Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
現在地から始まる物語:位置情報アプリ開発の冒険
Search
riataso
April 29, 2025
Programming
56
1
Share
現在地から始まる物語:位置情報アプリ開発の冒険
riataso
April 29, 2025
More Decks by riataso
See All by riataso
SwiftUIのアニメーション_ちょっと触ってみた話
riataso_kebin
0
18
Other Decks in Programming
See All in Programming
2026年のソフトウェア開発を考える(2026/05版) / Software Engineering Scrum Fest Niigata 2026 Edition
twada
PRO
21
11k
AI時代のエンジニアリングの原則 / Engineering Principles in the AI Era
haru860
0
1.1k
【26新卒研修資料】TDD実装演習
dip_tech
PRO
0
170
エラー処理の温故知新 / history of error handling technic
ryotanakaya
7
1.8k
WebAssembly を読み込むベストプラクティス 2026年春版 / Best Practices for Loading WebAssembly (Spring 2026)
petamoriken
5
1.1k
when storing skills in S3 file
watany
3
1.3k
実用!Hono RPC2026
yodaka
2
300
How We Practice Exploratory Testing in Iterative Development( #scrumniigata ) / 反復開発の中で、探索的テストをどう実施しているか
teyamagu
PRO
3
720
サークル参加から学ぶ、小さな事業の回し方
yuzneri
0
130
Programming with a DJ Controller — not vibe coding
m_seki
3
790
サプライチェーン攻撃対策「層を重ねて落ちない壁」を10日間で組み上げた話 #TechLeadConf2026
kashewnuts
1
210
Structured Concurrency, Scoped Values and Joiners in the JDK 25 26 27
josepaumard
1
140
Featured
See All Featured
Paper Plane (Part 1)
katiecoart
PRO
0
7.2k
The AI Revolution Will Not Be Monopolized: How open-source beats economies of scale, even for LLMs
inesmontani
PRO
3
3.4k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
250
1.3M
My Coaching Mixtape
mlcsv
0
120
How to Ace a Technical Interview
jacobian
281
24k
Groundhog Day: Seeking Process in Gaming for Health
codingconduct
0
170
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.2k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
0
220
Music & Morning Musume
bryan
47
7.2k
The Curious Case for Waylosing
cassininazir
0
340
30 Presentation Tips
portentint
PRO
1
290
Transcript
現在地から始まる物語:位置情報アプリ開発の冒険 2025/04/26(土) Nagoya.swift #1
自己紹介 riataso ・入社3年目のクラウドエンジニア(23年入社) @riataso_kebin ・リモートはじめてから1年で体重10kg増え ました
目次 ・位置情報を使ったアプリの種類 ・位置情報とは ・iOSアプリで位置情報取得する方法と実装例 ・パフォーマンスとバッテリー消費の最適化
みなさんは位置情報を 使ったアプリを普段利用していますか?
位置情報を使ったアプリはたくさん存在します。 ・歩きながらできるゲーム ・配送アプリ ・地図、ナビゲーションアプリ ・天気アプリ ・SNS
位置情報を使ったアプリを作る中で学んだ、 基本的な概念から実践的な活用方法までご紹介します。
位置情報とは 位置情報の基本は「緯度(Latitude)」と「経度(Longitude)」という2つの数値 地球上のどこにいても、この2つの数値があれば位置を特定できる。 名古屋市市政資料館の場合 (愛知県名古屋市東区白壁1丁目3番地) 画像はGoogle Mapsから (35.1812666,136.9103417)
CLLocationManagerクラスを利用することで取得することができる。 iOSアプリで位置情報を取得する方法 CLLocationManagerとは iOS、macOS、watchOSなどのAppleプラットフォームでロケーションサービスを管理す るための中心的なクラスです。 このクラスを使用して、位置情報関連の機能を設定、開始、停止することができます。 引用: https://developer.apple.com/documentation/corelocation/cllocationmanager
・ユーザーの現在位置の追跡 ・コンパスによる方角情報の提供 ・地理的な領域の監視 (ユーザーが特定の領域に入った・出たときのイベント生成) ・Bluetoothビーコンとの距離測定 CLLocationManagerでできること
・ユーザーの現在位置の追跡 ・コンパスによる方角情報の提供 ・地理的な領域の監視 (ユーザーが特定の領域に入った・出たときのイベント生成) ・Bluetoothビーコンとの距離測定 CLLocationManagerでできること 身近でよく使われている、ユーザーの現在位置の追跡に関して実装例を紹介します。
CLLocationManagerの導入例 ・importでCoreLocationを追加します。 ・NSObjectを継承・CLLocationManagerDelegateプロトコルを採用した Classを作成する。 ・CLLocationManagerのインスタンスを作成する。 ・locationManager.delegateの設定 ・(位置情報の使用許可リクエスト) ・(位置情報の取得開始)
位置が変わった・エラーが起きたなどのイベントが発生したときに、その通知を 受け取る「受け取り役」を設定するプロパティです。 CLLocationManager.delegateとは CLLocation.delegateを設定するとどうなるか?
・位置情報が更新された場合 (例)最新の位置情報をもとにマップを更新する。 ・位置情報の取得に失敗した場合 (例)ユーザーにエラーで取得できなかったことを通知 ・位置情報サービスの認証状態が変わった場合 (例)認証が不足している場合、ユーザーに再度有効化してもらう通知 delegateを設定すると以下のようなメソッドが呼ばれるようになります。 ※デリゲートメソッドは自分で実装する必要があります。
位置情報の使用許可について 位置情報は個人情報となるため、アプリは位置情報サービスへのアクセスを使 用する際にユーザーから明示的な許可が必要 ユーザーへの許諾申請画面
・info.plistにキーの追加・位置情報を使用する理由をValueに記載します 位置情報の使用許可設定 Location When In Use Usage Description・・・アプリがフォアグラウンドの時のみ位置情報を使用する場合 Location Always
and When In Use Usage Description・・・アプリがバックグランドでも位置情報を使用する場合
位置情報アプリを利用している時に バッテリー消費が早いと感じたことありませんか?
位置情報を使ったアプリでは、用途に合う取得設定を設定していない場合、過剰なバッテ リー消費や不十分な位置精度によりユーザー体験が損なわれます。 アプリの目的に最適化された設定を選択することが重要になります。 ユーザー体験が損なわれる要因 ・位置情報の取得頻度 ・位置情報の取得精度 ・位置情報の取得方法
CLLocationManagerでは、distanceFilterを設定することで頻度を調整できる。 位置情報の取得頻度 distanceFilterとは 位置の更新が生成されるためにデバイスが移動しなければならない最小距離 (メートル) ※デフォルトは0のため設定していない場合、常に位置の更新が生成される
位置情報の取得精度 desiredAccuracyを設定していない場合 CLLocationManagerではdesiredAccuracyを設定することで精度を調整できる。 ※kCLLocationAccuracyBestがデフォルトで設定されます
・一度のみ位置情報を取得する ・フォアグラウンドで継続的に位置情報を取得する ・バックグラウンドで継続的に位置情報を取得する 位置情報の取得方法 電力消費量は:フォアグラウンド<バックグラウンド ・バックグラウンドは必要最低限とする ・常に位置情報を更新しつづけるのでは状況に応じて停止する
用途にあった取得精度・頻度・方法を調整することで、 バッテリーの消費量を抑えることができ、より安定したサービスを提供できる。
・iOSアプリで位置情報を取得する際にはCLLocationManagerを使って取得することが できる ・位置情報のアプリを作成する際には適切な取得設定をすることが大切 まとめ