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機能ID について

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October 26, 2024
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機能ID について

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Akihira YOSHIMOTO

October 26, 2024
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  1. 1 機能 ID について 2022.1.27 APPLIC 吉本明平 1 機能 ID

    標準仕様における個々の「機能要件」に対して一意な ID を付番すべき(以下、機能 ID という)と 考える。現在、機能要件は一連の文章で書かれているものや表形式でまとめられているものなどが ある。その中で、具体的な要件となる部分を抽出し、それぞれに機能 ID を付番する。 表形式の場合、各表の一行がほぼ一 ID に対応する。ただし、一つの行に複数の要件が書かれ ている場合があり、その場合は個々の要件単位に分割し、機能 ID を付番する。 なお、各帳票には帳票 ID を付番すべきだが、帳票 ID は一種の機能 ID と言える。 2 準拠ルールと機能 ID 機能要件に対する準拠ルールは「全機能 ID を充足していることと」整理できる。 また、オプション要件については、どの要件を満たしているかを明確に表現することができる。 機能 ID を整理することで、準拠確認のチェックシートを作成することができる。 3 章構造と機能 ID 文章形式の標準仕様の場合、構造的な整理として章立て(目次)が存在する。しかし、章番号を 機能 ID とすることは避けなければならない。章構造はあくまで人間が理解しやすくするためのまと まりや構造であり、個々の機能要件とは分離すべき。 機能要件は全く変わっていなくても、途中に章が追加されたり、構成が変更されたりすることに よって章番号が変わることがある。機能要件の内容が変わっていないのに ID が変わると変更管理 が複雑になる。あくまで機能内容が変わった場合だけ ID を変更すべき。機能要件としての変更と 構成の変更は明確に分離すべき。 4 機能 ID の付番ルール 機能 ID はそれだけで機能を一意に識別可能としなければならない。よって、付番ルールを明確 にする必要がある。 仕様書全体のバージョンと機能 ID の関係は特に注意が必要。方式として l 仕様書バージョン+機能 ID で一意とする l 機能 ID 単独で一意とする の 2 方式が考えられる。仕様書バージョンが変わっても変化してない機能もあるので、機能ごと の変更管理を明確にするため、機能 ID 単独で一意とする方式が良いのではないか。 仕様書全体のバージョンとは無関係に、あくまで機能要件が変化すれば異なる機能 ID とする。 また、一度利用した機能 ID は再利用しない。
  2. 2 帳票を例に説明すると、 たとえば「住民票の写し」の機能 ID が 100 だったとする。 住基標準仕様 V1 にも

    V2 にも「住民票の写し」はあるので、機能 ID100 は双方に含まれる。 ある年に法改正で住民票の写しの書式がかわったとする。この場合、ID を変更して機能 ID200 とする。そして、その年の住基標準仕様が V3 だとすれば、V3 からは機能 ID100 は含まれず、機 能 ID200 が含まれるようになる。そして、機能 ID100 は廃番となる。 住基以外の業務が要件を参照する場合、たとえば住民票の写しを取り込むことを要件としている 場合、「機能 ID100 を取り込むこと」と表現すれば明確である。この場合、住基仕様が V1 から V2 になっても変更不要となる。一方で、機能 ID100 が廃番になれば、当然「機能 ID200 を取り 込むこと」変更しなければならない。 機能 ID をキーにしてクロスリファレンスを作成すれば、個々の機能要件の変更による影響範囲も 分析可能となる。 以上