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いろんなところに居る Amazon Q(Developer)を使い分けてみた

いろんなところに居る Amazon Q(Developer)を使い分けてみた

[東北][岩手][JAWS-UG いわて] LT 会+生成系 AI ハンズオン #2 2025/8/9

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hmatsu47 PRO

August 11, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 松久裕保(@hmatsu47) • https://qiita.com/hmatsu47 • 現在: ◦ 名古屋で Web インフラのお守り係をしています

    ◦ SRE チームに所属しつつ技術検証の支援をしています ◦ 普段カンファレンス・勉強会では DB の話しかしていません (ほぼ) ▪ 今回は例外 2
  2. 本日の内容 • 以下の Amazon Q(Developer)を使ってみた ◦ [1] GitHub 統合(プレビュー) ▪

    GitHub で公開されているコードの移植 ◦ [2] Visual Studio Code(拡張機能) ▪ WSL が使えない Windows 環境で使えるのか?を確認 ◦ [3] CLI(EC2 / Amazon Linux 2023) ▪ 新規アプリケーションコードと AWS リソースの作成 • 感想など 3
  3. GitHub マーケットプレイスのアプリケーション • インストール ◦ https://github.com/apps/amazon-q-developer ◦ Builder ID /

    IAM Identity Center は不要 ▪ プレビュー中だけ? • Issue を立てるときにラベルを指定 ◦ Amazon Q development agent → コード実装 ◦ Amazon Q transform agent →コード変換 ▪ Java 8 → 21 など 5
  4. そのまま完成!…とはいかず • SQLAlchemy(ORM)の Dialects(SQL 方言)対応 ◦ TiDB と PostgreSQL+pgvector の違い

    ▪ 演算子は書き換え対応できたものとできないものが混在 ▪ 値を埋め込む部分のキャスト(型変換)修正はほぼ対応できず ◦ 最終的には手作業で修正 ▪ 一から手作業で実装するよりは楽だった(と信じたい) 12
  5. できたもの • GitHub リポジトリ ◦ https://github.com/hmatsu47/llama_index ▪ LlamaIndex 本体リポジトリのコピー ◦

    https://github.com/hmatsu47/llama-index-graph-stores-postgres ▪ グラフストア部分を切り出し ◦ https://github.com/hmatsu47/llama_index_property_graph_test ▪ テスト用アプリケーション 13
  6. 関連資料(スライド) • JAWS-UG AI/ML #27:Generative AI / ML LT 大会

    ◦ LlamaIndex の Property Graph Index を PostgreSQL 上に構築 してデータ構造を見てみる ◦ https://www.docswell.com/s/hmatsu47/ZQ137V-jawsug-aiml-20250623-p g-index 14
  7. Visual Studio Marketplace にある拡張機能 • インストール(WSL が使えない Windows マシンでも使用可能) ◦

    https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=AmazonWebServi ces.amazon-q-vscode ◦ Builder ID / IAM Identity Center が必要 • インラインまたはチャットパネルで使える ◦ MCP サーバーにも対応 18 注:画面キャプチャは macOS で取得しています
  8. CLI:もっとも普通に使える Amazon Q Developer • インストール ◦ https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/amazonq/latest/qdeveloper-ug/comm and-line-installing.html ◦

    Amazon Linux 2023 の場合は zip ファイルでインストール ◦ Builder ID / IAM Identity Center が必要 ◦ AWS Documentation MCP Server 連携 ▪ 他にも各種 MCP Server が AWS から提供されている ◦ 詳細は省略 23
  9. ゲーム作りで試してみた • JAWS ミート 2025 の LT 用 ◦ ゲームで体感!Aurora

    DSQL の OCC(楽観的同時実行制御) ◦ https://www.docswell.com/s/hmatsu47/ZJ977V-dsql-game-jawsmt ◦ JAWS ミート 2025 の LT 枠がキャンセルで空く→慌てて準備 24
  10. 事前に決めた構成 • アプリケーションは EC2 上で実行 ◦ フロントエンド:Next.js / バックエンド:Node.js の何か

    ▪ バックエンドは最終的に Hono に落ち着く ◦ Lambda 化も挑戦したが時間切れで断念 ▪ スケール時の起動ラグがゲーム性に影響するので EC2 で正解だった • AWS リソースは CloudFormation で構成 ◦ Aurora DSQL が GA 直後だったので CDK は選択せず ▪ 実は GA 直後に CDK のコンストラクトも出ていた 25
  11. 作業中困ったこと(アプリケーションコード編) • コードが大胆に変更される ◦ 破壊的変更(ちょっと違う意味で) ◦ 画面デザインがダイナミックに変わる(頼んでないのに) • パスしないテストを勝手に打ち切る ◦

    「このテストは通らなくても問題ありません」→問題しかない • 作業ディレクトリの中が散らかる ◦ 修正の都度生成されるテストコードがどんどん増殖 26
  12. 作業中困ったこと(AWS リソース編) • 隙あらば新規 AWS リソースを作成しようとする ◦ 気づいたら同じ利用目的の Dynamo DB

    テーブルが 3 セット作成 されていた • 新しい AWS サービスに対応してくれない ◦ ACM 証明書エクスポートを指示→頑なに Let’s Encrypt で構築 し続ける ◦ このあたりは連携 MCP サーバーの追加でなんとかなりそう 27
  13. それぞれの感想・印象 • GitHub 統合(プレビュー) ◦ まだ最終的な評価はできないが、ほかと比べると使いづらい • Visual Studio Code(拡張機能)

    ◦ 割と頑張って CLI に追従している感あり ◦ WSL が使えない Windows なら、まずはこれを試すと良さそう? • CLI ◦ 普通に使うならこれ 31