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Cursorでの開発の勧め~AIと対話して設計・爆速プロトタイプを作る時代へ~

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April 26, 2026
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 Cursorでの開発の勧め~AIと対話して設計・爆速プロトタイプを作る時代へ~

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樋口剛琉

April 26, 2026

Transcript

  1. AGENDA 2 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 本⽇のアジェンダ Cursorで変わる開発体験を、6つのステップで解説します

    01 Cursorとは AIファーストエディタの全体像 02 開発者の役割の変化 コード⽣産者から⽂脈設計者へ 03 AIに"何を渡すか" Rules / Skill / MCP の3要素 04 推奨開発フロー Rules & Skill → Plan → Agent 05 まとめ Key Takeaways と次の⼀歩 結論: 「コードを書く時代」から「AIと対話して設計する時代」へ
  2. AGENDA 2 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 なんでCursorの紹介? •

    周りがClaude Codeの話しかしない • 開発現場においてはCursorの⽅が相性いいのでは? • そんな僕の推しを紹介したい
  3. 01. CURSOR とは 3 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04

    VS Codeをフォークした「AIファースト」エディタ 4本柱で"AIを開発の中⼼"に置く Cursor Tab 超強⼒なコード予測 Chat / Agent コードベース全体を 理解 Rules 規約‧チーム⽅針の 順守 MCP 外部ツール‧データ 連携 VS Codeフォークなので、設定‧拡張機能をそのまま引き継げ、乗り換えコストが低い
  4. 02. 役割の変化 4 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 「コードを書く」から「AIと対話して設計する」へ

    成果物の単位とレビュー対象が変わる BEFORE これまで コードを書く 細かい実装に時間を使う 意図 → ⾃分の⼿でコードに翻訳 AFTER これから AIと対話して設計する 意図と制約をAIに伝える 意図 → AIへの前提情報 → 検証 成果物の単位 コード⾏ → 設計書 + AIへの前提情報 レビュー対象 diff → 前提と判断
  5. 03. AIに何を渡すか 5 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 AIの精度は、渡すコンテキストの質で決まる

    優秀なAIも、⽂脈が無ければただの汎⽤LLM Cursorはこの "⽂脈" を構造化して渡す仕組みを持っている Rules Skill MCP
  6. 03. AIに何を渡すか 6 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 AIに渡すものは3種類ある

    Rules = 制約 / Skill = 知識 / MCP = 接続 Rules 役 割 守らせる規約 問 い "やってはいけないこと" 形 式 設定ファイル 例 命名規則‧禁⽌API Skill 役 割 教え込む知識 問 い "こうやるんだ" 形 式 Markdown形式 例 社内⼿順‧ドメイン⽤語 MCP 役 割 外部接続 問 い "どこから取ってくる" 形 式 サーバ連携 例 DB / Slack / Figma MCPは今⽇は深掘りせず、Skillとの違いだけ押さえる(詳細は Appendix A1)
  7. 03. AIに何を渡すか 7 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 ドメイン知識を

    "使えるかたち" でAIに渡す SKILLS.md の書き⽅の勘所 効くポイント トリガー条件を明⽰ 「いつ使うか」を冒頭に書く 具体例を必ず添える Before/After を1組以上 短く、参照可能に ⾒出し/箇条書きでAIが拾いやすく アンチパターン 全部 Rules に詰める 守らせる/教えるが混在し守れない ⻑⽂ポエム化 AIが読まない‧⼈間も読まない トリガー条件なし そもそも呼び出されない Skill = AIに教える静的知識。これを整えるだけで、AIの体感品質が⼀段変わる
  8. 04. 推奨開発フロー 8 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 AIのポテンシャルを最⼤化する3ステップ

    ⼟台 → 設計 → 実装 STEP 1 ⼟台 Groundwork Rules + Skill を先に整える STEP 2 設計 Plan 設計書を 先出しする STEP 3 実装 Agent ⾃律的に 編集‧実⾏ 作業が⼤きいほど、この順序が効く ─ 次から各ステップを1枚ずつ⾒ていきます
  9. 04. 推奨開発フロー / STEP 1 9 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会

    | 2026.04 Step 1: ⼟台(Rules + Skill)を先に整える ここをサボると後段が全部劣化する project/ 📁 .cursor/ └─ rules/ ├─ general.mdc └─ frontend.mdc 📁 src/ 📁 docs/ 📄 SKILLS.md 📄 package.json 📄 README.md Rules チームの規約と⽅針 → AIの暴⾛を防ぐ 命名規則 / 禁⽌API / レイヤー責務 / コミットメッセージ規約 Skill ⼿順‧ドメイン知識 → プロジェクト固有の前提を与え る リリース⼿順 / ドメイン⽤語 / 既存コードのお作法 / よくある対応例 ここさえ整えれば⼀気に化ける。最初の30分の投資が、その後の全タスクで効いてくる。
  10. 04. 推奨開発フロー / STEP 2 10 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会

