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最適なAWS環境を作るために~AWS Well-Architected Framework活用...

Oshima
March 26, 2024
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最適なAWS環境を作るために~AWS Well-Architected Framework活用のポイントと具体的行動~

Oshima

March 26, 2024
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    2 自己紹介 ログ記録 名前: 大島雪乃 経歴: 株式会社アイディーエス サニークラウド事業部 好きなもの: 猫とビール 好きなAWSサービス: AWS Organizations
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    3 Agenda 01. アンチパターン 02. アンチパターンに対しての解決策 03. 具体的な設定例のご紹介 ログ記録
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    ログ記録 アンチパターン • 必要な場合に備えて、あらゆるタイプのログを保存する。 • ログが永久に保存される、またはすぐに削除される。 • 誰でもログにアクセスできる。 • 必要な場合にのみログ整合性をチェックする。 • ログガバナンスと使用について、手動プロセスのみに依存する。
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    ログ記録 アンチパターンに対しての解決策 • 必要な場合に備えて、あらゆるタイプのログを保存する。 →セキュリティ要件に合わせたログを取得する • ログが永久に保存される、またはすぐに削除される。 • 誰でもログにアクセスできる。 • 必要な場合にのみログ整合性をチェックする。 →適切なログ保持期間・アクセス権限を識別する • ログガバナンスと使用について、手動プロセスのみに依存する。 →適切な保持とライフサイクルポリシーを使う
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    ログ記録 –アンチパターンに対しての解決策- セキュリティ要件に合わせたログを取得する AWSのサービスのログ 環境に合わせたログ 取得するログの種類 ログ名 CloudTrailログ(AWS) VPCフローログ(AWS) ALBアクセスログ(AWS) /var/log/message(OS) /var/log/secure(OS) 監査ログ(アプリ) アクセスログ(アプリ)
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    適切なログ保持期間・アクセス権限を識別する ログ名 保管期間 CloudTrailログ(AWS) 1年 VPCフローログ(AWS) 1か月 ALBアクセスログ(AWS) 半年 /var/log/message(OS) 1年 /var/log/secure(OS) 1年 監査ログ(アプリ) 1年 アクセスログ(アプリ) 1年 AWS Cloud S3 S3 Backet Backet Policy ログ記録 –アンチパターンに対しての解決策-
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    適切な保持とライフサイクルポリシーを使う S3 Standard S3 標準-IA ログファイルA アップロード 0日 90日 180日 365日 ログファイルA の削除 アクセス頻度の高い ファイル向け アクセス頻度が低いが すぐに取り出す必要 があるファイル向け アクセスがほぼなく、 即時取り出しを必要 としないファイル向け S3 Glacier Flexible Retrieval ログ記録 –アンチパターンに対しての解決策-
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    ログ記録 アンチパターンに対しての解決策 • 必要な場合に備えて、あらゆるタイプのログを保存する。 →セキュリティ要件に合わせたログを取得する • ログが永久に保存される、またはすぐに削除される。 • 誰でもログにアクセスできる。 • 必要な場合にのみログ整合性をチェックする。 →適切なログ保持期間・アクセス権限を識別する • ログガバナンスと使用について、手動プロセスのみに依存する。 →適切な保持とライフサイクルポリシーを使う
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    ログ記録 設定例のご紹介 CloudTrailの監査証跡をS3に保存 AWS Cloud AWS CloudTrail S3 Cloud Trailのログの 最大保管期間は90日 ・最大保存期間を1年にする ・ライフサイクルポリシーの 設定 ・編集の禁止権限 ・全員からの削除不可権限 ログ格納
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 CloudTrailの証跡とS3バケットの作成 S3のデータイベント(変 更/削除/追加)を記録する ログ
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    CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3バケットにログが格納されていることを確認 ログ記録 –設定例のご紹介-
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3のライフサイクルの設定
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3のライフサイクルの設定 S3 Standard 0日 90日 S3 Glacier Flexible Retrieval 365日 削除
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3のライフサイクルの設定
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3バケットポリシーの設定 { "Sid": "ReadOnly", "Effect": "Deny", "Principal": { "AWS": "*" }, "Action": "s3:DeleteObject", "Resource": "arn:aws:s3:::aws-cloudtrail-logs-123456789012 -6cbd7c96/*" }, { "Sid": "ReadOnly2", "Effect": "Deny", "Principal": { "AWS": "arn:aws:iam::123456789012:user/test" }, "Action": "s3:PutObject", "Resource": "arn:aws:s3:::aws-cloudtrail-logs-123456789012-6cbd7c96/*“ } 全てのアカウントで オブジェクト削除禁止 Testユーザーは オブジェクトへの 書き込み禁止
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3バケットポリシーの設定確認
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    ログ記録 –設定例のご紹介- CloudTrailの監査証跡をS3に保存 S3バケットポリシーの設定確認
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    ログ記録 アンチパターンに対しての解決策 • 必要な場合に備えて、あらゆるタイプのログを保存する。 →セキュリティ要件に合わせたログを取得する • ログが永久に保存される、またはすぐに削除される。 • 誰でもログにアクセスできる。 • 必要な場合にのみログ整合性をチェックする。 →適切なログ保持期間・アクセス権限を識別する • ログガバナンスと使用について、手動プロセスのみに依存する。 →適切な保持とライフサイクルポリシーを使う