2018年6月に出版された「Kivyプログラミング ―Pythonで作るマルチタッチアプリ― (実践Pythonライブラリー)」の紹介です
書籍紹介「Kivyプログラミング ―Pythonで作るマルチタッチアプリ― 」2018/08/08 オカザキ
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自己紹介• オカザキ• 職業:プログラマー• http://twitter.com/dario_okazaki• Kivyの公式マニュアルの翻訳を有志でしてました(https://pyky.github.io/kivy-doc-ja/)• PyconJP2017 トーク「Kivyによるアプリケーション開発のすすめ」
今日紹介する書籍• 朝倉書店• ページ数:184• 定価:3200円• 2018年6月発売• https://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12896-3/• https://www.amazon.co.jp/dp/4254128967KivyプログラミングPythonで作るマルチタッチアプリ
Kivy• https://github.com/kivy/kivy• Kevyはキウイを食べる鳥の事• Starの数は7863• 最新は1.10.1(2018年7月リリース)• Raspberry Pi ,android , iosを含めたクロスプラットフォームのPython製GUIライブラリ
「KivyプログラミングPythonで作るマルチタッチアプリ」はどんな内容か?
最終的につくれるもの• マッチメーカーと魔法陣パズル• 基本的なGUIアプリ• ボタンを押して動作する• 画面に入力する• 複数の画面遷移
対象読者• PythonのGUIでこれからやってみたい人• Kivyの公式サイトを見て挫折した人
良い点• Pythonの文法的な説明はない• 日本語で書いてある点• タイマーなど機能ごとで載っていることは丁寧• ボタンを配置して動かすアプリをどう作成するがわかる• Kivyの基本的な全体の機能がわかる• 章ごとに簡単な練習問題があるので手を動かして理解を深めることができる• 主要な各APIリファレンスのリファレンスがある• Recycle Viewの説明がある• Kv Languageの説明もある• ios andorodアプリ化の説明もある• 著者はAppStoreに実際のKivy製のアプリをリリース経験あり• アプリ化は色々変わるので最終的には調べる必要あり(著者曰くおまけ)
個人的によくないと感じた点• 電子書籍がない• sampleが少し少ないかな・・・• 絶対座標と相対座標の説明が少ない• Kv Languqgeの書き方で困るかも• Kvに関しては先月大きな変更のプルリクが出ていてアプセクトされると書き方が大きく変わる可能性あり• アプリ化の説明はあるがexe化の説明がない• 日本語入力の話はちゃんと書いた方がよいかも
まとめ• Kivyの本は日本では過去2冊(今回を入れると3冊目)ていますが今回の本がKivyに関して一番ちゃんと説明されていると思いました。• この本を読んで手を動かせばKivyの簡単なGUIアプリケーションはすぐ作れるようになると思います
おまけ• 本書籍を書いた作者@haraguchi_ouc さんが作ったKivyでのブロック崩し• https://twitter.com/haraguchi_ouc/status/1022738891726446594• pythonが80行、kvが40行程度で作成。• 公式のチュートリアルとこの書籍を読めばこんなこともできます