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プロダクトチームが挑むユーザー価値の計測と開発生産性
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okeicalm
April 16, 2025
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プロダクトチームが挑むユーザー価値の計測と開発生産性
okeicalm
April 16, 2025
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Transcript
プロダクトチームが挑む ユーザー価値の計測と 開発生産性 株式会社マネーフォワード 大阪開発拠点長 大倉 圭介
大倉 圭介 @okeicalm • 2019年9月にマネーフォワードにジョイン • 会計プロダクトの開発チームのマネジメントを担当 •
Findy Team+はリリース当初から利用 • 趣味はテニスと音楽
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主要サービス・部門 ・利用者が1,664万人を突破! ・家計簿アプリ・資産管理アプリの 認知率・利用率・利用経験率 No.1※ 金融機関を中心とした クライアントとサービスを共創する部門 地域金融機関を通じて 地域の中小企業に提供している、 業務DXサービス『Mikatano』や、
バンキングアプリ『BANK APP』 などを提供 金融機関口座やクレジットカードなどを 連携するだけで、自動でお金の管理が できる、家計簿・資産管理アプリ ・課金顧客数が35万を突破! ・クラウド会計ソフト満足度No.1※1 ・SaaS給与管理シェアNo.1※2 経理財務、人事労務や法務といった 手間のかかる作業を効率化する SaaS型プラットフォームサービス ※調査委託先:株式会社マクロミル 回答者:20代〜60代の家計簿アプリ利用者1,034名/20代〜60代の資産管理アプ リ利用者1,035名 調査期間:2023年9月11日〜2023年9月12日 調査手法:インターネットリサーチ ※1 2021年3月自社調べ ※2 出典:ITR「ITR Market View:人事・給与・就業管理市場2023」SaaS型給与管理市場 ベンダー別売上金額推移お よびシェア(2021〜2022年度予測) 法人向け 個人向け 金融機関向け
マネーフォワードと開 発生産性
Four Keys 採用の背景 開発組織が拡大する中、経営の観点から開 発の生産性についても可視化して改善をし ていく必要性が増してきた CTO及びVPoEによってDORA メトリクス (Four Keys)
を全社の定量指標として採用 することが2022年11月に意思決定された
Why Four Keys • SaaSにとってDeliveryは重要な要素 • Four Keysでは測定した数値の評価基 準が示されている •
Four Keysは4つの指標を全て改善する 必要があり、ハックすることが難しい
Four Keys 採用後の状況 Four Keysの採用後、各プロダクトチーム にて指標の改善に注力した Four Keysについては、よく研究されてい て実施すべき対策が明確であり、多くの チームで改善が進んだ
しかし...
Four Keys だけでは全てカバーできない • Four Keys はエンジニアリングチームの生産性に関する指標 ◦ Four Keys
にもとづく改善活動が開発プロセスやワークフローの改善に関する取り組みが中心と なっており、開発者個人の活動に即したものが少ない • 経営管理の観点から売上に対してどれだけ貢献できているか、ROIという観点での 開発生産性の可視化は引き続き課題
詳細はこちらのブログをご覧ください https://moneyforward-dev.jp/entry/2024/03/07/090000
アウトカム指標設定の難しさ • ROIを計測する上で、投資に対してのリターンとなるアウトカムを定義する必要があ る ◦ アウトカムはアウトプット指標であり設定は難しい ... • 改善する指標はインプット指標にフォーカスするべきという意見もある ◦
参考: Focus on the inputs, measure the outputs ◦ https://www.factoftheday1.com/p/january-17-focus-on-the-inputs-measure
今後に向けて 指標を複数の次元から取得することの重要性も強調されている • 個人(開発者一人一人のパフォーマンスや体験) • チーム(チーム全体の協力や成果) • システム(全体のプロセス。例えばコードの作成からデプロイまで) Next
