Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

分析リーダーズトーク

masahiro-yoshitachi
October 20, 2018
120

 分析リーダーズトーク

masahiro-yoshitachi

October 20, 2018
Tweet

Transcript

  1. 登壇者 - 登壇者1: 樫田 光(Mercari, Inc.) - データアナリスト / マネージャ

    - 登壇者2: 鉄本 環(eureka, Inc.) - CTO管轄BIチーム責任者 - 登壇者3: 牟田 博和(LINE corp.)  - Data Labs Data Analysisチーム データサイエンティスト/マネージャー - モデレーター: 備前 光隆(CyberAgent, Inc.) - メディアマーケティング本部 本部長
  2. mercariの場合 - デモクラタイズ(プロデューサーは簡単なSQLは書けるように促す) - ツールの力を利用する(looker) - 強く断る(不必要に全ての分析を請け負うのではなく、ある程度断ることで、分析チームに引き 受けてもらえてラッキー!のようなブランディングも行っている ) プロデューサー全員がSQLを書くことは実現が難しいので、分析チームの周りに、

    *準分析チームの ような役割を担う人たちを育成している。(部署というよりも、立ち位置として) *準分析チームとは - 分析に興味がある分析チーム以外の人が、分析チームほどではないが、簡単な分析は行える 人々のこと - 分析の興味がある人は、自然と slackの#yurufuwa_BI と呼ばれるチャンネルに参加し、わか らない点などを質問するので、その人たちを指導することである程度 SQLが書ける人などが増 加する
  3. mercariの場合 ## 分析チームは大きく2つに分かれている - デ班(デモクラタイズ班) - 分析チーム以外のデータリテラシーをどのように向上させるか - レ班(レインフォース班) -

    分析チーム自体をどのように強くするか 上記で登場した#yurufuwa_BIチャネルは、デモクラタイズ班の活動の一環で ある
  4. LINEの分析チームの評価 - LINE - 「人をどれだけ動かしたかを意識」している - 社外の場合 - DAU -

    売上 - 社内の場合 - 分析チームの結果によって、各事業舞踏の意識変容をどの 程度起こしたか
  5. mercariの分析チームの評価 - Mercari - STEP1:求められている分析ができる - STEP2:求められている以上(想像を上回ったり、新たな視点の提供 )の分析ができる - STEP3:分析官じゃないことをしている

    STEP3自体は、分析チームの本来の役割を飛び出しているため、有難いような、辛いよ うな感じだそうです(部署というよりも、立ち位置として ) - 経営陣からは分析チームには以下のお願いもされている - 人と人を繋げる - 成果責任を負う - データ価値の伝播
  6. BIチームをどのようにまとめ、マネジメントしているか - CyberAgent - かなりの頻度で、強制的に各自のアウトプットを共有する機会を作っている - それによって、経営陣へのプレゼンの練習も兼ねている - LINE -

    分析内容の共有 - 分析手法の横展開 - 気づき - プレゼンテーション形式で発表し、スキルアップや自己成長を図っている - pairs - 外部からの分析依頼の窓口の一元化 - 依頼の仕方の統一化 - 知見の蓄積 - mercari - チームとしては、社内・社外問わずブランディング活動を行ったり、クエリの管理などを 行っている
  7. mercariのデータドリブンな組織を作成する方法 - mercari(樫田さん) - あまりデータドリブンな考え方に理解がない人に対しては、割り切った方が精 神衛生上良い - 解決方法3つを提案 - 自分が思っている以上にしつこく意見を主張

    - 交渉・理解してもらえる人を変更 - 多面的なアプローチにより、間接的に分析の重要性を伝達    なんども自分の意見を主張することで、徐々に相手に考えを理解して  もらえたり、相手はどのようなポイントに反応するかが理解できるようになる
  8. 各社、どれくらいの期間で分析チームの戦力として活躍してもらっているのか? - LINE - 現在のフェーズはまだ未経験を取る時期ではないので、基本的に入社されるのは中途採用の経験者のみ - 教育などはせず、実践に投入しOJTを通して、徐々にLINEにおけるデータ分析を学んでいってもらう - pairs -

    基本的に中途採用をメインに採用 - ドメインナレッジを溜めてもらうことがもっとも重要との考えから、まずはSQLなどのデータベースで、データが煩雑に なってしまっているものの整理など行ってもらう - そのような中で、どんなデータが存在し、どこに保管されているのかを理解してもらう - mercari - 自走力がある中途採用をメインとして行っている - アサインを重要視しており、アサインを考え抜くことで、その人が最もmercari内で活躍できることをサポートしている - 戦力になるまでの目安としては、3ヵ月~6ヵ月程度 - ドメイン知識・プロデューサーとの関係構築・新人気分を捨てた現場への積極的な介入が、SQLをガッツリ叩ける以上 に重要になってくる - cyberAgent - 新卒採用が中心の会社のため、去年育成環境ががっつりと作った - 特にエクセル・パワポ・SQLなどは徹底的に指導する - それによって、結果としてコストが下がる