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【Generative AI Meetup & Google Cloud Next '23 R...

Hashimoto Genki
October 15, 2023
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【Generative AI Meetup & Google Cloud Next '23 Recap】AI ど素人 SRE の Gen AI 活用事始め

Hashimoto Genki

October 15, 2023
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  1. about 3-shake 5 Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved.

    • SRE黎明期から培ってきた最先端のテクノロジーとノウハウ • クラウド/データ/セキュリティの技術設計から開発、運用、拡張までをワンストップ提供 • エンジニアをあらゆる労苦( Toil)から開放する広範な SaaSソリューション モダナイゼーションプラットフォーム 提供価値 エンジニアリング内製化 ソリューション(モダナイゼーション)を包括的提供 SRE/DevOps SecOps DataOps HR インフラの課題 セキュリティの課題 データ活用/サイロ化の課題 採用/人事の課題 ・アプリケーションのデリバリー頻度増 加(= インフラデリバリー増加 ) ・インフラアーキテクチャの複雑化、業 務の属人化加速 (難易度UP) ・慢性的なSRE/DevOps人材不足 ・アプリケーションのデリバリー頻度増 加(= 脆弱性リスク増加) ・増加するサイバー攻撃 ・慢性的なセキュリティ人材不足 ・デジタル化に伴うデータ活用ニーズ 増加 ・XaaS普及によるデータのサイロ化、 ブラックボックス化 ・慢性的なデータエンジニア不足 ・高度化する開発エンジニア要求スキ ルと、内製エンジニアの育成遅れ ・慢性的な開発エンジニア(クラウド対 応エンジニア)不足 SRE/DevOps SecOps DataOps HR
  2. toilの対象を拡張し、promptで自動化を実装する 9 SRE本5章より toilの定義「サービスを稼働させることに直結している作業で、繰り返されたり、手作業 だったりするもの」 toilの特徴 - 手作業であること - 繰り返されること

    - 自動化できること →自動化のコストが高くてそのままにして - 戦術的であること いるようなタスクをLLMに任せたい - 長期的な価値を持たないこと - サービスの成長に対してO(n)であること
  3. toilの対象を拡張し、promptで自動化を実装する例② 11 最新化が定期的に必要なドキュメンテーションのメンテナンスをLLMに任せる e.g. ・構成図 ・権限管理 OpenAI API を利用して Terraform

    から構成図っ ぽい Mermaid を出力してくれるコマンドを作っ た話 (https://sreake.com/blog/mermaid-with-open ai-api/) 自作した構成図 OpenAIがterraformから出したmermaid (登場人物は合っているが依存関係はterraformに引っ張られている) 精度が上がってくるとX as Codeが重要視されるかもしれない もしくはInputが言語以外に多彩に対応してくる
  4. GenAIの課題、というよりデータな課題がいくつか 16 • GCSに投入するのは簡単だが、更新は若干面倒 ◦ NotionのDatasource対応お待ちしてます!! • 顧客情報混入してしまわないか問題 ◦ 生産性の観点から技術Knowledgeと顧客情報を完全に切り離

    したドキュメンテーションはしんどいのであまりエンジニアに 強制したくない ◦ LLMにフィルタリング作業をさせることも考えているが100% 保証できない、、、 ◦ エンジニアの書き心地とKnowledge蓄積の両立法を検討中 • 性質として細かい技術的な困りごとへの対応へはある程度効果が 見られるが設計などの大きな粒度への情報はイマイチ ◦ LLM単品だと一般論を答えるにとどまる ◦ ここに対して適切な情報を保持して具体例まで出せるようにし たい
  5. まとめ 17 • SREとしてGenerative AI(≒LLM)を活用する2つの提案 ◦ toilの対象を拡張、promptで自動化を検討する ▪ “自動化可能”というtoilの定義からもう1段階広い領域の自動化を考える •

    (コストやパフォーマンス)レポートのインサイトをまとめる • ドキュメンテーションの一部自動化           など • LLMに任せる作業が増えるとX as Codeが進んでいくかも? ◦ SRE特化型チャットボットの検討 ▪ ナレッジの検索性能を向上させる ▪ 日頃の負荷を減らして実現を目指すためには色々課題あり • 顧客情報の混入回避 • etc…