20231214_CMCmeetup_basefood コミュニティマーケティングとは

ベースフードにおけるコミュニティマーケティングとは、顧客との信頼関係を築くこと。「共創」の場づくりです。顧客にとっての自社サービスの価値を理解し、サービスやプロダクトを進化させ、さらなる顧客価値を生み出していく一連の取組みを指します。
私たちにとってコミュニティは非常に重要で、なぜなら信頼関係の構築には時間と労力がかかるため、簡単に真似されることなく、事業上の競争優位になるからです。

また顧客との信頼関係は、中長期的に、ブランドロイヤリティの形成やビジネスのあらゆる面でレバレッジが効いてきます。

例えば、顧客経由の紹介や高いLTVはもちろんですが、新商品開発、人材採用、資金調達などなど効果は多岐に渡ります。
この好循環が生まれることが事業を継続的に成長させるためにとても重要なのです。

Transcript

1. 吉田千紘 ベースフード株式会社 コミュニティマネージャー • GMO pepabo 2014-2018 ◦ CS/Webディレクター • ベースフード 2018~ ◦ マーケティング部にてカスタマーサクセスの立ち 上げ〜既存顧客コミュニケーション全般 ◦ サービス改善の企画仕様作成 • 趣味はサイクリング。この夏、渋谷〜奥多摩 70kmくらい走りました！
2. BASE FOOD Labo
3. ベースフード株式会社概要 3 ・2017年2月より、完全栄養の主食を開発・販売。 ・累計販売袋数は1億袋/定期購入者20万人。 設立：　2016年4月5日 代表者：　代表取締役社長 橋本舜 本社住所： 東京都目黒区中目黒 5-25-2 事業内容： 完全栄養食の開発・製造・販売 資本金：　1億円（2023年1月時点） 第三者割当増資引受先： 楽天（楽天ベンチャーズ）、 XTech Ventures、グロー バル・ブレイン、オイシックス 基本情報 Mission：主食をイノベーションし、健康をあたりまえに
4. 完全栄養食とは？
5. © commmune Inc. All rights reserved 5 ベースフードはコミュニティを「競争力の源泉」と位置づけ 出典：2022年11月15日 ベースフード株式会社 事業計画及び成長可能性に関する事項 ③競争力の源泉より抜粋（P.18）
6. BASE FOODを通じて食生活や栄養に関する情報を 共に学び、新しい食文化をつくることを目指す ユーザーコミュニティ。 会員を「研究員」と呼び、一緒に弊社のミッション 「健康をあたりまえに」を研究する仲間という位置づけ。
7. ベースフードのコミュニティマーケティングとは？ 顧客との信頼関係を築くこと。「共創」の場づくり。 顧客にとっての自社サービスの価値を理解し、サービスやプロダクトを 進化させ、さらなる顧客価値を生み出していく一連の取組みを指します。 顧客経由の紹介 LTV 新商品開発 商談の成功率 人材採用 離職率 資金調達 ブランド形成 中長期的にあらゆる面でレバレッジが効いてくる！
8. コミュニティ導入に至った経緯 フロー施策 有名人を起用したTVCM、ブランドに関 わりないインフルエンサーの起用、各種 広告タイアップなど。 トップラインを急成長させられる。 「お客様と信頼関係を築くことで 類似商品が出てきても乗り換えられない状態」をつくる。 ストック施策 文化形成、アンバサダー育成、 コミュニティ運営、 独自販路構築など。 時間がかかるが模倣されにくい。
9. コミュニティ導入に至った経緯 注力する ユーザー LTVが高いユーザー 多くの人が抱える悩みを持つユーザー ブランドを広げてくれる ユーザー=ファン！ 限られた予算 予算あり/投資先あり 予算あり/投資先が限られてくる 認知・資金調達 新規獲得 オーガニック成長率（自然増＞解約） KPI 論点 ペインが大きい ユーザーは誰？ 多くの人に共通するペインは何？ 状況 人にすすめる条件は何？ 施策 PR 広告 友だち紹介 創業当初から未来を見据えて、ストック施策として投資。 立ち上がり グロース さらなるグロース
10. カイゼン文化 5年間でサービス改善 :300回以上 商品改善：60回以上 アンバサダー 5年間で5000人 コミュニティ 2018年開始 現在約35000人 ストック型施策の一部
11. ストック型の施策は費用対効果の説明がしにくい... ROI算出ができず上層部を説得できない... 例:「コミュニティに参加している人は LTVや友人紹介率が高いので、より多くの人にコミュニティに参加してもら うことで全体のLTVが上がる」と仮説してスタートする。 解決法： 売上に繋がる数値指標を見つけだし仮説を立てて目標を設定する 目的・現状・原因・問題・課題がセットになってれば企画は通る！ コミュニティ開設にあたり、ぶち当たる壁
12. コミュニティの成果・価値 ロイヤルユーザーのブランド好意度：93.5% 定期継続率も92.3%に！（2023年8月時点） コミュニティ参加者の紹介で毎月約800件の新規友人紹介CV 仮にCPA1万円の場合、800万円寄与（2023年5月時点） コミュニティ参加者LTVは全体比で約2倍
13. コミュニティを開設のメリット アンケート回収：着想から数時間で200~300回答 些細なことでも気軽にアンケート可能になり 本幹である商品/サービス改善が爆速化 食べ方のUGC：1ヶ月で1500投稿以上 全社員の顧客理解度の向上。 SNS、CRM周りで２次利用。少人数でのコンテンツ運用が可能に
14. コミュニティを開設して気づいたこと ロイヤルユーザーの中から20名以上採用 全国4,000店舗以上で取り扱いがリクエストされる 店舗から本部へのリクエストも増加・商談化貢献（※過去実績） テレビ・新聞/雑誌・メディアサイトなど露出の増加