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わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニアが実践している基本的な考え方と方法

rina
November 01, 2023

わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニアが実践している基本的な考え方と方法

2023/11/2 に開催する JaSST'23 Kyushuの基調講演の資料です。
https://www.jasst.jp/symposium/jasst23kyushu.html

#jasstkyushu

セッションの内容
テストが得意なテストエンジニアやQAエンジニアはどのような人物だと思いますか?彼らはどのような思考やテストのスタイルを持っているのでしょうか?彼らの成功の秘訣を知りたくはありませんか?
本講演では、ソフトウェアテストの基本から実際のプロジェクトで活用できる具体的なテストの技法までを幅広くカバーします。これらの知識は開発の品質を高め、開発プロセスを円滑に進めるための重要な要素になります。これまでテストについて独学で学んできた方、テスト未経験のエンジニア、そしてこれからソフトウェア開発の世界に入ろうとする学生にとってテストの基本的な視点を得るための入門となる内容を提供します。

rina

November 01, 2023
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Transcript

  1. わからない?をわかる!に
    変えよう!-
    QAエンジニアが実践している
    基本的な考え方と方法
    2023.11.02
    JaSST’23 Kyushu

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  2. Hello!
    I am Rina Fukuda
    QA Engineer at Mercari, Inc.
    Fukuoka
    @____rina____
    2

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  3. 得意/好き
    ● 開発チームに入ってテストする人
    ● 手動>自動
    ● プロセス化、トレース:JIRA好き
    ● お絵かき(絵は下手):すぐJamboardだす
    ● スクラムマスター
    3

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  4. 今日の
    ゴール.
    4

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  5. 🍻ちょっとだけテストがわかったかも
    明日からの開発で使ってみよう
    5

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  6. 🤝講演の楽しみ方
    テストが初めて!
    未経験で本格的な開発をしたことがない!
    使っている言葉(用語)がわからない!
    あとでISTQB Glossaryを見てみてね
    JSTQB Foundation Levelのこともたくさんでてくる

    業界も規模も違う
     共通点を探そう!
    6
    📙1.3 テストの原則

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  7. 🤝講演の楽しみ方
    エクササイズ(演習)を用意しているよ!
    紙とペン、または線と文字が書けるツールを用意して

    楽しもう🍻
    #jasstkyushu でポストしてね
    7

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  8. Contents
    1 QA・テストエンジニアの姿
    ● すごいテストをするって?
    ● テストのスキル
    2 仕事に対するマインド的な話
    ● 観点導出
    8
    3 テストの技術的な話
    ● テストパターンの考え方
    ● テストの7原則
    ● テスト技法
    ● コラボレーションベース

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  9. Exercise
    📃と🖊を用意してね

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  10. 🤔テストが上手な
    QAエンジニア・テストエンジニア?
    周りにいるすごいテストをする人ってどう
    いう思考・行動をする人?
    1枚目の紙に書いてみよう
    10

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  11. 11
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな

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  12. 🤝講演の楽しみ方
    今書いたのは、あなたに持っていないもの?!
    講演中にヒントに使えそう!と思ったら
    丸をつけたり、書き込んでみよう
    12

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  13. 13
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな
    い テスト実行が早い
    開発者が納得する指
    摘・提案ができる

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  14. 14
    テストに必要なスキルって何だろう?

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  15. わたしが思う
    テストの仕事で大
    事なこと
    お客さまのためにいいものをつくりたい
    つくっているみんなの役に立ちたい
    期限に間に合わせたい
    みんなで納得のいくレベルにしたい
    Hotfix絶対出したくない
    15

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  16. テストのスキル
    徹底さ、慎重さ、細部へのこだわり、理路整然さ
    コミュニケーションスキル、積極的な傾聴、チー
    ムプレーヤーとなる
    分析的思考、批判的思考、創造性
    技術的な知識
    ドメイン知識
    16
    📙1.5.1 テストに必要な汎用的スキル

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  17. Exercise
    📃と付箋と🖊を用意してね

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  18. 丸を描いて線を引いてください
    18

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  19. Webサイト
    👪 参加者として
    Good👍
    Motto💪
    円に書いて
    ください
    19

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  20. 線を引いてください
    20
    Webサイト
    Good👍
    Motto💪

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  21. 丸を描いて線を引いてください
    21
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい

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  22. Webサイト
    サイト制作・運営会
    社の人に
    なってみたらどうだろ
    う🤔
    22

