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TechLION vol.27 さわだ発表資料

Shu SAWADA
September 24, 2016
1.5k

TechLION vol.27 さわだ発表資料

TechLION vol.27 http://techlion.jp/vol27
での発表資料です。

Shu SAWADA

September 24, 2016
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  1. 略歴 • 1978年生(38歳) • 職業:SE/PG/NE • 主専門:PHP開発周辺 • 得意:Linux/Unix一般、ネットワーク全般 •

    室蘭工業大学工学部情報工学科卒 • 職歴 • コンビニバイト3年 • (株)サイクル・オブ・フィフス(代取) • つなぐにっく(株)(代取) • (株)インフィニットループ(仙台支社長) (公開版一部略)
  2. 計算機とネットワークと僕 • 小学生 • MSX(無印)でBASICダンプ打ち込み • 中学生 • PC-9801 NS/T(i386/20MHz/120MB)でC言語デビュー

    • 高校生 • アマチュア無線始める。工業高校や高専が羨ましくなる。 • パソコン通信始める。電話代やばくなる。世界は広かった。 • Winsock Trumpetを使ってインターネットデビュー。 • 浪人生 • ISDNすごい。パソコン通信のホストを立ててみる。チャットが楽しい。
  3. 計算機とネットワークと僕 • 大学生 • 父親と弟もインターネットに出るために、ダイヤルアップするルータの ようなもの(実態はproxy)を余っていたPC/ATで作る • テレホーダイに耐えられなくなり64kbps専用線を引く。グローバルIPを 16個もらえたのでTurbo Linuxでルータ兼自宅サーバを立てる。

    • telnetとperl CGIで牧歌的なインターネットを満喫する。 • インターネットで知り合った友人と会社を作る • 中小企業のLAN構築のお手伝い(余剰PCにNIC2枚刺しでルータ作り) • Web1.0なECサイトの構築 • 技術者コミュニティ • PHPとかDBとか何それ?→メーリングリストすごい! • SDとかwebDBとか読む→勉強会に行ったら筆者に会える!すごい!
  4. 地方都市 • 支店経済 • 本店がないのであまり決裁権のある企業がない • つまり受託の仕事はあまりない感じ • IT系といえば電力系の企業さんが強い •

    面白味のある仕事が地場からはあまり発生しない • 優秀な学生ほど東京に就職で出てしまう • IT系のイベントが少ない • 東京で暮らす方が文化的で豊かで幸せ(という価値観もある)
  5. 技術者文化の醸成:望む状態 • 地域で技術者が楽しく暮らせる状態 • 同じ温度で話せる友人がいること • 世界や東京に変にコンプレックスを持たない • 楽しい仕事に就いていること •

    新しいことをやろうとしたときに仲間がいる状態 • 起業や実験的作業もひとりではなかなかできない • 挑戦的なことを行っている人、面白い人が見えている状態 • 学生の就職の選択肢として地元を見られる状態 • まともな仕事があること • 働いている大人たちが楽しそうにしている背中を見られること
  6. 技術者文化の醸成:やるべきこと • 縦と横のつながりを作り、維持すること • 横のつながり • オンラインのつながり(ソーシャル) • オフラインのつながり(勉強会) •

    地域間のつながり • 縦のつながり • 世代間のつながり • 50代の社長と10代の高校生が話をできる環境 • 世代ごとの役割 • 学生:いろいろやってみる • 20代:挑戦 • 30-40代:実際に動かす、後進に伝える、助ける • 50代-:人脈、経験、お金
  7. 技術者文化の醸成:行動 • イベントの開催 • テーマに沿ったイベントを季節に一度企画運営 • イベントの組み立て方・企画意図として以下を意識 • 技術 •

    地域 • 世代 • 2015年実績 • 6月:オープンソースカンファレンス北海道(開催協力・実行委員会準備) • 7月:LOCAL感謝賞 • 8月:会員交流会(ビアガーデン), LOCAL学生部総大会 • 12月:LDD’15 in TOKACHI 開催, セキュリティミニキャンプ共催 • 1月:LOCAL Students Meetup 2016 開催 • 2月:インターネット安全教室(仁々志別)開催 • 4月:PHPカンファレンス北海道共催
  8. (個人の感想です) • コミュニティには寿命がある • 時代の要請に応じて、技術のトレンドに応じて、技術者の関心領域が移 ろうのは当然 • Meetupというライトなスタイルの台頭 • それでいい

    • 人 • 複数のコミュニティがあるが、実際は8割方同じ人だったりする • そのへんの人の横の交流で満足するようになっていく • わかる • どうなるか • 新しい人が入りづらくなる • 表での大きなイベントより小さな会合が多くなる • わかる
  9. (個人の感想です) • 何ができるか? • 新しいことをやりたい人は応援する。ひとりにしない。 • コミュニティ支援 • コミュニティは気軽にできて気軽にやめるぐらいでいいと思う •

    継続することに責任を感じたらリスク大きすぎて会合なんて開けない • コミュニティに興味を持った人が入りやすくなるよう努力する • 学生交通費支援、大規模イベントの開催 • 技術コミュニティは縦の繋がりとかそういう話より楽しく技術の 話をする場であってほしい • 縦の繋がり、地域間の繋がりは個人の技術者ではなく、技術コ ミュニティではなく、別組織が担うのが良いと思う • 継続する組織としての一般社団法人化