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カンファレンススポンサー 外から見るか?内から見るか?
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honchang
December 10, 2025
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カンファレンススポンサー 外から見るか?内から見るか?
honchang
December 10, 2025
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Transcript
カンファレンススポンサー 外から見るか?内から見るか? 2025.11.18
自己紹介 風邪をひきました!!! 皆さん体調管理には気をつけましょう!!! 2
まずは 写真を撮ります!!!! 笑ってください!!!! 2
自己紹介 みなさんこんばんは honchang です! 2025年10月までは Helpfeel にいて 11月からは hacomono にいます。
DevRel Guild の繋がりで 転職したようなものなので この場を借りて感謝を!!! 2 最近は猫アイコンで生きてます
みなさん!!! ここ2年ほどカンファレンスめちゃくちゃ増えていませんか!? 年間の出展計画を立てても新しいカンファレンスが生まれ 新規で予算を確保したり 出展するかどうかの判断をする機会が増えていませんか? 4
本日のおはなし 出展計画にないカンファレンスでも、 それが自分たちの技術領域にマッチしていたら 出したくなる だって人間だもの!!! 4
本日のおはなし じゃあどうするか? • ひとつ! 優先順位をつける • ひとつ! お金を出してくれる人を説得する材料を作る • ひとつ!
予算をとりにいく 今回はわたしが実際にどんな数字を使って 交渉していたかをお伝えします! 4
また!! 運営としてスポンサーメニューを作る時の 苦労もおはなしします! 4
免責事項 本発表はあくまでも個人の見解に基づくものです 所属している団体の公式見解ではないので ご理解のほどよろしくお願いいたします! 5
01 カンファレンス協賛費用に関するアンケート結果 1
アンケート協力の御礼 DevRel Guild のSlackで カンファレンス共催費用についての アンケートを取らせていただきました ご協力ありがとうございました!! 2
結果はこんな感じ 『高いな〜』と感じる水準 150万円以上 予算を通しやすい水準 50万〜150万円 予算確保の前提条件 年間予算の事前確保 最重要視される要素 ブース出展の可否
結果はこんな感じ 『高いな〜』と感じる水準 150万円以上 予算を通しやすい水準 50万〜150万円 予算確保の前提条件 年間予算の事前確保 最重要視される要素 ブース出展の可否 とてもわかる!!!!
02 honchangがやっていたこと ~ Helpfeel時代~ 6
Helpfeel時代の出展検討プロセス 8 RubyKaigi TSKaigi YAPC NLP まず年間の出展計画に合わせて予算が立てられます a11y Tech Conf
その他 Helpfeelに在籍中、上記の予算は全て「採用費」からの支出でした
Helpfeel時代の出展検討プロセス 8 新しいカンファレンスの情報が出ました 新しいカンファレンス出展のためには、 事前に計画していた出展計画を見直し、 トレードオフでの出展許可を取ることが多いです アタラシイ カンファレンス RubyKaigi TSKaigi
YAPC NLP a11y Tech Conf その他 3つ削れば 出せるか…
03 稟議を通すための説得材料 9
説得材料 1, 2: ターゲットと行動 採用費をかけるに値するものだという材料の提示が最重要 1. 採用ターゲットと想定来場者のイメージが合致しているかどうか • 参加者は採用ターゲットになりうるか? •
弊社のアピールポイント(言語、ポジションなど)が出しやすいか? 10
説得材料 1, 2: ターゲットと行動 採用に関連する行動を取るという約束 2. 採用目標(カジュアル面談流入目標) • このカンファレンス出展でカジュアル面談への流入を何件取るか •
採用目標数に合わせて具体的な KPIを設定する 10
説得材料 3: 過去の実績データ 費用対効果を証明するため過去イベントの数値をトラッキング 来場者数 カンファレンス全体の 来場者数(規模感) ブース来訪者数 ノベルティ配布数などから 算出したブースへの来訪者数
カジュアル面談流入 ブース来訪者からカジュアル面 談に繋がった件数 選考実施人数 面談実施後、 実際に選考に進んだ人数 入社人数 イベント起点で入社に 至った最終人数 11
説得材料 4, 5: 社内リソースとトレードオフ エンジニアの得意が生かせるか? 4. 社内エンジニアの適性配置 • スポンサーセッションで話せるテーマを持つのは誰か •
カジュアル面談への引きつけに適切な人材はいるか 12
説得材料 4, 5: 社内リソースとトレードオフ 新しいイベントであれば何ができるのか 5. トレードオフの妥当性 • 元々計画していたイベントとの差分は何か •
費用対効果の違いを具体的に提示する 12
説得材料 6, 7: 運営チームとコミュニティの熱量 完全新規イベントの場合は「人」にも注目していました 6. 運営チームの評価 運営に在籍している人の影響力・実績 過去に運営した他カンファレンスの実績・評判 7.
