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DMS を使って MySQL のデータを Snowflake に同期する

DragonTaro1031
December 10, 2021
1.2k

DMS を使って MySQL のデータを Snowflake に同期する

社内の勉強会で話した内容です。

DragonTaro1031

December 10, 2021
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Transcript

  1. DMS を使って MySQL のデータを
    Snowflake に同期する
    AI事業本部 AirTrack 宮川竜太朗

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  2. お話する内容
    1. DMS とは
    2. MySQL と Snowflake を同期するアーキテクチャ
    3. View で MySQL テーブルを復元する
    4. DMS の課題点と改善ポイント

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  3. 1. DMS とは

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  4. DMS とは
    - Database Migration Service
    - データベースの移行をや継続的なレプリケートに利用
    - DB → DB のレプリケート
    - 外部 DB や RDS の binlog を整形して s3 に収集吐き出すことも
    - 専用のインスタンスを立ててタスクを実行

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  5. DMS の概要図

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  6. s3 への抽出のログフォーマット
    以下のテーブルを例に紹介します。

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  7. - カラムの情報のみ
    - ヘッダーなし
    - /[table名]/LOADXXXX.csv
    csv の場合(初回ロード時)

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  8. - 同じくヘッダーなし
    - 処理の種類とその時のスナップショット
    - /[table名]/YYYY/MM/DD/xxx.csv
    - 先頭に処理の種類が付与
    - I: Insert
    - U: Update
    - D: Delete
    - Insert して Update すると左のように
    csv の場合(レプリケート時)

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  9. parquet の場合
    - ターゲットエンドポイントを設定することで利用可

    - csv 同様に
    - 初回ロード時は全テーブルデータのみ
    - レプリケーション時は
    テーブルデータ + オペレーションタイプ
    - parquet なのでもちろんカラムのデータも
    ※ json で表示

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  10. 2. MySQL と Snowflake を同期する
    アーキテクチャ

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  11. MySQL と Snowflake を同期するアーキテクチャ

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  12. 3. View で MySQL テーブルを復元する

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  13. View で MySQL を再現する手順
    1. DMS でタスクを定期実行する
    2. ログテーブルを作成する
    3. 初回データを Snowflake に一気に入れる
    4. SnowPipe で s3 のログデータを継続的に取り込む
    5. View でログデータの順序から現在の状態を再現する

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  14. DMS でタスクを定期実行する
    - レプリケーションインスタンス
    - 移行タスクを実行するための専用インスタンス
    - ソースエンドポイント
    - MySQL
    - binlog_format を RAW にするなど制約あり
    - ターゲットエンドポイント
    - s3
    - パスとファイルフォーマットの指定

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  15. MySQL と Snowflake を同期するアーキテクチャ

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  16. DMS でタスクを定期実行する
    - ソース・ターゲット・レプリケーションインスタンスを指定
    - 対象テーブルのフィルター
    - 移行タイプの選択(既存の移行とレプリケートを今回は選択)

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  17. ログテーブルを作成する
    - View を構築するためのメタデータも必要
    - 何のアクション(Insert or Update or ...)なのか
    - 変更が加えられた順序をどう保証するのか
    - 順序を保証するためにログ作成時間とログファイルの行数を取る
    - DMS のファイル名 (metadata$file_name) から日付をパース
    - 行数は metadata$file_row_number

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  18. ログテーブルを作成する

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  19. 初回データを Snowflake に一気に入れる
    - 初回ロード分に関しては I や U はつかない
    - type: ‘L’ として取り込む

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  20. SnowPipe で継続的に取り込む
    - s3 に吐かれたログデータを Snowflake に取り込む
    - 初回ロード分を除く
    - 実行されたアクションの取り込み
    - メタデータの取り込み
    - ファイル作成日
    - 行番号

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  21. SnowPipe で継続的に取り込む

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  22. 生ログから View を構築する
    - それぞれのログがレコードのスナップショット
    - メタデータから最新の状態を判断して取り出す

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  23. 以下のデータを想定
    DMSタスク
    作成

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  24. 生ログから View を構築する

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  25. 4. DMS の課題点と改善ポイント

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  26. DMS の課題点と改善ポイント
    - csv で s3 に吐かれるため変更に弱い
    - parquet を指定するオプションがあるが頭が回ってなかった
    - 停止・再開の挙動がよくわからない
    - チェックポイントがあるがトランザクション中なら壊れるらしい
    - 毎回新しい DMS タスクとテーブルを作った方が安全では?
    - エラーが起きたときの対応方法が掴めていない
    - 今のところエラーなく動いてくれてるからいいけど。。

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  27. おまけ

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  28. ちなみに Firebase なら。。
    - Firestore のデータをポチポチで BQ に同期してくれます!?
    - しかも view も自動で構築してくれます!?
    - レコード自体は json で入れられるのでパースが面倒だが。。
    - スキーマがないからそうするしかないよね

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