Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
個人開発を「継続」する
Search
ke-ta
November 30, 2023
4
1.1k
個人開発を「継続」する
およそ7年間、個人開発を続ける中で得られた知見について紹介しています
ke-ta
November 30, 2023
Tweet
Share
More Decks by ke-ta
See All by ke-ta
長期的個人開発のすゝめ.pdf
ke_ta
0
1.1k
Featured
See All Featured
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
654
59k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
327
21k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
Code Review Best Practice
trishagee
64
17k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
246
1.3M
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
59
3.5k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
28
2k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
The Language of Interfaces
destraynor
154
24k
RailsConf 2023
tenderlove
29
900
Transcript
個人開発を「継続」する 小さく じめて、長くつづける
自己紹介 • ke-ta • 2023年4月に退職 → 独立 • 個人開発者 /
Ymdkit Inc. 代表 • Twitter @keita_developer ◦ 大体個人開発について呟いてます
サービス紹介 テスト勉強用アプリ「暗記メーカー」 • 問題集 作成、解答、共有を支援 • Flutter / Next.js /
Node.js / Firebase... • 累計DL数90万 / MAU7万 • 開発開始からおよそ7年が経過 ◦ 趣味 → 副業 → 本業
じめに • 過去 経験を元に「低コストで個人開発を続ける仕組み」についてお話し します。 • こんな人におすすめ ◦ 新しいサービスを開発する予定がある ◦
リリースした かり サービスがある ◦ 学業や仕事 合間に個人開発をしている
目次 • 機能追加しやすい状態 維持 ◦ 技術選定、画面デザイン • ルーチンワーク 負担減 ◦
情報整理、ローカライズ • コスト管理 ◦ インフラコスト、集客コスト
メジャーな技術 採用 • 好奇心で技術選定すると未来 自分を苦しめがち ◦ 開発中 楽しい ◦ 更新停止、相次ぐ破壊的変更...
• 使う技術 新しさ(難しさ) ≠ ユーザに与える価値 • Copilot / ChatGPT 力を借りやすい • と いえ新しい技術も素振りしたい ◦ 依存 少ない枝葉 機能
「必要に応じた」クロスプラットフォーム 採用 • Kotlin/Swift → Flutter へ 移行を経験(半年前) ◦ 同じ機能を2回実装する
ツラい ◦ 今新しく始めるならまず第一候補に上がる • 現状 Flutter Web 見送り ◦ 共通化できるメリットより既存 Web資産が利用できないデメリットが 大きいと感じた ◦ 「Flutter を使うこと」が目的で ない
「こだわり ないデザイン」へ こだわり • デザイナーでなけれ 、我を出さずに何かしら ガイ ドラインに追従する が良い •
凝ったカスタマイズをするとOSやフレームワーク 更 新で壊れやすい(n敗) • 用意されているも を組み合わせて作れないかをま ず試す • 最近 おすすめ ◦ デジタル庁 デザインシステム https://www.digital.go.jp/policies/servicedesign/designsystem
情報 一元化 各種アナリティクスを巡回する 面倒 → 受動的に確認できるように • 自分用 Slack ワークスペース
◦ 問い合わせ / 通報 ◦ 日時レポート(GA4) ◦ クラッシュログ ◦ サブスク契約通知 ◦ ...
ローカライズ 自動化 • 以下 手順で自動化(スクリプトで実行可能) ◦ アプリ内文言、ストア文言 ▪ ファイル(例: app_en.arb)で文言管理
▪ ChatGPT を使って全言語分ローカライズ • 「json value を ${locale} にして」 • 差分実行可能にしておく ◦ ストア用スクリーンショット ▪ Integration Test によるスクショ撮影 • 【参考】現時点で、総DL数 4割が海外
ランニングコスト • まず 無料枠で収めることを考える • 機能開発と、スケールしても赤字にならない仕組 みをセットで考える ◦ ドキュメント数 制限(無料プラン)
◦ 生成AI 生成待ちに動画広告を流す ◦ オフラインモードを有料で提供
ASOによるユーザ獲得 • ストアから 自然流入を重視 ◦ 目的が合え 勝手にユーザが集まる • アプリ名で用途がわかるように ◦
固有名詞 認知コスト大 • 「スペック」で なく「シナリオ」を ◦ 機能だけ羅列してもピンとこない ◦ ユーザ 想像力をあてにしない
コンテンツによるユーザ流入 • ユーザ作成コンテンツ 共有 ◦ 友人間、先生/生徒間で宣伝してくれる • 運営側 ランニングコスト不要 •
長く運営すれ するほど効果が出る ◦ プラットフォーム化 ◦ およそ100万種類 問題集が蓄積
まとめ • アプリ リリース 、ゴールで なくスタートライン。 • 楽に続けられる仕組みがあれ 、個人開発 長続きしやすい。
• 10年20年続くサービスを目指して、今後も開発を続けていきます。