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  23. それぞれの役割になりきって、どんなサイトにしたいか書いてみよう
    23
    👴
    社長・営業・広報・企画・運営
    󰠤
    デザイナー・CS
    エンジニア
    󰠼
    テストエンジニア
    󰭈
    https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku/pdf/S1.pdf
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい

    View Slide

  24. それぞれの役割になりきって、どんなサイトにしたいか書いてみよう
    24
    https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku/pdf/S1.pdf
    期待通り動作するか
    使いやすいか
    想定外の動きがないか
     参加者が迷わないか
     イベントの様子が伝わるか
     簡単にアクセスできるか
    技術スタック
    開発しやすさ
    汎用しやすさ
    売上・参加者数
    アクセス数
    業界へのインパクト
    👴
    社長・営業・広報・企画・運営
    󰠤
    デザイナー・CS
    エンジニア
    󰠼
    テストエンジニア
    󰭈
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい

    View Slide

  25. それぞれの役割になりきって、どんなサイトにしたいか書いてみよう
    25
    https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku/pdf/S1.pdf
    期待通り動作するか
    使いやすいか
    想定外の動きがないか
     参加者が迷わないか
     イベントの様子が伝わるか
     簡単にアクセスできるか
    技術スタック
    開発しやすさ
    汎用しやすさ
    売上・参加者数
    アクセス数
    業界へのインパクト
    👴
    社長・営業・広報・企画・運営
    󰠤
    デザイナー・CS
    エンジニア
    󰠼
    テストエンジニア
    󰭈
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい

    View Slide

  26. それぞれの役割になりきって、どんなサイトにしたいか書いてみよう
    26
    https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku/pdf/S1.pdf
    期待通り動作するか
    使いやすいか
    想定外の動きがないか
     参加者が迷わないか
     イベントの様子が伝わるか
     簡単にアクセスできるか
    技術スタック
    開発しやすさ
    汎用しやすさ
    売上・参加者数
    アクセス数
    業界へのインパクト
    👴
    社長・営業・広報・企画・運営
    󰠤
    デザイナー・CS
    エンジニア
    󰠼
    テストエンジニア
    󰭈
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい
    󰭈 󰭈

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  27. 27
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな
    い テスト実行が早い
    開発者が納得する指
    摘・提案ができる

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  28. 技術的な話
    Exercise
    📃と🖊を用意してね

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  29. 参加料について
    2,500円
    未成年無料!学生無料! ご
    招待券お持ちの方無料!
    ⚠学生の方は、学生証のアップロードが必
    要です。
    ⚠招待者の方は、招待券のアップロードが
    必要です。
    事前の生年月日の登録により、未成年者は
    無料となります。
    どんなテストを
    しますか?

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  30. どんなテストをしますか?
    30
    参加料計算
    種類を選択し、ボタンをクリックすると金額が表示される
    種類は4種類:一般、未成年、学生、招待者
    一般:2,500円
    未成年(17歳まで):無料
    (会員登録時に登録した生年月日で判定)
    学生:無料(学生証のアップロードが必要)
    招待:無料(招待券のアップロードが必要)
    参加料を表示
    一般(2,500円)
    未成年(0円)
    学生(0円)
    招待者(0円)
    学生証をアップロードする
    招待券をアップロードする
    お名前:福岡太郎さん
    生年月日:2000年11月1日
    福岡さんの参加料は   円です。

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  31. 参加料計算 31
    表示が正しいこと ● 名前
    ● 生年月日
    ● ラベル(一般、学生、招待者)
    選択できること ● 一般、学生、招待者
    学生証がアップロードでき
    ること
    ● 学生証の画像?がアップロードできる
    招待券がアップロードでき
    ること
    ● 招待券の画像?がアップロードできる
    参加料が計算できること ● 計算結果が表示できる?
    ● 一般、学生、未成年、招待者
    複数ブラウザ ● Chrome , Safari, iOS-Safari ・・・・

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  32. どんなテストをしますか?
    32
    参加料計算
    種類を入力すると、金額が表示される
    種類は4種類:一般、未成年、学生、招待
    一般:2,500円
    学生:無料(学生証のアップロードが必要)
    未成年(17歳まで):無料
    (会員登録時に登録した生年月日で判定)
    招待:無料(招待券のアップロードが必要)
    何日に17歳なら
    未成年なのか?

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  33. 33
    未成年とは?
    未成年(17歳まで):無料
    いつに未成年?
    参加申込日?
    開催日?
    2023年11月2日まで17歳?
    学年?
    2024年4月1日?
    日本以外の学校は?

