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航空宇宙と衛星向けのAWSソリューション

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March 15, 2025
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 航空宇宙と衛星向けのAWSソリューション

JAWS-UG 茨城 #1 Education-JAWSコラボ回のLT資料です。
https://jawsug-ibaraki.connpass.com/event/344842/

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March 15, 2025
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  1. AWSが参入している航空宇宙・衛星業界 • エンジニアリング、研究開発 • 製造業 • アプリケーション開発 • 宇宙コマンド&コントロール •

    宇宙事業 • セキュリティとコンプライアンス • アフターマーケット管理 AWSは多くの航空宇宙業界に参入しています ビジネスおよび技術的なユースケースのための ソリューションとガイダンスも多くあります https://aws.amazon.com/jp/solutions/aerospace-satellite/?nc=sn&loc=1&dn=as
  2. AWSの宇宙ビジネス向けサービス 衛星設計・製造業務 打上げ業務 衛星運用業務 地上局業務 解析業務 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20230612-2/document_4th_2.pdf AWS IoT TwinMaker

    AWS ParallelCluster Amazon EC2 AWS ParallelCluster AWS Ground Station Amazon SageMaker AWS Lake Formation AWS Data Exchange AMMOS SmallSat Toolkit on AWS (Public archive) 今日のメイン内容 Amazon Rekognition
  3. AWS IoT TwinMaker AWS IoT 物理システムとデジタルシステムの運用可能なデジタルツインを構築するために使用できるサービス AWS ParallelCluster オープンソースのクラスター管理ツールで、AWS でハイパフォーマンスコンピューティング

    (HPC) クラスター をデプロイして管理することを容易にするサービス AWS Ground Station 衛星通信のコントロール、衛星データの処理、衛星運営のスケーリングを可能にするサービス Amazon SageMaker 機械学習モデルの構築、トレーニングができるサービス Amazon Rekognition 機械学習を使用して画像認識と動画分析ができるサービス AWS Lake Formation AWS環境でデータレイクを構築・運用するためのサービス AWS Data Exchange サードパーティーデータを容易に検索、サブスクライブ、および使用することができるサービス
  4. [衛星運用業務]AWSでのAMOS実装 航空機メンテナンスおよびエンジニアリングオペレーションシステム(AMOS)を実装して、 メンテナンス、修理、オーバーホールにおける高可用性、回復力、コスト効率化をする https://d1.awsstatic.com/architecture-diagrams/ArchitectureDiagrams/aws-reference-architecture-migration-airlines-amos-ra.pdf?did=wp_card&trk=wp_card 検索キーワード Aircraft Maintenance and Engineering Operating

    System Aircraft Maintenance and Overhaul System https://d1.awsstatic.com/solutions/guidance/architecture-diagrams/aircraft-predictive-maintenance-on-aws.pdf どんなサービスを組み合わせてるか AppStream2.0、Systems Manager、Glue、QuickSightなどを使ったアーキテクチャなどいろいろ 部品管理 整備関連 人員管理 品質管理 航空機整備に関わるあらゆる業務を網羅、多くの機能があるらしい 財務管理
  5. [今日のメイン内容]AWSの衛星サービス • AWS Ground Station 衛星通信のコントロール、衛星データの処理、衛星運営のスケーリングができる フルマネージド型クラウドサービスです。 つまり、 AWS の提供する地上局と言ってもいい

    ・ 地上局の建設不要 ・ 従量課金 ・ セルフサービスのスケジューリング AWS Ground Stationを使用しない場合 独自の地上ステーションとアンテナを構築するか、 地上ステーションプロバイダーとの長期リースを取得する必要。 衛星からのデータを処理、保存、および転送するために、アンテナに近接 したサーバー、ストレージ、およびネットワーキングが必要になります re:Invent2018 AWS Ground Stationで発表 2019年5月に一般提供開始
  6. 使用手順 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/ground-station/latest/ug/what-is.html 1.オンボーディング データ収集、技術検証、スペクトルライセンス、統合、テストする 2.スケジュール (詳細説明は割愛) AWS Ground Station アンテナを使用するには予約が必要です

    3.実行 スケジュールされた時間にAWS Ground Stationを使用してコマンド、制御、 およびダウンリンクデータを実行します 4.データ受信 (詳細説明は割愛) 衛星データの受信する 5.データ処理と配布 (詳細説明は割愛) データを処理し活用できるようにする ※P7の解析業務にあたる
  7. 実際に試してみたい https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/aws-ground- station-ingest-and-process-data-from-orbiting-satellites/ 衛星のNORAD ID(衛星カタログ番号) アメリカ宇宙コマンド(USSPACECOM)が地球の軌道 上の全ての人工物および地球軌道を離れた人工物に対 して付与している FCC ライセンス

    アメリカのアマチュア無線のライセンス AWSブログを読むと、以下の3つも必要らしい 「衛星を作成」「衛星のNORAD ID」「FCC ライセンスに関する情報」 衛星を作成 ブログでは架空のとあるが、???過ぎる
  8. まとめ • AWSは航空宇宙、衛星業界に参入しています • Ground Stationを使用することで ◦ 従来の地上局の課題に悩むことがなくなります ◦ 衛星通信のコントロール、衛星データの処理、衛星運営のスケーリングができます

    • Ground Stationを使用するには ◦ 個人的な検証は申請却下されることがあります ◦ 商用的な導入・検証にはオンボーディング前にAWSの担当者と連携した方が良いです