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ビジネスサイドとの連携改善 ~アウトプットの最適化~
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Daiki Suyama
July 26, 2023
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ビジネスサイドとの連携改善 ~アウトプットの最適化~
強い開発組織を作るために~ビジネスサイド連携のベストプラクティス~【開発生産性 Meetup #4】
に登壇した際の資料となります。(2023/08/20更新)
Daiki Suyama
July 26, 2023
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Transcript
ビジネスサイドとの連携改善 ~ アウトプットの最適化 ~ 株式会社クライド 陶山大輝
自己紹介 • 2022/04 ◦ 株式会社クライド入社 • 2022/10 ~ DevOps エンジニア
◦ 開発者体験の向上 ◦ ビジネスサイドとの連携改善 • 2023/03 ~ TPM/PO ◦ 開発チームの役割の再定義 ◦ 開発フローの見直し
目次 • はじめに • アウトプットの最適化 • 取り組み • 参考資料
はじめに
エンジニアの関心とビジネスサイドの関心 • エンジニアの関心:アウトプット ◦ 先行指標 ▪ 働きに対して評価しやすい ◦ 例:PR作成数、チケット作成数、など •
ビジネスサイドの関心:アウトカム ◦ 遅行指標 ▪ 働きに対して評価しにくい ◦ 例:売上、顧客数、など
連携改善のために 1. 相互理解を進めるためにエンジニアがアウトカムに関心を持つ 2. エンジニアが、アウトカムのためにアウトプットを最適化する a. プロダクト開発の最終目標はアウトカムを出すこと b. ビジネスサイドがエンジニアに歩み寄るための布石にもなる
アウトプットの最適化
アウトプットの最適化 • アウトプットの高速化 a. エンジニアに閉じた問題として解決しやすい • アウトプットの適正化 a. より本質的な問題を解決できる可能性が高い
アウトプットの高速化 • やるべきこと ◦ 開発者体験を向上させ、高速なアウトプットが可能な状態にする • 必要なこと ◦ ビジネスサイド ▪
エンジニアの意見を聞き入れて、合理的な判断を下す ◦ エンジニア ▪ ビジネスサイドに意義を定性的にも定量的にも説明する
アウトプットの適正化 • やるべきこと ◦ PBIをINVESTの原則に従って適正なものにする • 必要なこと ◦ ビジネスサイド ▪
PRDの策定時にエンジニアを組み込む ▪ エンジニアへビジネスの観点を共有する ◦ エンジニア ▪ 共有された観点において最適なアウトプットを心がける
施策
状況(2022/10 ~) • 事業部の状況 ◦ 数ヶ月単位でのリリース遅延が発生し、開発生産性の向上が必須 ◦ 初期リリースは終了し、追加機能開発をしてPMFを目指す • 開発チームの状況
◦ Findy Team+を導入したタイミングで、実験的に利用できる ◦ 開発生産性の向上の前例が社内にないので、手探りで進める必要がある • 実際の手順 ◦ 2週間に一回、開発生産性の向上のためのMTGを組む ◦ Findy Team+で計測した定量値から仮説を立て解決策を随時実行する
施策(2022/10 ~) 1. アウトプットの高速化 ◦ CDパイプラインの構築 ◦ ピアレビューの採用等のレビュー体制の見直し ◦ →
詳細については別記事等で共有予定 2. アウトプットの適正化 ◦ → 仮説は立ったものの解決策が出せず
状況(2023/04 ~) • 事業部の状況 ◦ 社内の開発チームで開発生産性がトップの状態になる ◦ リソースの調整などがあり、チームを組み直す必要がある • 開発チームの状況
◦ 日本メンバーは開発生産性向上への意識が格段に向上 ◦ セブメンバーは開発生産性に対して認識できておらず • 実際の手順 ◦ ビジネスサイドとエンジニアのインターフェース部分を自分が担当 ◦ 双方のヒアリングを元に仮説を立て、解決策を実行
施策(2023/04 ~) 1. アウトプットの高速化 ◦ 仕様策定フローやリリースフローのボトルネックの見直し ◦ CIパイプラインの構築 2. アウトプットの適正化
◦ PRD策定時のINVESTの原則を自分がTPMとして支援 ◦ ロードマップとバックログで開発している機能の管理を徹底 ◦ スクラム開発が可能なチーム構成へと修正
Findy Team+による効果測定 • 開発者体験 ◦ PRのオープンからマージまでの平均時間:114.0h → 49.3h ◦ 平均コメント数:1.7件
→ 5件 ◦ レビューされずにマージされた割合:47.4% → 18.1% • 開発量 ◦ マージ済みPR数:116件 → 94件 ◦ デプロイ頻度:56件 → 43件 • 備考 ◦ 2022/09 ~ 2022/10 と 2023/05 ~ 2023/06 の比較 ◦ 開発人数は7人 (9人) → 3人 (6人)と半分以下
ご静聴ありがとうございました!
参考資料
参考資料 • CTOの頭の中:技術を財務で表現する • スクラムチームが自信をもってアウトカムとスプリント活動に集中するため のコツ • DevOpsDays Tokyo2022 ファクトから始める改善アプローチ
• Platform Engineeringへの招待