Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Auroraは速いRDSではない

 Auroraは速いRDSではない

Avatar for 赤神青空

赤神青空

August 19, 2026

More Decks by 赤神青空

Other Decks in Programming

Transcript

  1. ▪どこが「速い」のか Auroraの正体 AuroraはMySQL・PostgreSQL互換のまま、 ストレージ層だけを別物に置き換えたDBである。 従来のRDB 1台のインスタンスがディスクを 抱え、複製も自分でする。 今ココ 正体 Aurora

    計算とストレージを分離し、 共有ストレージを全員で見る。 効いてくる場所 レプリカ追加・フェイルオーバー・ 復旧が速くなる。 4/12
  2. ▪レプリカがデータのコピーを持たない 計算とストレージの分離 計算層(インスタンス) ライター 書き込みはここだけ リーダー 1 リーダー 2 最⼤15台まで追加できる

    データのコピーは持たない 1つのボリュームに⾒えるが、実体は散っている アベイラビリティゾーン a ✓ ✓ アベイラビリティゾーン b ✓ アベイラビリティゾーン c ✓ GBごとに2コピー GBごとに2コピー GBごとに2コピー 壊れたら、その10GBだけ 他から作り直される 単⼀の装置があるのでは なく、断⽚の集まり ここが丸ごと落ちても 書き込みは⽌まらない 書き込み 4つ必要 2つ失っても⽌まらない 読み取り 3つ必要 3つ失っても続けられる 守れない範囲 リージョン障害と操作ミス 6コピーは同⼀リージョン内の話。DELETE は6コピーすべてに忠実に反映される。 1つのボリュームに見えるが、実体は10GB単位で6コピーに散っている 今ココ 正体 5/12
  3. ▪Auroraで一番事故が起きる分岐 Standard と I/O-Optimized Aurora Standard ストレージ $0.10/GB-月 I/O が別課金

    $0.20/百万 小さなトランザクション多発で膨らむ 事前に読みにくい Aurora I/O-Optimized ストレージ $0.225/GB-月 I/O は追加課金なし 金額が予測しやすくなる インスタンス単価も上がる 目安はI/Oが総額の25%を超えたらI/O-Optimizedへ。 今ココ 代償 9/12
  4. ▪RDSには無い、あるいは形が違うもの 分離だからできること 独自機能に見えるものは、だいたい共有ストレージがあるから成立しています。 Backtrack … 復元せずに時間を巻き戻す(MySQL互換) 高速クローン … 実データを複製せず別クラスターを作る Global

    Database … 別リージョンへサブ秒で複製 高速復旧 … ログの適用をストレージ側が引き受ける Global Databaseの複製I/Oだけは例外 I/O-Optimizedにしても、そこは課金され続ける 今ココ 恩恵 11/12