    | 2026.04 Step 2: いきなり書かせず、Plan を先出し 今⽇の肝。Planを挟むだけで成功率が劇的に変わる 01 いきなりコードを書かせない 02 コードベース全体を調査‧質問させる 03 編集可能なMarkdown形式の設計書を先出 し xxxxx.md # ソフトウェア設計書 ## 1. 背景と目的 ・既存の◯◯機能を△△に置き換える ## 2. アーキテクチャ ・レイヤー構成 / 依存方向 / 主要I/F ## 3. 実装ステップ 1. xxx ファイルに型を追加 2. yyy サービスを実装 3. zzz テストを追加 ## 4. テスト方針 ・ユニット / 結合 / 受け入れ基準 Plan は⼈間が読み‧編集できる仕様。レビュー対象は "diff" ではなく "前提と判断" になる。
  11. 04. 推奨開発フロー / STEP 3 11 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会

    | 2026.04 Step 3: 承認したPlanに沿って⾃律実⾏ ⼈間は "判断" に集中。実装の⼿は AI に渡す 01 ⽣成‧承認したプランに沿って、AIが⾃律 的に動く 02 複数ファイルを横断した⾃動編集 03 ターミナルコマンドの⾃動実⾏による検証 UserService.ts - function getUser(id: string) { - return db.users.find(id); + async function getUser(id: UserId) { + const user = await repo.findById(id); + if (!user) throw new NotFound(id); + return UserMapper.toDto(user); + } Terminal $ npm run build ✓ Compiled successfully in 2.3s $ npm test ✓ 42 passing (1.8s) 並列バックグラウンドエージェントで複数タスクを同時進⾏できる(Cursor 3 以降)
  12. 04. 推奨開発フロー / モード 12 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 |

    2026.04 モードの使い分け(Shift + Tab で切替) 迷ったらまず Plan、完成したら Agent に流す Agent DEFAULT 実装寄り 「即‧実装」が得意。 複数ファイル横断の⾃律編集と ターミナル実⾏を任せられる。 Plan Shift + Tab 設計寄り コードベースの調査‧質問。 編集可能な Markdown 設計書を 先に⽣成してくれる。 OTHER MODES Ask (読み取り中⼼の調査) / Debug (不具合の切り分け)
  13. 06. まとめ 15 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 本⽇のまとめ

    Key Takeaways 01 Cursorは「AIに渡すもの」を整える設計が肝 Rules / Skill / MCP の3要素を意識的に分けて整備する 02 「Plan → Agent」のフローは⾃然に噛み合う Plan で仕様を⾔語化、Agent で実装を委譲。これが今⽇の核⼼ 03 VS Codeフォークなので乗り換えコストは低い 設定‧拡張機能をそのまま引き継げる。まずは試してみてほしい
  14. APPENDIX A1 17 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 MCP(Model

    Context Protocol)について AIが外部ツール‧データを取りにいく仕組み Skill = 静的知識 事前に教える ファイルに書かれた⼿順や⽤語を参照する MCP = 動的接続 その場で取りに⾏く 外部システムにリアルタイムで問い合わせる USE CASES 社内Wiki参照 チケット起票 DBスキーマ取得 Figma連携 MCPサーバを追加すれば、Cursorから直接呼び出せる(npx で起動するOSSサーバが多数公開)
  15. APPENDIX A2 18 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 Cursor独⾃モデル「Composer

    2」 コーディング特化の⾃社訓練モデル(2026/03 リリース) 汎⽤LLMではなく、エージェント向けの⻑い⼿順やツール利⽤を前提に設計 基盤モデルに Kimi K2.5 を採⽤、Cursor が継続事前学習+強化学習を施した"育てた"モデル コンテキスト⻑ 200K tokens 出⼒速度 ~200 tok / sec リリース 2026 March 19 ⚠ UI名称の Composer(チャット機能名)とは別物。⽴ち位置は "品質×トークン単価のバランス" + "IDE⼀体感"
  16. APPENDIX A3 19 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 Cursor

    vs Claude Code ツールの使い分け Cursor AIの居場所 IDEの中に住む 特 徴 Tab補完 + 視覚的Diff確認 対 象 IDEで書きたい⼈ / VS Code経験者 動 作 並列バックグラウンドエージェント Claude Code AIの居場所 ターミナルの中に住む 特 徴 どのエディタからでも使える、CLI親和 性 対 象 ⻑時間の⾃律タスクを丸ごと任せたい ⼈ 動 作 ⻑時間の⾃律タスク 結論: 競合ではなく、両⽅を使い分ける開発者も多い(IDE作業はCursor / ⻑時間タスクはClaude Code)
  17. APPENDIX A4 20 / 20 Cursorでの開発の勧め 社内エンジニア勉強会 | 2026.04 料⾦プラン‧始め⽅

    まずは無料枠から(2026年4⽉時点) Hobby Free お試しに最適 / 制限あり Pro $20 / month 個⼈開発者向けの本命プラン Business $40 / seat / mo 管理機能‧組織向け GETTING STARTED 1 Cursor をインストール VS Code 設定の引き継ぎ可 2 .cursor/rules を1ファイル作 成 まずは⼩さく規約を1つ 3 Shift + Tab で Plan モードを 試す 今⽇の Plan → Agent を体験