Kaigi on Rails 2024発表資料
私たちはリリースから8年目になるRailsアプリケーションを運用しており、その過程で1800個ものERBビューファイルを持つ規模に成長しました。
Partial ERBによる運用は、パラメータ定義の曖昧さや、テンプレート内に多くのロジックが記述されること、記述の一貫性が低いことで、実行時エラーの発生や開発効率の低下を招いていました。
私たちはPartial ERBをViewComponentに移行する決断をし、既存のビューファイルを自動変換スクリプトにより、移行しました。
このセッションでは、私たちの具体的な移行戦略とその成果を共有し、同様の課題を抱える開発者にとって役に立つ情報を提供します。
まず私たちの抱えていた課題について紹介します。
Partial ERBとViewComponentの比較をしながら、ViewComponent gemについて解説します。
続いて、1800個のERBファイルをViewComponentに移行するために、移行スクリプトを実装した過程について紹介します。
最後に、ViweComponentの導入によって得られた効果や、レンダリング時間の計測結果について紹介します。