インシデント対応の 実践と品質文化の醸成

2024.10.24に開催した
【JTC】東京ソフトウェア QA ミートアップ10月 - 品質文化
https://japantestcommunity.connpass.com/event/331128/

の登壇資料です。
#JapanTestCommunity

Transcript

1. インシデント対応の 実践と品質文化の醸成 Japan Test Community 2024.10.24 @____rina____
2. QA Engineering Manager 
 at Mercari　 
 
 🍜Fukuoka 
 
 Rina Fukuda @____rina____ 

5. インシデント対応とポストモーテムを通じ て、どのように品質文化を醸成しているか
6. アジェンダ わたしたちのインシデント対応 わたしたちのポストモーテム インシデント対応から得られた学びと品質文化への影響 1 2 3
7. わたしたちのインシデント対応
8. インシデント発生時の対応フロー 専用Slackチャンネル • 自動で関係者をinvite • チャンネル内のスクリーン ショットなどを時系列に保存 • 専用Google Meet Slack報告 インシデ ント？ 暫定対応 Blameless 障害対応 恒久対応 ポストモーテム インシデント専用のサービスを使ってポストモーテムまで一貫して対応
9. 迅速な対応を可能にするための体制 Slack報告 インシデ ント？ 暫定対応 Blameless 障害対応 恒久対応 ポストモーテム Severityの判断 • 機械的に判断できるよう に定義している オンコール体制：QAはしていない 専用Slackチャンネル • 自動で関係者をinvite • チャンネル内のスクリーン ショットなどを時系列に保存 • 専用Google Meet
10. 心理的安全性の確保 • 役割が明確 ◦ お客さまへのご案内 ◦ インシデント対応者 ◦ 判断 ◦ ファシリテーター：QAが入ることも • インシデント対応中も時間を意識する • リリース自体をインシデント対応を意識して決めている ◦ 休日前日・平日夜リリースしない QA
11. わたしたちのポストモーテム
12. ポストモーテムの目的と実施方法 目的 • 原因を考えて、再発防止する 実施方法 • タイムラインの作成 • 根本原因分析 • 再発防止策の検討 • アクションプランの作成と実行 QA
13. ポストモーテムで大切にしていること • めんどくさくさせない • 安易な解決策をしない ◦ テストを増やす ◦ チェック項目を増やす
14. インシデント対応・ポストモーテムから 得られた学びと品質文化への影響 • ポストモーテムを通じて、チームの品質意識がどのように向上したか ◦ 二度と起こしたくないので、仕組みで解決するように考える • チームメンバーの行動変容 ◦ 率先して関わる ◦ いかに早くBlamelessを作成するか • 組織文化への影響 ◦ チームで早急に解決する ◦ Slackチャンネルに入るなど、基本的な行動がとれる
15. まとめ インシデント対応ではQAはファシリテートもする ポストモーテムではQAはまとめなどもする ポストモーテムで正しい理解と仕組みを考える 誰でもスムーズに混乱させないようにインシデント対応をする 1 2 3 4
16. Enjoy Testing!