Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
データを使ったメンバーのストレス状態のモニタリング
Search
a-ishimura
July 31, 2020
0
81
データを使ったメンバーのストレス状態のモニタリング
https://exploratory.io/note/BWz1Bar4JF/14-Uaj4dTn1Dc
での発表資料
a-ishimura
July 31, 2020
Tweet
Share
More Decks by a-ishimura
See All by a-ishimura
データサイエンスブートキャンプ参加報告_石村
aishimura
0
300
データサイエンス勉強会_SQL
aishimura
0
43
Featured
See All Featured
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
19
1.2k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.2k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.7k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
189
55k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.8k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
Transcript
©2020 GxP Inc. データを使った メンバーのストレス状態のモニタリング 2020/07/31 Exploratory データサイエンス勉強会
©2020 GxP Inc. 1 アジェンダ ◆ 自己紹介 ◆ Exploratoryの用途 ◆
メンバーのストレス状態のモニタリング ◆ レポートの自動化
©2020 GxP Inc. 2 自己紹介 ◆ 石村 麻莉彩(いしむら ありさ) ◆
株式会社GxP(IT系) • ビジネスソリューション事業本部 ソリューションデリバリー部 • お仕事①:部署のアシスタントマネージャー • お仕事②:医療系のお客様の案件立ち上げと遂行 ◆ Exploratoryのデータサイエンスブートキャンプ受講歴 • 2017年6月に初回受講 • 2019年7月に再受講
©2020 GxP Inc. 3 Exploratoryの用途 勤怠管理ツール プロダクト利用情報 チケット管理ツール (Jira) マスタ情報
Exploratory 部員状況 案件状況 プロダクト状況 プロダクトの運用者として プロジェクトマネージャとして 組織のマネージャとして
©2020 GxP Inc. メンバーのストレス状態の モニタリング 4
©2020 GxP Inc. 5 月の稼働合計時間の推移 ◆ 3種類作っている • 総稼働時間 •
残業時間 • 深夜早朝時間
©2020 GxP Inc. 6 合計時間でわかることは少ない ◆ 36協定的なことは確認できる ◆ あくまで義務の範囲 ◆
メンバーの危険サインは見逃しやすい 年末年始、GW、夏休みなど 営業日が少ない場合は全体が 勝手に下がる 年末年始、GW、夏休みなど 営業日が少ない場合は全体が 勝手に下がる
©2020 GxP Inc. 7 メンバー状況の把握 ◆ 複数のチャートを作成 ◆ 一律の指標はない ◆
ひとりひとりのサインに「気付く」ことが大事 • ひとりひとり適したリズムは異なる • コントロールができているか、いないか ここでアウトだったらもう絶 対だめなやつ サインがでてないか 原因を想定するためのネタ
©2020 GxP Inc. メンバーのストレス状態のモニタリング メンバーのサインに気づく 8
©2020 GxP Inc. 残業や有休取得の比率 ◆ メンバーのサインに気づく 9 色ごとに申請タイプ(有給・残業・休出など)を割り当て ◆ 休みが取れていない
◆ 残業比率が増えている ◆ いつもと傾向が違う しっかり働いてしっかり 休みたいタイプ 残業しない主義なのに一 時期残業発生 いつもしない休日出勤が ある いつも高負荷 凡例
©2020 GxP Inc. 日ごとの勤務時間 ◆ メンバーのサインに気づく 10 ◆ 勤務の仕方に計画性が見えるか? コントロールできていない傾向があるか?
• 勤務時間がいつも安定している • 残業しない日を作れている ◆ 個人負荷か案件負荷か • 案件のヤマが原因の場合は同じ案件のメンバーが同じヤマを示す 必要なければ残業しない タイプ 残業はしているが安定し ていて、ノー残業デーも ある 二人ともここに案件のヤ マ いつも高負荷 エンドを決めずにやって そうな残業もしばしば 二人ともここに案件のヤ マ 凡例
©2020 GxP Inc. 月ごとの稼働傾向の推移 ◆ メンバーのサインに気づく 11 平均値・中央値・最頻値・最大値の傾向を確認 ◆ 勤務の仕方に計画性が見えるか?
コントロールできていない傾向があるか? • すべての数値がハネ上がっていたら日々の負荷が上昇している • 最大値がある程度大きくてもほかの数値が安定していればそんなに問題な いことが多い 安定している 必要な時だけ残業 最大(オレンジ)以外安定 だんだん負荷が 上がってる 8月 5月 大型連休があると全数値 が上がる傾向。事前計画 時に休みを見込んでいな くて、営業日が少ないと 1日1日が高負荷に。 凡例
©2020 GxP Inc. レポートの自動化 12
©2020 GxP Inc. 13 毎月のサイクル ◆ 元ネタの収集(集計用フォルダに置くだけ) ◆ Exploratoryの起動 ◆
レポート開く ◆ 更新押す • 毎月の分が、スクリプトで自動で追加される • 先月のデータも自動計算(-1か月) • チャートが自動更新される ◆ HTML出力 ◆ 中身みてリーダー以上にコメント付き拡散 ◆ 1on1などでケア
©2020 GxP Inc. 14 Exploratory上の操作イメージ ◆ 毎月のサイクル 再インポートを押す
©2020 GxP Inc. 15 Exploratory上の操作イメージ ◆ 毎月のサイクル 元ネタのデータを拾いなお して、リフレッシュが走る (ぼかすのめんどくさいの
でローディング中の画像を 使用)
©2020 GxP Inc. 16 Exploratory上の操作イメージ ◆ 毎月のサイクル HTMLにエクスポート ZIPでDLできるので、 Exploratory使ってない人にも
展開できる (形式は使いたいやつをお好みで)
©2020 GxP Inc. 17 自動化の小ネタ ◆ 複数ファイルを1つのデータフレームにまとめる こういうのが全部1つのデー タフレームにまとまる 取込をスクリプトにしておく
と同じデータフレームにすべ て入れられる
©2020 GxP Inc. 18 自動化の小ネタ ◆ 相対日付を使う 月初に先月のレポートを出し ているので、先月の詳細が欲 しいところは相対日付でフィ
ルタ
©2020 GxP Inc. さいごに 19
©2020 GxP Inc. 20 さいごに ◆ Exploratoryがなかったら折れ線しか見てない • 手順の簡素化大事 •
「何を見たいか」にフォーカスした操作ができるのが快適 ◆ 一律の指標がなくてもモニタリングはできる • 「いつもと違う」に気づける • 本人は自覚がないこともある – 「継続して負荷がかかっている」と気付いてない – 「今はこういう理由で忙しいから仕方ない」を繰り返す ◆ データに基づいているのでケアのときも説得力がある • そばで見てないのに何を知ってるんだと思われない • 感覚ではなくデータに基づいたケア • リモートの時代は特に大事
©2020 GxP Inc. CONFIDENTIAL ⚫ 本文書は、株式会社GxPが著作権その他の権利を有する営業秘密(含サプライヤー等第三者が権利を有するもの)です。 ⚫ 当社の許可なく複製し利用すること、また漏洩することは「著作権法」「不正競争防止法」によって禁じられております。 ⚫ 本資料内の社名・製品名は各社の登録商標です。