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チームが安心して顧客に価値を届け続けられる 仕組みを作るために立ち位置を変えた / chang...

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October 28, 2026
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チームが安心して顧客に価値を届け続けられる 仕組みを作るために立ち位置を変えた / change role from fe to set

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October 28, 2026

Transcript

  1. ⾃⼰紹介 井上真史 SET(兼ソフトウェアエンジニア)∕ パートナープラットフォーム事業部 経歴:NTTコムウェア → リクルート → アソビュー(FE リード

    → SET) アソビューでは asoview.com の機能開発、フロントの基盤整備、カジュアル ⾯談担当 趣味:ドラム(ジャズ)、⾞(BEV)、映画(MCU、A24、...etc.)、ゲーム ⽝(飼いたい)、SUP (やりたい)、筋トレ(したい) © ASOVIEW Inc. 2
  2. アソビューの現状と課題感 ロードマップ優先の中、中⻑期のスピードを落とす場⾯も⾒えてきた 前提 爆速で成⻑する事業と、それを⽀えるプロダクト開発チーム 「⽣きるに、遊びを。」をミッションに、2030 年に年間 1 億⼈の幸せを。スピードと攻めの姿勢はこれからも 変わらない その中で

    事業課題の解決が優先になる 品質にも向き合ってきた(DDD の設計、FW の刷 新)。それでも、顧客のお困りごとの解決が先に ⽴ち、守りの施策は後回しになりがち © ASOVIEW Inc. その結果 中⻑期のスピードを落とす場⾯も 過去の対応が本番不具合につながる。複雑化でス ピードが落ち、⼯数が増える 5
  3. 私が定義した SET テストを改善する⼈ではなく、エンジニアリングで品質を改善する⼈ ⽬的 ソフトウェアの成⻑を持続可能にして、顧客に信 頼されるプロダクトを継続的に届けるための基 盤をつくる 取り組む範囲 プロダクトの品質 ∕

    開発プロセス 元々課題感を持っていた、中⻑期の品質づくりに直結する ⼈材定義を考えていたはずが、気づけば⾃分が社内公募に⼿を挙げていた © ASOVIEW Inc. 8
  4. SET として揃えたもの SET として、まずは品質を守る道具を揃えた リリース前チェックを Playwright でシナリオ化 カバレッジの定点観測 1 回あたり

    数時間(⼿作業)→ 10〜15 分(⾃動) 主要パッケージを毎週計測し、増減を共有 PR にパッチカバレッジ テスト観点のコードレビュー 変更部分のカバレッジを PR に出す GHA 「テストは実装するときに書く」をひたすら布教 AI エージェントを回し続けて、UT / IT を量産 主要パッケージのカバレッジ 10% → 85%(作業ブランチ上)。量は取れた。ただし、質は別の話 © ASOVIEW Inc. 9
  5. 道具と、開発プロセス 道具を揃えることと、開発プロセスに組み込むことは別 いま:道具は置いてある(使うかどうかは、⼈次第) AI でテスト量産 テスト観点レビュー パッチカバレッジを表⽰ カバレッジを週次計測 E2E シナリオがある

    実装 PR マージ リリース カバレッジ低下で⽌まる E2E が落ちたら出せない これから:開発プロセスに組み込む(通らないと、先に進めない) TDD が基本の流れ © ASOVIEW Inc. テストがないと通らない 10
  6. なぜ開発プロセスに組み込むのか AI を使えば誰でも“良いコード”が書けるわけではない この数ヶ⽉で、AI がコーディングを完結させる場⾯は⼀気に増えた いま起きていること ただし PR の多くが AI

    で書かれている ほとんどのエンジニアが⽇常的に Claude を使い 倒している ただ使うだけでは確率論で、再現性がない 書き⼿の限界を越えない AI は周りのコードを模倣する ⾃分でも AI での実装‧レビュー‧テスト量産を通して実感した。ハーネスやスキルなどで改善はしているが、課題感は完 全には拭えないのが現時点 例: 例外を握りつぶして通るテスト、バグをそのまま期待値にしたテスト、「できました」の⽔増し報告 © ASOVIEW Inc. 11
  7. 品質の損益分岐点 スピードが上がった分、品質の損益分岐点はすぐにやってくる 低品質による問題は、もはや“中⻑期”の課題ではない 品質を後回しにして速く出せるの は、最初の数週間だけ “…slows them down within a

    few weeks.” — Martin Fowler AI で「書く」速さが上がった分、 負債も速く溜まる。 認知負債という新しい種類も。 その「数週間」は、もっと短く なっていると感じている 縦軸:届けた機能の累計 ∕ 横軸:時間 出典:Martin Fowler, “Is High Quality Software Worth the Cost?” (2019) https://martinfowler.com/articles/is-quality-worth-cost.html © ASOVIEW Inc. 12
  8. これから 次は、揃えた道具を開発プロセスに組み込む いまはまだ道具を揃えた段階。顧客への価値提供に効いてくるのは、これから 開発フローに組み込む TDD を基本の開発フローに ハーネスとガードレールで、漏れを防ぐ 前の図の下段を、ひとつずつ現実にする 改善し続ける テスト⾃体の質を上げ続ける

    本番の不具合が減ったかなど、効果を⾒える化 ⼈間のためにも AI のためにも、素早く躊躇なく変化し続けるためにテストを書いていく テストは品質のためではなく、チームが安⼼して攻め続けるため © ASOVIEW Inc. 14
  9. 軸⾜(信念)は変えずに、⽴ち位置を変えた 変えたもの:⽴ち位置(⾒る範囲が広がった) 変えなかったもの 軸⾜ 顧客に価値を 届け続けるための 中⻑期の⽬線 FE BE テスト

    開発プロセス チームが安⼼して顧客に価値を届け続けられるように。 その思いのまま⽴ち位置を変えてみたら、課題の本質に近づけた。