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スライド合同勉強会__31-Mar-2023-132210_.pdf
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Ryuichi Hirabayashi
March 31, 2023
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スライド合同勉強会__31-Mar-2023-132210_.pdf
Ryuichi Hirabayashi
March 31, 2023
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Transcript
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 新規事業開発でのクイックな 仮説検証のためにやってきた4つのこと
平林 竜一 2022年 株式会社Relicに新卒デザイナーとして入社。 UIデザイン、プロトタイプ開発を行うプロジェクトに参加。 最近noteをはじめました! “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 01|自己紹介
Relicのスタートアップスタジオ。 事業を立ち上げる際の課題を解決するための仕 組み、起業に必要な環境を提供する。 【第1号案件】株式会社RUFU 事業展開に向けて、事業アイディアの を行う。 仮説検証 仮説検証に使う プロトタイプ作成を行う。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック”
02|今回の取り組みについて...1 数件ほどユーザーインタビューに参加。 チーム全体では3ヶ月でトータル80件くらい...!
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 03|今回の取り組みについて...2 デザイナー ディレクター D このアイディアを プロトタイプにしたいです! このアイディアを プロトタイプにしたいです! 完成したら検証へ...
検証の目的等を説明 フィードバック ヒアリング プロトタイプの作成
なぜ仮説検証が必要か? 限られたリソースや、制約の中、より最小限のコストで 仮説検証を繰り返しながら、仮説の精度を高めていく必要がある。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 04|仮説検証とは?
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 05|仮説検証とは? 検証で明らかにしたいことは何か? we 価値仮説:「ユーザーはどのような人で、何に価値を感じる人なのかw ge 課題仮説:「そのユーザーが抱えている課題は何かw te ソリューション仮説:「課題に対して、どのようなソリューションが有効か」 https://goodpatch.com/blog/before-prototyping
デザイナーが仮説検証で考えたいこと 仮説の精度・ 再現度を上げる 仮説検証時の 優先度決め 検証時のユーザーフローを想定して、 想定シナリオを言語化しておく。 一番検証したいポイントはどこなのか?を決 めて、そこに多くのリソースを割く。 プロトタイプに対して、具体的な反応、確度
の高い回答が出るプロトタイプをつくる。 事業アイディアのコアとなる部分について ヒアリング、ドキュメントを読み込む。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 06|検証でやりたいこと
デザイナー目線、 ユーザー視点から 考慮する 言語(仮説) ↓ 非言語化 ユーザー視点を持って、そもそもこの機能や ソリューションが適切か確認する。 要望、要件は言語されているが、具体的な ビジュアルイメージは忘れがち。
誰もがイメージできる最低限のラインまで デザインする。 言語をイメージに変換するためのリファレン スを集める、その擦り合わせを行う。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 07|検証でやりたいこと デザイナーが仮説検証で考えたいこと
ケース1: リファラルマーケティングサービス サービス、製品の紹介を促進する広告バナーが出現する。 表示されてからSNSに公開するまでのプロトタイプ 友達紹介キャンペーン 友達が新規アカウント作成すると を いつもNotionをご愛用いただき ありがとうございます。 Notionを紹介して特典がもらえる
キャンペーンに参加しませんか? Notionを紹介する 友達紹介キャンペーン 友達が新規アカウント作成すると を いつもNotionをご愛用いただき ありがとうございます。 Notionを紹介して特典がもらえる キャンペーンに参加しませんか? Notionを紹介する Notionを紹介する
仮説の精度・再現度を上げる 仮説検証時の優先度決め 仮説の精度を高める上で重要なのが、プロトタイプ上でのユーザー体験。 現在動いているデモでは「スタート〜ゴール」までのステップが冗長だった。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 09|プロトタイプ:ケース1
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 10|プロトタイプ:ケース1
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 11|プロトタイプ:ケース1 不要なフローを整理して、新たに作成した ユーザーフローをもとに、プロトタイプを作成する。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 12|プロトタイプ:ケース1 仮説の精度・再現度を上げる 試験運用の際、ユーザーがなぜ反応しないのか? すぐに離脱するかがわからなかった。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 13|プロトタイプ:ケース1
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 14|プロトタイプ:ケース1 ユーザーインタビューを行い、彼等の「行動、発言」を細かくメモ。 そこから見えた「ユーザー課題」「気づき」を共有。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 15|プロトタイプ:ケース1 言語→非言語 デザイナー目線、ユーザー視点から考慮する デザインの観点から「なぜ注目されないのか?」と聞かれた時、 自分でリファレンスを調べたり、持っていないといい議論ができない。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 16|プロトタイプ:ケース1
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 17|プロトタイプ:ケース1 リファレンス集めを行い、なぜいいのか?ダメなのか?について批評する。 比較対象、分析対象から次の検証に向けて修正していく。
ケース2: ファンマーケティングサービス 自社製品を使用するインフルエンサー、一般ユーザーに対して、 ギフティングを行ったり、SNSでのアクティブ履歴を確認するプロトタイプ
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 18|プロトタイプ:ケース2 仮説の精度・再現度を上げる 言語→非言語 複雑な機能、仕様などの場合、言葉による説明だけでは プロトタイプのイメージがわかない。 メンバー間でも認識齟齬が起きる可能性が高かった。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 19|プロトタイプ:ケース2
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 20|プロトタイプ:ケース2 デザイナー以外もワイヤーを作成し、検証したい機能やデザインについて デザイナーとディレクターの双方向で決めていった。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 21|プロトタイプ:ケース2 デザイナー目線、ユーザー視点から考慮する 言語→非言語 ラフはスピーディーに作ることができるので、初期段階はそれでいいが、 検証に向けて、何を表示するか?特徴を出したい部分についてピンとこない。
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 22|プロトタイプ:ケース2
“エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 23|プロトタイプ:ケース2 機能的な部分については説明で補足してもらい、足りない部分はこちら側で 提案することで、検証時のイメージと近づけていく。
振り返り 仮説の精度・ 再現度を上げる 仮説検証時の 優先度決め デザイナー目線、 ユーザー視点で 考慮する 言語(仮説) ↓
非言語化 ・今回の検証では、全ての検証工程にコミットできていたわけではない。 ・検証時のキャッチアップや、認識合わせに時間はがかかる。 ・検証目的を聞いただけでヒアリングを終えず、定期的に認識を合わせな がら、デザイナー/ユーザーの立場を意識してコミュニケーションする。 “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 24|まとめ
ご清聴ありがとうございました “エンジニア、ディレクターと共に仕事を進めるためのデザイナー的コミュニケーションハック” 終わり