SNSでの注目度 SNSでイベントについて言及している人の多さ 期待値の高さ=注目度の高さを測る 13
稟議がNGとなる要因 面白そうでも、会社利益とリソース問題が優先される 【NG要因1】 採用ターゲット層と参加者層のミスマッチ (例: マネージャーレイヤーの採用なのに学生・初心者層がメイン) 【NG要因2】 交通宿泊費の問題 (相性の良いエンジニアが開催地から遠方のメンバーばかりの場合) 【NG要因3】
特定メンバーへの負担の偏り (東京開催が多く、都内メンバーの業務に支障が出る可能性) 14
稟議がNGとなる要因 所属するエンジニアの希望や面白そうなコンテンツがあっても 会社にとっての利益とリソースを優先しないと稟議は通らない 14
稟議がNGとなる要因 あたりまえのことですが これが続くと心が折れるんですよね 14
04 hacomonoの場合 17
hacomonoに聞く:スポンサー戦略の要点 honchangはまだ実践していないのでりゅーほさんに聞きました Q. hacomono技術広報の年間予算の立て方は? A. 年間予算を作成するタイミングで、出展先をあらかじめ決めています。 • 昨年の実績 • 今年強化したい採用領域・技術領域
• 今後会社としてプレゼンスを高めたい分野 (例:AI、プロダクトエンジニア領域、 ToC領域 ) これらをもとに スポンサー費用・ブース費用・登壇者の交通費などを まとめて年間予算として提出しています。(裁量ある程度モッテル) 18
hacomonoに聞く:スポンサー戦略の要点 Q. 予算確保のための材料は? A. • 参加者の属性(職種・レベル感・来場者が誰か) • 登壇者の傾向 / 採択されたプロポーザルの内容
→ 会社として共感できるテーマか? • 全体の参加人数・規模感 • 我々が取りたい認知・採用ブランド戦略との整合性 これらを整理し、 「このカンファレンスに出ることで、どのように認知を獲得し、 プレゼンスを上げられるか」を結論づけて上進します。 18
hacomonoに聞く:スポンサー戦略の要点 Q. スポンサーする際の譲れない点は? A. 登壇機会が得られること 単なるブース出展だけではなく、 hacomonoのエンジニアや挑戦を知ってもらう “ストーリーの場 ” があることを重視しています。
• エンジニアの技術挑戦 • プロダクト開発の裏側 • プラットフォームの思想 これらを“語れる場”があるカンファレンスには 積極的に投資したい考えです。 18
hacomonoに聞く:スポンサー戦略の要点 Q. 運営に期待することは? A. • 運営からのレスポンスの早さ • 終了後のフィードバックやデータ提供 • 運営の皆さんの雰囲気(笑顔)
メール・Slackでの連絡がスピーディであったり、終了後に 来場者数などのレポートをいただけると改善サイクルを回しやすいです。 一番大事なことですが、 運営の方々が楽しそうだと、 スポンサーとしても一緒に良いイベントを作る一体感が生まれて、 こちらも元気になります! • 荷物返送時の送り状が自社で持ってきたものが使えるようにしてもらえる と嬉しいw by りゅーほさん 18
05 スポンサー企業として期待していたこと 21
スポンサーとして期待すること 採用費を使う上で説明責任が果たせる状態になって欲しい ※Helpfeel時代 ブース来訪者の増加 カジュアル面談流入の起点 カンファレンス 全体の盛り上がり カンファレンスの継続性 継続して出展できる状態 15
honchangから運営への期待 カンファレンスそのもの、ブースへの来訪などを含め参加者体験を高めてほしい 企業としての希望 • ブースへの来訪者を増やしたい • スポンサーセッションへの参加 者を増やしたい • カンファレンス内外での企業名
の広報をしてほしい 希望に伴い運営に期待しているアクション • カンファレンス自体の広報・集客活 動を頑張ってほしい • ブースエリアに参加者が来やすい 動線設計や施策を行ってほしい • SNSなどでスポンサーについての発 信を強化してほしい 16
