アウトカムにコミットするプロダクトエンジニアリング

Product Engineering Night #10 〜10月号〜 で登壇した際の資料です。
https://product-engineer.connpass.com/event/371322/

チーム全員で探索から行う取り組みを具体例を交えて紹介しています。

Transcript

1. 2025/10/23　株式会社タイミー 馬塲 俊弥 アウトカムにコミットする プロダクトエンジニアリング @__sbaba
2. 目次 • はじめに • アウトカムとこれまでの経験 • チームでの取り組み • まとめ
3. 1 はじめに
4. Copyright © Timee All Rights Reserved 4 タイミーとは 

5. Copyright © Timee All Rights Reserved 5 タイミーの特徴 

6. Copyright © Timee All Rights Reserved 6 導入実績 

7. Copyright © Timee All Rights Reserved 7 導入企業の例 

8. 自己紹介
9. ・東京都あきる野市出身 ・ディズニー映画と筑前煮が好き ・近所の家系ラーメン屋の味のブレが大き く、今後必ず濃いめで頼むという不健康な意 思決定をしました 2020 Web系スタートアップ 2022 人材系ベンチャー 2025 株式会社タイミー 馬塲 俊弥 (Baba Shunya) エンジニアリング本部 バックエンドエンジニア
10. 2 アウトカムについてと これまでの経験
11. 「アウトカム」という言葉を聞いてどんなイメージを持っていますか？
12. https://blog.crisp.se/2019/10/16/christopheachouiantz/output-vs-outcome-vs-impact プラスの意味でユーザーに行動変容をもたらしているもの と解釈
13. 今までの自分はプロダクトへのアウトカムに関与できていたのか 〜自分の経験をベースに考えてみる〜
14. とにかく タスクをやり切る 自分が積極的に アウトプットする スケジュールを引く、 チームの開発生産性や デリバリーへの意識 ロードマップや スケジュールを意識 1年目 現在 今までの開発経験はこんな感じ
15. アウトカムではなく、アウトプット最大化の役割が多かった 自分以外（過去の事例、他サービスの機能、他メンバーの意思決定）がアウトカ ムに強く関与しており、デリバリー面以外の関与は薄かった • タスクの遂行 ◦ 品質面での関与 • デリバリーへの意識 ◦ 価値のあるものを早く届ける、という意味での関与
16. 3 チームでの取り組み
17. https://product-recruit.timee.co.jp/engneer タイミーでは提供する顧客価値を元に3つのセグメントに分かれている。 私は現在マッチングTribeに所属。
18. チーム構成 • チームは職能横断型、スクラムで開発 • ワーカーの体験改善を起点にクライアントへの価値提供やマッチングの改善 を試みるチーム PdM SM Design Eng Eng Eng DA ※DA・・・Data Analytics
19. 開発の流れ（状況に応じて手順は前後します） • テーマの決定 • LeanUXキャンバスの作成 • ソリューションの可視化 • ユーザーインタビュー • 開発 • 検証
20. Lean UXキャンバスの作成 https://amzn.asia/d/2OdH16i Lean UXとは？ 仮説検証を短いサイクルで回すためのユーザー体験設計プロ セス Lean UXを用いた仮説立て、学習を職能を超えて実践するた めのツールとしてLean UXキャンバスがある
21. Lean UXキャンバスの作成 https://jeffgothelf.com/blog/leanuxcanvas-v2/ チーム全員でLean UXキャンバスを作成し、今後の探索における共通認識を持つ
22. ソリューションの可視化（Figma Make） Lean UXキャンバスで定めた方針に従い、ソリューションを考える。 直近の開発ではFigma make を用いて各自がソリューションのプロトタイプを作 成した上で検討 https://help.figma.com/hc/ja/articles/31304412302231-Figma-Make%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%82%8B
23. ユーザーインタビュー • 実施タイミングはまちまちだが、主に以下のような場面で実施 ◦ テーマに対するユーザー理解を深める ◦ ソリューション案の反応を確認 • Figma Makeでソリューション案を可視化した際、同じものをユーザーに見 せることで視覚的にアイデアを把握してもらうことができた • インタビュー実施時は基本的に各メンバー1回以上参加することが多い
24. 開発 • 検証可能な最小限な機能をとにかく作って出す • デリバリーを早めるための工夫を行う ◦ これまで実施したこと例 ▪ モバイルの開発工数が多い場合はバックエンドエンジニアがiOS開発を担当する ▪ ペアプロ
25. • 機能をリリースしたことによる影響を確認 ◦ ABテスト ◦ DID（Difference in Differences） ◦ ユーザーからFBをもらう • 結果に応じて機能拡張 or 撤退を決める 検証
26. 4 まとめ
27. • 過去の開発経験と比較してアウトカムを強く意識するチームで開発を経験し たため、振り返りも兼ねて取り組みをまとめてみました ◦ Lean UXキャンバスやFigma Makeによるプロトタイプ作成はチーム全体の解像度がグッと上 がるため、特におすすめです • 今後取り組むトピックによって動き方も柔軟に変えていく想定 ◦ 変わらずユーザーに及ぼす影響や成果に重きをおいて開発に取り組んでいければと考えてい ます まとめ
28. ご清聴ありがとうございました