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AIを「便利なツール」から「真のチームメイト」へ

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August 04, 2025
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 AIを「便利なツール」から「真のチームメイト」へ

Ubieでは「色々なAIを導入して劇的に速くなったはずなのに、なぜか事業が同じように速くならない」という痛みに向き合ってきました。
- なぜ「最強の個人AI」では失敗したのか
- Slack Botで「情報の引力」を創り出す方法
- 「専門家AIエコシステム」の誕生と進化
- 「開発の重心移動」:誰もがビルダーになる時代の新しい開発フロー

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August 04, 2025
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Transcript

  1. 8 AIが見える範囲の業務しか効率化できない 8 エンドユーザー 経営層 マーケティング カスタマーサポート 営業部門 課題発見 要求定義

    設計 実装 テスト リリース 効果測定 課題発見 承認 仕様の意図 歴史的経緯 商談のログ 社員の情報
  2. 11 仕組みから文化へ: AIを『育てる』文化の誕生 11 AIスクラムマスターを作ったことによりチームのコンテキストを読み込ませたいニーズが増加。 まるで新入社員にオンボーディングするように AIにオンボーディングする文化の誕生。 まるでエンジニアが Rulesをメンテナンスするのに近い文化が組織全体に発生。 この過程で、チームのコンテキストが

    AIから読み取れる場所にアップロードされるように。 ・プロダクト戦略 ・OKR ・チーム運営方針( FaSTフレームワーク、スクラムガイド) ・開発ガイドライン( PBIガイドライン、計算ロジック) ・メンバー固有情報( Slack ID対応、役割分担) ・KPI計算式と目標値の詳細
  3. 17 まとめ: AIを真のチームメイトにするには 17 1/ 個人のAI武装は「局所最適化の罠」である。 2/ AIの「恩恵」を組織の隅々に届け、情報が AIに集まる「引力」を創り出す。 3/

    AIの燃料は、開発の外にある「生きたコンテキスト」である。この宝を組織全体で AIに与える文化 こそが、本当の強さになる。