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よりそい転職流 転職の考え方
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Hisashi Yokota
December 04, 2023
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よりそい転職流 転職の考え方
Hisashi Yokota
December 04, 2023
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Transcript
よりそい転職流 転職の考え方 なんとなくではない、納得のいく転職を。 株式会社ミギナナメウエ|エージェントサービス
これまでのキャリア形成の考え方 これまでのキャリア形成の考え方 これからのキャリア形成の考え方 特定の一つのゴールに向かってキャリア設計を行なっていく。 1回の意思決定でそこに向かっていく。 山登り型のキャリア形成 キャリア形成は旅 特定の目的地に向かう過程で、新しい目的地ができたり、思い がけないオファーがあったり、意思決定を重ねながら、その 時々の自分の理想に向かっていく。
山登り型とは異なり、どんな新しい目的地ができたとしても、 対応できる市場価値を積み上げていくことが求められる。
よくある転職の考え方にまつわる誤解 若手の時からその企業で得られる経験、市場価値を考えずに目先の条件のみで転職してしまう と、転職市場では評価されない人材となってしまう。さらにキャリア形成には年齢による制限が あるため、後から後悔しても改善が難しい。 今自分ができることだけを考えて、目先の報酬の最大化に走るのではなく、自分の「今できるこ と」の総量を増やし、人生のトータルの報酬の最大化に向かっていくことが大切。 目先の条件最優先型の転職
よくある転職の考え方にまつわる誤解 昨今「やりたいことを見つけよう」という風潮が高まっている。確かに「やりたいこと」をし っかり定義して転職を進めていくことは理想である。実際に「自分のやりたいことを見つけた い」という相談は弊社にもよくくる。ただ弊社の考えとしては、無理にやりたいことを見出す 必要はない。すでに見つかっている人や、見出せそうな人は探求すると良いが、見つからない 人は、若手のうちは自分のCanの幅を広げることに取り組むことだ。 Canの幅を広げるとなると、目の前の仕事の成果を出すことに集中するようになり、仕事で成 果を出すとより大きい仕事を行うことになる。その過程で徐々に自分のやりたいことの解像度 が上がっていく。Canが広がるからこそ見える景色があるので、「やりたいこと」に囚われす ぎないようにしよう。
やりたいこと症候群
適職は「Will/Can/Must/世の中から求められること」で考える 将来的に叶えたいこと 今の自分ができること 市場価値 世の中が求めていること 最低限必要な給料や居住地 ①Will ③Must ②Can できること
叶えたい理想 稼げる 得意なこと 世に求められること 好きなこと その他必須条件 ④世に求められること 全ての円が交わる領域にある仕事をできると、 やりがい、幸福度ともに高い状態で保てる。
20代はCanが小さいので、広げていく必要がある。 できること Can Will Can 叶えたい理想 得意なこと できること 得意なこと 世に求められること
世に求められること 好きなこと Must Canの円(市場価値)が小さいと、MustとWillをどちらも叶えることは難しい。Canの円が小さいということ は自分のキャリアの選択肢が少ないということであり、20代のうちは市場価値を上げてキャリアの可能性を広 げることが得策である。 20代はCanが小さい Canが広がると選択肢が増える Must Will 叶えたい理想 好きなこと
Canは世の中に求められることを考えながら戦略的に広げていく できること Can 叶えたい理想 Will 得意なこと 現在、世に求められること 5年後 世に求められること 5年後
好きなこと Canを広げる上で大切なことは、世の中に求められることを意識す ることだ。中でも昨今だとAI、AGIの台頭はキャリア形成で考慮すべ き重要な要素。 例えば5年後にAIに代替される領域のCanを広げたとしたら、向こう 数年はキャリアの選択肢が広がるが、5年後に仕事がなくなる可能性 もある。 AIに関しては予測が難しくはあるが、そういった世の時勢も考慮し ながら市場価値を高めていくことが大切。 Must
WillはCanを広げる過程で見つかることが多い できること Can Can できること 叶えたい理想 叶えたい理想 Will Will 得意なこと
得意なこと 世に求められること Canを広げる 世に求められること 好きなこと 好きなこと 最初はWillは見つからないことが多い Canを広げる過程でWillが見つかる Willが最初から明確に見つかる人は少ない。さまざまな経験を積んだり、Canを広げる過程で仕事に対しての 解像度が上がり、Willが見つかることが多い。またいざWillが見つかった際にCanを広げておくことで、Willも 叶う仕事への挑戦ができるようになる。 Must Must
年齢制限という現実を知っておく 23~27歳:未経験でも第二新卒層として採用されやすい 28~29歳:職種経験が求められ、業界経験も一定必要となる 30~33歳:業界・職種経験はあって当たり前で、できればマネジメント経験があってほしい 34~36歳:業界職種経験はあって当たり前で、さらにマネジメント経験も当たり前となってくる。 37歳以上:そもそも転職が難しくなり、よほどの専門性やマネジメントの高い実績がなにと転職が難しくなる。 年齢とともに転職に求められるスキルのハードルは高くなる。30歳を超えてくると完全未経験での挑戦は難しい。 Canの幅を広げることは若いうちしかできないことを理解しておく。 大卒で新卒入社した方の年齢と転職市場での評価 参照:「キャリアロジック」末永雄大
前提として、自分の理想を叶えていくにあたって会社環境は非常に大きな影響を与えます。 だからこそWillを叶えていける会社かどうかの選定は大切です。 一方でどの会社も自分のWillを叶える環境として完璧なことはありません。 そもそも企業は従業員のWillを叶えるより先にお客様のWillを叶えることが優先されます。 またどの会社、職種にも良い分だけではなく、必ず厳しさがあります。それは「誰かがやりたくないこと」や 「誰かができないこと」を代わりに行うことで対価をもらうことは仕事の本質だからです。 自分のWillを叶えていくにあたって、会社依存の考えでいくと、環境として完璧でないことに振り回されます。 そうではなく、転職先のいい部分も足りない部分も理解した上で、足りない部分は自分の努力で切り開いていく という意思を持って就業することが大切です。 自らの努力でキャリアを切り開いていく姿勢で意思決定することが大切
最後に...