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  34. ● 未成年=自由に使えるお金が比較的少ない
    ● そのための救済策?
    ● 未来の技術者への投資?
    ● 彼らの職業やキャリアの選択肢を広げるための投
    資?
    ○ できるだけ多くの人を未成年としたいかも
    なぜ
    未成年を無料
    にしたいの?
    34

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  35. 2005/4/10 2005/11/2 2005/11/3
    10/20 申込日に成人? 成人 未成年 未成年
    11/2開催日に成人? 成人 成人 未成年
    同じ学年に未成年はいる? いる いる いる
    未成年とは
    10/20 申込
    11/2 開催
    35

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  36. ● 未成年=自由に使えるお金が比較的少ない
    ● そのための救済策?
    ○ できるだけ多くの人を未成年としたいかも
     👉できるだけ遅い日=学年の最終日
    ● 一番説明しやすそう
     👉開催日時の年齢
    ● システムとして作りやすそう
     👉申込日時の年齢
    その他の理由?
    未成年とは?
    36

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  37. 2005/4/10 2005/11/2 2005/11/3
    同じ学年に未成年はいる? いる いる いる
    未成年とは
    37
    学年の最終日
    https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shugaku/detail/1422233.htm
    = 翌年の4月1日までに18歳になる人を未成年とする

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  38. ✔テストケースがたくさん
    ✔テストケースは漏れる
    ✔仕様も不備があったりする
    ✔作り方によってもテストケースがかわる
    ✔テストの設計によってもテストケースがか わる
    38
    あとで詳しく見ていくよ

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  39. 39
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな
    い テスト実行が早い
    開発者が納得する指
    摘・提案ができる

    View Slide

  40. ☕こんなことありませんか?
    40

    View Slide

  41. ☕こんなことありませんか?
    41
    バグが無いようにし

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  42. テストは欠陥が
    あることは示せる
    が、欠陥がないこ
    とは示せない
    テストをしたことに対しての合否
    判定はできるが、それはシステ
    ムに対してバグがゼロになった
    ことにはならない
    42
    📙1.3 テストの原則
    バグが無い
    ようにして

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  43. ☕こんなことありませんか?
    43
    全部テストして

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  44. 全数テストは
    不可能
    組み合わせを考え出すと
    全件は現実的ではない
    44
    📙1.3 テストの原則
    全部テスト
    して

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  45. ☕こんなことありませんか?
    45
    がんばって
    テストして

    View Slide

  46. 「欠陥ゼロ」の
    落とし穴
    バグゼロを目指すあまり
    にお客さまが欲しいものを
    提供できない
    46
    📙1.3 テストの原則
    がんばって
    テストして

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  47. それぞれの役割になりきって、どんなサイトにしたいか書いてみよう
    47
    https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku/pdf/S1.pdf
    期待通り動作するか
    使いやすいか
    想定外の動きがないか
     参加者が迷わないか
     イベントの様子が伝わるか
     簡単にアクセスできるか
    技術スタック
    開発しやすさ
    汎用しやすさ
    売上・参加者数
    アクセス数
    業界へのインパクト
    👴
    社長・営業・広報・企画・運営
    󰠤
    デザイナー・CS
    エンジニア
    󰠼
    テストエンジニア
    󰭈
    󰔡お客さま
    時間がわかりやすい
    会場の雰囲気がわかる
    AIチャットbotがほしい

    View Slide

  48. ☕こんなことありませんか?
    48
    全部網羅した
    チェックリストを
    作ろう!

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  49. テストは
    コンテキスト次第
    粒度や性質の違うテスト
    に対して 同じも
    のが使えるとは限らない
    49
    📙1.3 テストの原則
    全部網羅した
    チェックリストを
    作ろう!