スポンサー側視点のまとめ 多くのスポンサーは年間で予算を抑えているため 新しいカンファレンスを開催しスポンサーを募る場合は • おおよその来場者数イメージ • ターゲットとしている来場者のイメージ • スポンサー企業と来場者のタッチポイントがどこにあるか などの情報があると嬉しい
かつ、協賛金額は 100万円以下だとなお嬉しい( by honchang) 19
🙌 ここまででわかる〜〜〜ってなった人は 『わかる〜〜〜』 ってポストしてください! ちょっと同意できないぜ!って方は あたたかい笑顔で後半を見守っていてください!! 20
06 カンファレンス運営側の話 21
ここからは 22 カンファレンス運営側の話をします。 honchangは主にTSKaigi、エンジニアがこの先生き残るためのカンファレン ス、フロントエンドカンファレンス関西などに出没します。 重ねますが各団体の公式見解ではありません!!! honchang個人の考え、感想です。
運営側の予算策定 まず大まかにどんなことにお金を使うか考えます 22 • 会場費 • 懇親会費用 • 会場装飾 •
ノベルティ費用 • ランチ費用 • おやつやコーヒーなどの費用 • 設備費用 • etc
流れとしてはこんな感じ 1 必要な項目の洗い出し 2 ざっくり必要な予算の総額を出す 3 ブース出展可能数を決め、スポンサープランの上限数を確定する 4 費用を分配しながらメニューを組む 22
簡単に言っていますが 3,4がむずい 運営側が考える理想と現実のバランス 理想 • スポンサー 1枠3桁万円にはできるだけ乗せたくない • ブースはできるだけいっぱい作りたい •
セッション時間もしっかりとりたい 23
簡単に言っていますが 3,4がむずい 運営側が考える理想と現実のバランス 現実 • 部屋数や面積を取ると会場費が高くなりがち • 結果的にスポンサー費用も高額に • メインセッションを優先するため、スポンサーセッションは昼食時やメイン
ルーム以外になりがち 23
運営を経験することで スポンサー企業として • 「スポンサー費用たっか!」 • 「ブースエリア端っこじゃん!」 • 「スポンサーセッションをメインセッションの裏に 配置するのヤメテェ!!!」 みたいなことを言うの、少しだけ抑えようと思いました。
23
あとはすごく細かいですが 景品表示法との戦い 24 カンファレンス運営目線でこんな大変なことがあります ブーススタンプラリーで全て集めた人にくじ引きを行ってもらう場合 懸賞の金額上限を総売り上げの 2%以内とする、といった制限があります
あとはすごく細かいですが 一例 24 例えばチケットが 6000円、300名来場の場合 総売り上げ: 180万円 懸賞上限金額: 4万円
あとはすごく細かいですが 景品表示法との戦い 24 4万円で300名分の何かしらを準備するのって 結構大変じゃないですか!?????
法律は大事 24 そういうことです。
お金は大事ですが 24 • たくさんお金が集まればいろんなことができるようになる。 • たくさんお金を集めすぎて余剰が出過ぎても困る。 • たくさんお金が集まっても使い方には制限がある。 運営側を経験してそうだったのか〜と思うことが増えました。 視野を広げる意味でも
カンファレンススタッフ経験はプラスになりました!!!
今後の出展予定 24 hacomonoは今後下記のカンファレンスに出展予定です! 次は!!!体調を万全にしていきます!!!! • 11月21日 アーキテクチャカンファレンス 2025 • 12月11日
Product Engineer Night #11 • 12月16日 AI Engineering Summit Tokyo 2025
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