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医療現場で働くシステム担当者として伝えたいこと

Hiroyuki MAEDA
February 15, 2021
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 医療現場で働くシステム担当者として伝えたいこと

OSO2020(2021年2月13日)にて発表した内容です。
2021年2月16日:スライドでアニメーションを使っている部分を個別のスライドに直しました。

Hiroyuki MAEDA

February 15, 2021
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Transcript

  1. 多職種のスタッフ(47名(4月から)) • 歯科医師 : 12 • 歯科衛生士 : 14 •

    歯科技工士 : 3 • 言語聴覚士 : 1 • 管理栄養士 : 1 • 医師 : 2 • ケアマネ : 2 • 器材管理 : 6 • 事務 : 5 • 医療情報 : 2
  2. ニーズ / 目標 / 目的 業務において何らかの問題(課題)があり、 それを解決したい 課題を解決することで ・ 情報の共有と方針の統一をしたい

    ・ 理念の実現に近づきたい ・ 発生した余剰時間を本質的な活動に充てたい ・ 従業員がプライベートを大切にできる体制を整えたい →結果として仕事で高いポテンシャルを発揮してもらいたい
  3. 現地現物・データ分析 ① 観察 ➁ タイムスタディ 患者番号 名前 MTM 保険/私費 来院時間

    チェアin チェアDr.in チェアDr.out チェアout 会計 受付でまった時間 チェアでDr.を待った時間 備考 1802 神原 考己 保険 9:06 9:11 9:27 9:34 0:05 24 児玉 泰明 私費 9:06 9:11 9:38 0:05 24 児玉 泰明 私費 10:22 10:34 11:10 0:40 0:12 122 原田 房江 保険 9:19 9:23 9:31 0:04 0:08 122 原田 房江 保険 11:07 11:16 11:42 12:02 1:00 0:09 22 猪原 富美子 保険 10:22 10:56 11:11 0:34 1531 川本 徳久 私費 9:47 9:55 10:02 0:08 5051 川島 優美 保険 9:31 9:56 10:12 5051 川島 優美 保険 10:20 10:43 急遽5番で口腔ケア実施 2704 藤原 広子 保険 10:33 10:34 11:04 11:08 0:01 3330 五十川 和子 保険 10:51 10:52 10:56 11:11 11:36 11:44 0:01 0:04 4597 星川 満子 私費 11:59 12:00 12:46 0:01 4596 星川 清 保険 11:59 12:00 12:20 0:01 4751 川相 秀樹 1 保険 9:06 9:55 10:01 427 和田 照夫 1 保険 9:06 10:00 10:05 3940 溝上 秀治 1 保険 0:00 1655 岡本 早苗 1 保険 9:42 10:03 11:24 11:38 0:21 4781 前田 勝恵 1 保険 0:00 1188 岡崎 誠治 1 保険 10:00 10:01 10:59 11:05 0:01 103 島本 宜子 1 保険 10:45 10:50 12:05 12:08 0:05 3300 前原 園江 1 保険 10:39 11:03 11:47 11:51 0:24 4833 渡邉 秀子 1 保険 10:41 10:45 11:46 0:04 3083 児玉 範子 1 保険 0:00 1209 藤原 瑞江 1 保険 11:46 11:55 0:09 sum/ave 0:14 0:05 ③ ヒアリング
  4. 大切なこと ・ 聞いたらすぐに核心をついた答えが返ってくるわけではない ・ 現場の人たちと仲良くなっておくことはとても大事 嫌いな人には気持ちよくお話してくれない。 ・ 現場でこうしたらいいんじゃないか?という思いつきは言わない 傍から見たら非効率でムダな作業でも現場の人たちはそれで回っている ・

    聞くこと(引き出すことに)注力する ・ どういう目的で調査しているのか、大義名分が必要(トップダウン or ボトムアップ) ・ 業務のことをよく把握しているキーパーソンを見つける 一方で声の大きい人には気を付けなくてはいけない。その人がたった1回の出来 事のことを言っている可能性にも気を付ける
  5. kintoneの場合 ・ 作り始める時は業務の一部分から始める事。全て同時並行で進めると大抵使われない ・ 成功体験を演出すること。合理的 ≠ 使いたい ・ 現場で一緒に戦ってくれるキーパーソンを作っていきましょう ・

    作ってはチームの一部で使ってみる、ヒアリングをする。の繰り返し ・ 初めはとにかく伴走が大切。丁寧すぎるくらい一緒に作業する ・ システムを自社開発することはスタッフのボトムアップを促す ことに似ている?地道な作業が必要です