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  50. 1.テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは示せない
    2.全数テストは不可能
    3.早期テストで時間とコストを節約
    4.欠陥の偏在
    5.テストの弱化
    6.テストはコンテキスト次第
    7.「欠陥ゼロ」の落とし穴
    テストの原則
    50
    󰭈
    工夫が必要
    📙1.3 テストの原則

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  51. 1.テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは示せない
    2.全数テストは不可能
    3.早期テストで時間とコストを節約
    4.欠陥の偏在
    5.テストの弱化
    6.テストはコンテキスト次第
    7.「欠陥ゼロ」の落とし穴
    テストの原則
    51
    📙1.3 テストの原則
    󰭈
    工夫が必要

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  52. 52
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな
    い テスト実行が早い
    開発者が納得する指
    摘・提案ができる

    View Slide

  53. テストパターンの
    考え方
    テスト技法を
    学ぼう

    View Slide

  54. 参加料計算 54
    表示が正しいこと ● 名前
    ● 生年月日
    ● ラベル(一般、学生、招待者)
    選択できること ● 一般、学生、招待者
    学生証がアップロードでき
    ること
    ● 学生証の画像?がアップロードできる
    招待券がアップロードでき
    ること
    ● 招待券の画像?がアップロードできる
    参加料が計算できること ● 計算結果が表示できる?
    ● 一般、学生、未成年、招待者
    複数ブラウザ ● Chrome , Safari, iOS-Safari ・・・・

    View Slide

  55. 参加料計算 55
    表示が正しいこと ● 名前
    ● 生年月日
    ● ラベル(一般、学生、招待者)
    選択できること ● 一般、学生、招待者
    学生証がアップロードでき
    ること
    ● 学生証の画像?がアップロードできる
    招待券がアップロードでき
    ること
    ● 招待券の画像?がアップロードできる
    参加料が計算できること ● 計算結果が表示できる?
    ● 一般、学生、未成年、招待者
    複数ブラウザ ● Chrome , Safari, iOS-Safari ・・・・
    デフォルトの表示系
    動作系
    マルチブラウザ系

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  56. 参加料計算
    ● デフォルトの表示系
    ○ 表示が正しいこと
    ● 動作系
    ○ 通信が発生しない系
    ■ 選択ができること
    ○ DB登録が発生しない(かもしれない)系
    ■ アップロードが正しいこと
    ○ 計算・ロジック・登録ある系
    ■ 金額のパターン
    ■ 表示結果が正しいこと
    ● 複数ブラウザOS系
    ○ 期待ブラウザやOSのパターン
    56

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  57. どんなテストをしますか?
    57
    参加料計算
    種類を選択し、ボタンをクリックすると金額が表示される
    種類は4種類:一般、未成年、学生、招待者
    一般:2,500円
    未成年(17歳まで):無料
    (会員登録時に登録した生年月日で判定)
    学生:無料(学生証のアップロードが必要)
    招待:無料(招待券のアップロードが必要)
    参加料を表示
    一般(2,500円)
    未成年(0円)
    学生(0円)
    招待者(0円)
    学生証をアップロードする
    招待券をアップロードする
    お名前:福岡太郎さん
    生年月日:2000年11月1日
    福岡さんの参加料は   円です。

    View Slide

  58. 種類に
    注目してみる
    一般
    2,500円
    招待
     0円
    学生
    0円
    58
    未成年
     0円

    View Slide

  59. 金額に
    注目してみる
    一般
    2,500円
    招待
     0円
    学生
    0円
    59
    未成年
     0円

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  60. 同値分割
    有料
    2,500円
    無料
    0円
    60
    📙4.2.1 同値分割法

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  61. 種類の
    組み合わせに
    注目してみる
    1 2 3 4 5 6 7 8
    未成年 Y Y Y Y N N N N
    学生 Y Y N N Y Y N N
    招待券 Y N Y N Y N Y N
    金額 0円
    0円
    0円
    0円
    0円
    0円
    0円
    2,50
    0円
    61
    📙4.2.3 デシジョンテーブルテスト

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  62. デシジョンテーブ

    1 2 3 4
    未成年 Y N N N
    学生 - Y N N
    招待券 - - Y N
    金額 0円
    0円
    0円
    2,500円
    62
    📙4.2.3 デシジョンテーブルテスト

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  63. 未成年かどうか
    境界値分析
    63
     4月2日
    4月1日
    未成年
    成年
    翌年の4月1日までに18歳になる人を未成年とする
    🔽
    その年の4月1日時点で17歳以下の人を未成年とする
    📙4.2.2 境界値分析

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  64. ブラックボックス(仕様ベース)テスト技法
    ● 同値分割法
    ● 境界値分析
    ● デシジョンテーブルテスト
    ● 状態遷移テスト
    テスト技法
    64
    📙4.2 ブラックボックステスト技法

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  65. テスト活動 65
    1 3 5
    6
    4
    2
    テスト計画 テスト設計 テスト実行
    テスト分析 テスト実装 テスト
    レポート
    📙1.4.1 テスト活動とタスク

