# SRE NEXT 2025
## 概要
弊社が提供する「DRESS CODE」は、人事・IT・総務・採用などの業務を横断的に支えるコンパウンドプロダクトです。
部門ごとの部分最適を、組織全体における全体最適へと昇華し、よりよい働き方の実現を目指しています。
その中で情シス業務を担うプロダクト「IT Force」は、わずか3人のエンジニアで開発・運用しています。
本プロダクトでは、企業が利用するSaaSアプリケーションとAPI連携し、ユーザー情報・利用状況・コストなどの情報を一元的に可視化しています。
可視化の鍵となるAPI連携は、常にうまくいくとは限りません。
ユーザー操作ミス、認証切れ、外部サービスの仕様変更、不具合など、失敗の原因は多岐にわたります。
こうした中で、部分的に対応していたログやトレースだけでは「何が、どこで、なぜ」起きたのかを把握するには不十分という課題が浮かび上がりました。
そこで、DatadogやRedashといった既存のツールを活用しつつ、「どのアプリで、どのような連携が、なぜ失敗したのか」を把握できる解像度の高いオブザーバビリティをチームで持とうと動き始めました。
今回は、そういったオブザーバビリティの強化の取り組みとそれによって得られた分析や知見をどう生かしたかについてお話しします。