Actionとして、実運用のために生まれたDX Core 4にトライしようとしている
詳細はこちらのブログをご覧ください https://moneyforward-dev.jp/entry/2024/12/20/090000
マネーフォワード クラウド会 計Plusの事例
プロダクト概要 チーム規模の推移 会計Plusとは 開発プロセス 成長企業のための 内部統制を備えた会計SaaS Scrum → LeSS 1チームから
他チームでのスクラムへ グローバル化も推進中 プロダクトの状況 最初のマーケットでPMF達成 新たなマーケットへ挑戦
チームの基本的な構成
ROI
Dual Track Agileの実践 • Why / Whatを探索するためのDiscoveryの プロセスとWhat / Howを実現するDelivery
のプロセスの両輪が回る状態を目指している • いかに事業価値(アウトカム)の高い機能を早 く・安くDeliveryできるかが生産性となる • 結果数値としてARR(Annual Recursive Revenue)の成長率をみている
Discoveryプロセスの生産性について • North Star Metricsを利用してアウト カムの可視化を試みている • 会計Plusでは特定営業日以内で月次 業務を締めることができた事業者数を 指標としている
• アウトカムが明確になることによって 開発チームの認知的負荷を下げるこ とも期待している 実際のNorth Star Metrics
Discoveryプロセスの生産性について • データダッシュボードでKPIが確認できる 状態を作り、機能リリース後の効果測定 を実施 ◦ ここで設定するKPIは全てNorth Star Metricsに繋がっている •
利用ユーザーと購入の意思決定者が異 なる場合も多いため、失注理由も要因別 にカウントして優先順位の判断、及び効 果測定に活用している データダッシュボード
Deliveryプロセスの生産性 • 生産性指標としてFour KeysとFindy Team+のサイクルタイムを主に活用 ◦ 約3年前にFeature Flagを導入してから大きく改善 ◦
プランニングの精度向上やレビューボトルネックの解消など、レトロスペクティブを通じたプロセス改 善によって数値を改善 • AIテクノロジーの活用 ◦ チーム横断でAI活用ギルドを設立し、ナレッジの蓄積、共有を行っている ◦ GitHub CopilotやCursorなどを利用したコーディングだけではなく、 SDLC(ソフトウェア開発ライフ サイクル)の中でAIに置き換えられるポイントを探し、実験を繰り返しながら効率化を実現
Deliveryプロセスの生産性 • 生産性の向上を実現するための技術的負債の返却 ◦ レガシーフロントエンドからの脱却、及び非機能要件の向上がリリース以降、大きな課題であった ◦ アウトカム指標、及び ARRを成長させるための仮説ができたタイミングで先回りした負債の返却をプ ロダクトマネージャに打診
◦ 想定効果について議論の上、数年がかりの大規模な技術的負債の返却プロジェクトをスタートし、推 進している ▪ 参考: 技術的負債の返却をスクラムで : 会計SaaSの開発チームの挑戦の軌跡 https://speakerdeck.com/okeicalm/ji-shu-de-fu-zhai-nofan-que-wosukuramude-hui-ji-saasnokai-fa-timunotiao-zhan-nogui-ji
目標設定における認知的側面の改善 • 開発組織の目標設定の際、必ずゴールをアウトカムベースで設定 ◦ XX機能をいつまでにリリース、というゴール設定にしない ◦ 各Epicの開発においてアウトカムを達成するためにスコープを調整し続けてコスパの良いソリュー ションを考えるモチベーションが生まれる
▪ 価値のないものをリリースしても意味がない、というマインドセットの醸成 ▪ プロダクトマネージャ、デザイナー、エンジニアが協働で課題解決に当たれる • 併せて開発生産性指標の改善目標も設定することで、チームがアクションを取りや すい、投資しやすい環境を作っている
まとめのようなエントロピーの話 エントロピーが自然と増大していくように 放っておくと開発はどんどん遅くなっていく = 生産性が下がっていく 開発スピードを保つ、早くする = 生産性を高めるためには
常にエネルギーを加え続ける必要がある 短期的には正しそうなことでも、エントロピーが増大する方向の 取り組みについては適切なエネルギーを加えて軌道修正し、中長期的な生産性の維持向上を 実現していかねばならない(という仮説を持っている)
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ご清聴ありがとうございました!