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飲食業界のコンパウンドスタートアップdiniiのドメインキャッチアップについて
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Hiroya Tanifuji
May 24, 2024
1
410
飲食業界のコンパウンドスタートアップdiniiのドメインキャッチアップについて
Hiroya Tanifuji
May 24, 2024
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Transcript
飲⾷業界のコンパウンドスタート アップdiniiのドメインキャッチ アップについて 2024/04/23 Hiroya Tanifuji
2 自己紹介 ⾕藤 弘弥 (Hiroya Tanifuji) 株式会社 dinii / Feature
Team Tech Lead dinii - 2021 年 11 ⽉ジョイン - 機能開発を担う Feature Team の Tech Lead として、飲⾷業界 の All-in-One Platform 「ダイニー」の開発‧運⽤をリードして いる - 直近は採⽤活動、技術広報活動に注⼒ 経歴‧趣味 - 前職ではフリマアプリの出品代⾏サービスの 0 → 1 開発‧運⽤に従事 - 猫 /飲⾷ / 筋トレ / 技術イベントへの参加
飲⾷店の All in One SaaS “ダイニー”
4 https://note.com/hirotanifuji/n/n0853c4729feb
TypeScript, React による言語・フレームワークの統一 技術スタック 1 2 クライアントからサーバーまで TypeScript で書ける 複数のプロダクトをまたがった機能修正でも、一つのチームで担当することができる
6 本日話すこと - dinii の Product Engineer について - ドメイン理解が浅いことで起きた失敗事例
- ドメイン理解が深いことで起きた成功事例 - ドメインキャッチアップの前に⼤事なこと - dinii におけるドメインキャッチアップのプラクティス
7 dinii の Product Engineer について - dinii も機能開発チームは全員がフルサイクルな Product
Engineer - 速度と安定性を両⽴させて顧客提供価値を最⼤化させるエンジニアと定義 - Vertical × コンパウンドプロダクトなのでドメイン知識があるとめっちゃ活躍できる - ミッションクリティカルなプロダクトなため、守りとしての安定性も⾮常に重要 - 安定性を担保するにもドメイン知識は超重要
8 ドメイン理解が浅いことで起きた失敗事例~開発編~ ボタンの順番を入れ替えただけではあるが問い合わせが爆増 ...
9 ドメイン理解が浅いことで起きた失敗事例~運用編~ - ピーク帯のメニューデータの物理削除機能によって DB にロックが発⽣して各プロダクトに影響を及ぼしていた - ⼀次対応は難しいとされていた - ピーク帯にこの機能を使う必然性はないということに気
づき、ピーク帯では機能をメンテナンス状態にする⼀次 対応を⾏った - ドメイン理解が浅いことで起きたトラブルシューティン グが遅れたケース
10 ドメイン理解が深いことで起きた成功事例 - ダイニー AI くんによる⾃動の⽇報/週報/⽉報機能 - これまで店⻑は営業終了後から終電ギリギリまで毎⽇⽇報を書いて本部に送るとい う業務をこなしていた -
⼀⼈のエンジニアが企画からリリースまで⼆週間程度のリードタイム - リリース直後から 70% 以上の顧客に使われる⼤ヒット機能
11 ドメインキャッチアップのプラクティス - 業務体験 - シフトイン - dinii デモ店舗 -
顧客ヒアリング - 現場にいく - 商談同席や商談録画を見る - VoC を知る - 業務観察 - コミュニケーションツールに潜入 - 加盟店・競合店にいく - エキスパートから聞く - 全社 MTG で事例共有 - ドッグフーディング - 飲み会に行く(もちろん加盟店で)
12 ただ、一番大事なのは...日々の関係構築 & 引き出す力 🔥 - リスペクトを持って、ビジョンやミッションを伝えて共感を得る - オフライン (現場)
で会いに行って熱量を伝える - ギブ (価値提供) しつつも、理想とのギャップを埋めるために対話で引き出す - 教えてくださいスタンスや、一緒に作っていこうスタンスだけでは良くない - 可能なら MVP や検証機能を使ってもらう
13 業務体験によるドメインキャッチアップ - ⾃分で業務体験して肌で感じるのがもっとも解像度が上がるし、効率的 - 難しいならオフィスにデモを作ろう - newcomer の ONB
にもめっちゃ役⽴つ
14 顧客ヒアリングによるドメインキャッチアップ - 現場に行ったり、商談同席したり、商談録画を見たり - VoC を知る - 既存顧客の要望だけでなく、受注条件や失注理由も含めて -
Jira Product Discovery で一元管理しているので誰でも見られる
15 業務観察によるドメインキャッチアップ - 加盟店‧競合店に⾏く - 調査⽬的なら福利厚⽣として会社が飲⾷費⽤負担 - レポートは slack でシェア
- コミュニケーションツールに潜⼊ - 業務理解を深めたり、業務のペインを抽出したり
16 ドメインエキスパートによるドメインキャッチアップ - 毎週ドメインエキスパートと一緒にドッグフーディングを実施 - 毎週の全社 MTG で事例共有