Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

簡易ラズピコオシロを改造して簡易フリスクオシロを作った話

ken551
December 09, 2023
140

 簡易ラズピコオシロを改造して簡易フリスクオシロを作った話

at 2023/12/9 忘年会議2023 in 岡山城

ken551

December 09, 2023
Tweet

Transcript

  1. Scoppyについて • Raspberry Pi Picoをオシロスコープ化するソフト • AndroidアプリとラズパイFWのセット • アプリは有償/無償利用可能 (有償:

    1ch→2ch、広告削除) • FWは公式ページで無償配布 https://play.google.com/store/apps/details?id=xyz.fhdm.scoppy&hl=ja&pli=1 5
  2. RP2040-Zeroについて • Waveshare社による、RP2040を使用したマイコンボード • メリット: • 小さい • 安い(¥682@switch science)

    • USB-TypeCで接続 • デメリット • デバッグ用I/Fがない • 一部端子が裏面パッドのみに出ている 7
  3. 0. 部品の購入 • 以下二点を重視 • とりあえず動くものを完成させられる • 部品がサクッそろうようにする →キットを購入し、回路・部品はコピーする •

    Scoppy公式にリファレンス回路はあるが、 機能性・部品の入手性からキットを選択 9 https://picolabo.org/pl2302kit/
  4. 1. 回路図作成 • picoLABO様サポートページに回路図がオープンソースとして 公開されているので写経 • 小面積化のため、機能・部品を一部省略 • AC/DC対応→DCのみ •

    8chデジタル入力→4chに削減 • ピン配置は適宜変更 • RP2040は一部パッドに出てて利用困難 • 必要に応じて部品のライブラリ作成 • CADはKiCADを使用 • EAGLEよりライブラリ豊富? 10 https://picolabo.org/pl2302kit/
  5. 3.配置・配線 • 作成した回路図から、回路のフットプリントを作成 • 両面基板 • 業者に発注する前提 →細い配線も活用 • 基板上の部品の位置決め(配置)

    および配線パターン作成(配線) • 温かみが感じられる手動配線で実施 • 配置・配線ノウハウは いったん後回し • フリスクケースに入る基板サイズ(30mm*56mm) 14
  6. 参考 • Raspberry Pi Pico用オシロスコープ基板DIYキット PL2302KIT サポートページ(picoLABO) https://picolabo.org/pl2302kit/ 販売ページ(switch science)

    https://www.switch-science.com/products/8849 • Scoppy https://oscilloscope.fhdm.xyz/ • TOREX XC6902シリーズ データシート(JTR0363-004) 24