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SREを目指すあなたへ ~今から準備できること~
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tomita_kazuki
November 10, 2025
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SREを目指すあなたへ ~今から準備できること~
TechBull LT
tomita_kazuki
November 10, 2025
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Transcript
S R E を 目 指 す あ な た
へ 〜 今 か ら 準 備 で き る こ と 〜 T e c h B u l l L T & 交 流 会 ! # 3 富田和喜 / @Cooking_ENG
自己紹介 富田和喜 ( @Cooking_ENG ) 現職 ファインディ株式会社 SRE GitHub tmtkzk0823
経歴 和食料理人(7年) お寿司、天ぷらをメインで担当 バックエンドエンジニア プログラミングスクール講師 (2年半) 趣味 キャンプ ゴルフ バドミントン
SREとは Site Reliability Engineering の略。 ソフトウェアエンジニアリングを活用し、システムの信頼性を向上させること。 具体的には... SLI/SLOの定義と計測:サービス品質の指標(SLI)を定め、その目標値(SLO)の達成状況を監 視し、サービスの安定稼働と信頼性向上の実現 トイル削減と自動化:運用上の手作業(トイル)を徹底的に自動化し、エンジニアの生産性を向
上。 継続的な改善:障害発生時に原因を分析し、 「ポストモーテム」を通じて再発防止とサービス改 善を推進。 ...etc ※他にも、SREはサービスの状況によってやることは変わっていくのが多いです。
サービスのSLO振り返り会のモデレータ DataDogのダッシュボード/アラートの 設定 (Terraform) AWSでの新環境の構築 GitHubActionsのworkflowを使ったコン テナのAuto Scale機能作成(トイルの削 減) DNSにAレコードの追加
SREの業務内容 GitHub,AWSアカウントの新規 追加、権限変更 監査対応のスナップショットの バックアップ・リストア実行、 手順書作成 etc...
バックエンドエンジニア/講師の業務内容 アプリケーションの開発 新規開発 / 運用保守 SNSの開発 DiscordBot 面談受付機能 日報機能 etc...
スクール生の学習の技術的支援 テキスト対応 / 面談 インシデント対応 アプリケーション側 / ちょっとインフラ イベントで魚を捌く 🐟️
バックエンド→SRE キャリアチェンジして感じた感覚の違い コードリーディングの感覚 アプリケーション開発は、コードでの処理の流れを左から右に読んでいくので「読み物」 としてコードリーディングしていく感覚だったが、SREはTerrafomなど 「IaC」使うこと が多くなるので「どんな設定をするのか、してあるのか」という感覚でコードリーディン グすることが多くなる。 使用するツールが増える バックエンド中心の頃は「VSCode」+「AWS
マネージドコンソール」くらいしか使用しな かったが、SREはそれに加え「DataDog」 「Grafana」などObservability や コスト を確認 するツールも増えるので理解するのが大変。 コミュニケーションの内容 「新機能開発」中心の内容から、 「サイトの信頼性(セキュリティやアクセス負荷に耐えら れるのか) 」の内容が中心となるので、今までの考え方とは異なる。 ※あくまで私個人の感覚です...
SREになるために今から準備できること 「DataDog」 「NewRelic」などモニタリングツールを触っておく 設定などはしなくて大丈夫です。 「どんな要素があるのか」だけでも知っておくと、実際 にツールを使って会話したときの理解度が変わると思います。 脆弱性がないかの視点を持つ SREとして一番大切な「信頼性」の視点を持つためです。信頼性を上げるには、まず「脆 弱性の存在を知る、見つける」ことが大切です。対応はせずとも、自身が関わっているサ ービスにはどんな脆弱性があるのかを知るところから始めましょう。余裕があれば対策方
法や対応すると◎ 会社で繰り返し対応していることを自動化してみる トイルの視点を持つためです。トイルの削減もSREとしての業務になるので、実際に繰り 返し処理をしているものがあれば、AIなどを使ったりして自動化し、どれくらい工数が削 減できるのか体験してみましょう。 インフラの知見を増やす SREはインフラの整備なども多いので余裕がある人はAWS SAAを取得できるくらいの知見 があるとなお良いと思います!(自分も絶賛勉強中です!)
最後に バックエンド → SRE にキャリアチェンジして思うことは、バックエンドの時でもSREとして 行う業務、使用するツールを触れる環境は身近にあったことでした。 (今でもDataDogのアカウントをもらっておけば...と思う日々です。 ) SREを目指す準備は今の環境でもできるかと思います。興味がある方はぜひツールなどに触れ てみてください!
SRE周りの技術に関してはTechBullのブログでも発信中ですので、こちらもよろしければぜひ チェックの方をお願いします! (私がアウトプットとして書いた記事もあるので良かったら!)
ご清聴ありがとうございました。