますか? 7 ライセンス 価格? 機能

    比較? UI/UX? IdP連携? エンジニア の好み? Looker Looker Studio Pro Looker Studio Tableau Cloud Tableau Server Redash
  6. © Bandai Namco Nexus Inc. クラウド型 vs セルフホスティング型 8 -

    セルフホスティング型:自由度と一緒に「運用の仕事量」も買う - クラウド型:「箱の面倒」は減るが「統制の設計」が要る セルフホスティング型 クラウド型 情報の管理場所 自社で設定したNW内 ベンダー基盤(社外) 接続経路の設計が必要になることも インフラ管理 自社(OS/監視/バックアップ/復旧) ベンダー寄り コスト ライセンス+運用人件費 月額/年額中心
  7. © Bandai Namco Nexus Inc. 大前提:ライセンス・機能比較も大事 - ロール設計における追加コストは? - 誰が作る?誰が見る?誰が管理する?その場合に必要なライセンスコストは?

    - ガバナンスの観点での追加コストは? - ダッシュボードを見るのは部署単位?全社?外部公開? - 配布と増員でどう増えるか(開発者◯名、閲覧者◯名) - 年間更新?月更新?新入社員はどれほど需要がある? 9 BIにかかるコスト=ライセンスコスト?
  8. © Bandai Namco Nexus Inc. 落とし穴:BI運用がつらくなる瞬間 10 ①KPIが微妙に違う ダッシュボードが乱立 ③影響範囲が読めず

    触れない ②「誰が何を変えた?」 が追えない ④いつのまにか “BIの中にETL”ができて いる
  9. © Bandai Namco Nexus Inc. BIを選ぶとき、何の観点で選びますか? 11 ライセンス 価格? 機能

    比較? UI/UX? IdP連携? エンジニア の好み? Looker Looker Studio Pro Looker Studio Tableau Cloud Tableau Server Redash 誰が運用して 誰が保守しますか?
  10. © Bandai Namco Nexus Inc. GUI中心のBIで起きがちなこと 13 - メリット -

    直感的で早く作れる/試行錯誤が速い - エンジニア以外も触りやすい(民主化) - デメリット - 変更管理 - 差分レビューが難しい - テスト/品質 - 自動テストしづらい - 「正しさ」の判定が画面目視になりやすい - 再利用性/重複 - 似たロジック・似た指標が複製される - ベストプラクティスがテンプレ化されず、作る人ごとに流儀が分かれる - 依存関係/影響範囲 - どの指標がどのダッシュボードで使われているか追いにくい - 上流変更(スキーマ/粒度)が起きた時に影響範囲の特定が遅い
  11. © Bandai Namco Nexus Inc. BI運用つらい話①:ファイル埋め込みはつらい 14 - BIにExcel/CSV等のファイルを埋め込むと起きること -

    更新手順が人力(誰がいつ差し替え?履歴は?) - データ品質が不透明(欠損/重複/フォーマット揺れ) - 監査・再現性が弱い(いつの版のファイル?) - 権限・共有が破綻しやすい(ローカル保存、個人管理) - 基盤の他データと結合しづらい(スケールしない) - 推奨:外部ファイルは一度DWHへ - 取り込み(ロード)→ バリデーション → 正規化 → 参照 - BI側には「参照先(DWHテーブル/ビュー)」だけ渡す - 取り込み用ファイル置き場の整備を進めるとよりGood(Drive・ストレージ) DWH側で変更管理する仕組みに乗っかるのも手段の一つ
  12. © Bandai Namco Nexus Inc. BI運用つらい話②:変換処理をBIに寄せすぎる 15 - BI側で前処理(結合・整形・計算・フィルタ)を作り込みすぎると -

    ロジックがGUIに散る(差分レビュー不可/属人化) - 同じ変換が複製される(微妙に違う定義が増える) - 変更影響が追えない(「どこでこの数字作ってる?」が増える) - 基盤側の変更(スキーマ変更、粒度変更)に追従しづらい - 結論:変換は基盤(DWH/モデル層)に寄せるほど運用が楽 - BIは「表現・探索・配布」に寄せる データマート側・BI側の切り分けがポイント
  13. © Bandai Namco Nexus Inc. BI運用よかった話:リポジトリ移管 16 - 課題:Lookerのバックエンド(定義/モデル)がブラックボックス化 -

    コンソール画面だと誰がいつ何を変えたか追いにくい - 変更理由が残らない(再現不能) - レビューができない/属人化する - やったこと:リポジトリをGitHubへ移管し、変更をコード管理 - PRで差分が見える(レビューできる) - ブランチ戦略/リリース手順を整備できる - 効果:変更管理が「人」から「仕組み」へ - チケットと紐付けて変更の経緯(Why)が追えた - 監査性が上がった(説明責任が取りやすい) - 新規メンバーが入りやすい(暗黙知が減る)
  14. © Bandai Namco Nexus Inc. BI×AIの接続 18 - どのBIツールもAI活用が進んでいる マート整備

    Conversational Analytics Tableau Pulse Tableau Agent データ品質の担保 指標整理 (セマンティックレイヤ) 誤った示唆を生まないために
  15. © Bandai Namco Nexus Inc. AI活用で押さえておきたい機能 19 Gemini in BigQuery

    Gemini in Looker メタデータ自動生成 会話型分析 カスタム可視化生成 データスキャン実行 ↓ カラムの値・型・分布を自動解析 ↓ 説明文を自動生成 例)user_id: “ユーザーの一意ID” 自然言語で質問するだけで グラフ・表を自動生成 テキストプロンプトから 可視化の書式設定を 自動生成・カスタマイズ 手作業だったカタログ整備を自動化 エンジニア以外も セルフサービス分析が可能に
  16. © Bandai Namco Nexus Inc. まとめ 21 BI選定は運用コストも意識 1 2

    3 コード化する余地があると運用も楽 指標の整備はAI利活用にも繋がっていく