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  66. ブラックボックステスト技法(仕様ベース技法とも呼ばれる)
    ホワイトボックステスト技法(構造ベース技法とも呼ばれる)
    経験ベースのテスト技法
    また、別のテストアプローチとして
    コラボレーションベースのテストアプローチ
    がある
    テスト技法
    66
    📙4.1 テスト技法の概要

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  67. コラボレーション
    ベースの
    テストアプローチ

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  68. ユーザーストーリーの共同執筆
    受け入れ基準
    受け入れテスト駆動開発(ATDD)
    コラボレーション
    ベースのテストア
    プローチ
    68
    📙4.5 コラボレーションベースのテストアプローチ

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  69. ユーザー
    ストーリー
    未成年者は参加申込時に参加費無料
    で登録できる。将来の仕事の選択肢に
    なるためだ
    69
    [役割]として[達成するゴール]を達成した
    い、それは[役割 のための結果としてのビ
    ジネス価値]を実現するためだ

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  70. ユーザーストーリー 70
    参加料を表示
    一般(2,500円)
    未成年(0円)
    学生(0円)
    招待者(0円)
    学生証をアップロードする
    招待券をアップロードする
    お名前:福岡太郎さん
    生年月日:2000年11月1日
    福岡さんの参加料は   円です。
    参加料を表示
    一般 (2,500円)
    学生(0円)
    招待者(0円)
    学生証をアップロー
    ドする
    招待券をアップロー
    ドする
    お名前:福岡太郎さん
    福岡さんの参加料は   円です。
    未成年者は参加申込時に参加費無料で登録できる。
    将来の仕事の選択肢になるためだ

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  71. 受け入れ基準 受け入れ条件
    ● 生年月日が表示できる
    ● 未成年を選択できる
    ● 2005/4/2生まれの人が0円で参加表示できる
    ● 2005/4/1生まれの人が無料登録できない(エ
    ラーメッセージが表示される)
    ● 他の選択(一般、学生、招待者)が参加表示でき

    71
    未成年者は参加申込時に参加費無料で登録できる。
    将来の仕事の選択肢になるためだ
    参加料を表示
    一般(2,500円)
    未成年(0円)
    学生(0円)
    招待者(0円)
    学生証をアップロードする
    招待券をアップロードする
    お名前:福岡太郎さん
    生年月日:2000年11月1日
    福岡さんの参加料は   円です。

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  72. 72
    どんなドメイ
    ンでも
    テストできる
    関係者を
    ハッと
    させる
    インシデ
    ントを出さ
    ない
    色んな立場
    の人の合意
    を得ることが
    できる
    修正
    してもら
    える
    自動化
    できる
    テストが
    早い
    思いつかな
    いテストがで
    きる
    CI/CDで安
    定してテスト
    実行できる 考慮漏れ
    ≒実装漏
    れを指摘
    できる
    スマート
    にバグを
    見つける
    行動に
    無駄がな
    い テスト実行が早い
    開発者が納得する指
    摘・提案ができる

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  73. 🍻ちょっとだけテストがわかった?
    明日からの開発で使えそう?
    73

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  74. Enjoy!
    Any questions?
    You can find me at @____rina____
    74
    参考文献
    ● 現在のレビューに必要な次の一手を把握
    しよう!レビュー実践ウォークスルー / 安
    達賢二
    (https://jasst.jp/symposium/jasst15tohoku
    /pdf/S1.pdf)
    ● ISTQBテスト技術者資格制度 Foundation
    Level シラバス 日本語版 Version
    2023V4.0.J01(https://jstqb.jp/dl/JSTQB-S
    yllabusFoundation_VersionV40.J01.pdf)
    ● 実践アジャイルテスト
    Credits
    Presentation template by
    SlidesCarnival(http://www.slidescarnival.com/)
    Photographs by Unsplash(http://unsplash.com/)

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  75. extra
    時間があまってしまったら
    75

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  76. 76
    https://engineering.mercari.com/blog/entry/20230617-7f9d4c6486/

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  77. 77
    技術でテスト活動
    を加速させる取り
    組み
    エンジニアリング
    ● Web開発
    ● モノレポ
    ● ブランチ戦略
    ● Pull Request環境で
    のテスト実行
    ● Feature toggle
    ● テスト自動化
    ● Cypress のUI
    E2E
    ● APIテスト
    プロセス
    ● スクラムinQA
    ● QAのミッションとポリ
    シーの作成
    ● 全社おさわりかい
    ● UI E2Eのテスト管理
    ● QAの未来を考える


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