スクラムマスターやチーム支援を担う人は、チームを支える立場であるがゆえに、自身の悩みや葛藤を抱え込みやすく、孤独を感じやすい役割でもあります。本ワークショップでは、日本発の実践知である「当事者研究」を取り入れ、スクラムマスターやチーム支援に携わる人たちが、安心して声を出し合える場をつくることを目的とした実験的な試みを行います。
参加者は、自分の困りごとを整理しながら他者の経験と重ね合わせ、「研究モード」で捉え直す体験を行います。過去の失敗や経験を、個人の内省にとどめず「共有可能な経験」へと転換するプロセスを通じて、その場がもたらす効果を実感的に学びます。これら二つの体験を通して、アジャイルコミュニティにおける当事者研究の知恵の活用可能性を探ります。