20251217_Db2UserNet_Db2_SaaS_RDS_for_Db2_アップデート/20251217_Db2UserNet_Db2_SaaS_RDS_for_Db2_update

2025/12/17(水)オンライン開催
「Db2 User Net 2025 (Db2ユーザー・コミュニティー・イベント)」
における2番目のセッション、
「Db2 SaaS(旧Db2 on Cloud)、Amazon RDS for Db2アップデート」
の資料です。

Db2 SaaS Performance planや、RDS for Db2のアップデート情報をコンパクトにまとめています。
Db2 Standard/Enterprise planからPerformance planへの移行手順も掲載しています。

Transcript

1. © 2025 IBM Corporation 1 Db2 User Net 2025 Db2 SaaS(旧Db2 on Cloud)、 Amazon RDS for Db2 アップデート 日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 森中 賢人
2. © 2025 IBM Corporation 2 Db2 SaaS (旧 Db2 on Cloud) アップデート IBM Db2 on Cloudは IBM Db2 as a Service (IBM Db2 SaaS)に名称が変わりました
3. © 2025 IBM Corporation 3 Db2 SaaS (Db2 on Cloud) Self-managed software Cloud-managed IaaS Cloud-managed container PaaS Fully-managed SaaS Db2 (主にはOLTP) Db2 Warehouse (主には情報系) Db2 pureScale IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud GCP GCP AWS IBM Cloud AWS Azure Db2 を利用できる場所と方法を継続的に拡大しています Azure Deploy Db2 anywhere your apps and dashboards run AWS Azure
4. © 2025 IBM Corporation 4 Db2 SaaSで新プラン Performanceプラン (gen 3)が ご利用可能 高い拡張性 高可用性 簡単な移行操作 インフラをIBM Cloud VPC gen 2に移行し、計算能力 が約20%アップしました。さらに、簡単な操作により、 4 vCPU~128 vCPU, 50 GB~40 TB,400 IOPS~196K IOPSまで拡張し、お客様の幅広いビジネスに対応する ことが可能です。 2つのHAノードとDRリード・レプリカを簡単に作成・ 追加し、高可用性を実現できます。その結果、簡単に、 より信頼性の高い環境を構築可能です。 Db2 Standard/Enterprise planからPerformance planへ の移行ツールが提供されており、簡単な操作で移行が 可能です。 ※2026/10/16にStandard/Enterprise planはサポート を終了するため、なるべくお早めに移行することを強 くお勧めします。
5. © 2025 IBM Corporation 5 Performance プラン(gen 3)への移行ステップ
6. © 2025 IBM Corporation 6 移行操作の例 新環境のプロビジョニングと既存環境とのデータ同期が、webページからのボタン操作で完了します！ ユーザーは既存環境を残すか休止するかの選択肢があります。 データベース構築 (まだアクセス不可) 通常稼働 Db2 既存環境 テスト用 Performanceプラン 並行稼働 （有償） DB停止（最大2週間無償） プロビ ジョン 製品ガイド（移行） ①~⑤ プロビジョン ストレージ容量の指定 ⑥バックアップ からの移行完了 ⑦〜⑨ Gen3環境へのアクセス可能 選択 削 除 動作確認 データベース構築 (アクセス不可) 本番用 Performanceプラン プロビ ジョン 動作確認 アップ グレー ド Gen2環境と同期 製品ガイド（移行）：https://cloud.ibm.com/docs/db2-saas?topic=db2-saas-migration 移行する際は必ずIBM Cloudの移行ガイドを確認し、ご不明な点はIBM Supportにお問い合わせください。 業務フロー 通常稼働 切り替え作業 通常稼働 データコピー アプリ 接続先 変更
7. © 2025 IBM Corporation 7 移行操作の例 新環境のプロビジョニングと既存環境とのデータ同期が、webページからのボタン操作で完了します！ ユーザーは既存環境を残すか休止するかの選択肢があります。 バックアップから データベース構築 (まだアクセス不可) 通常稼働 Db2 既存環境 テスト用 Performanceプラン 並行稼働 （有償） DB停止（最大2週間無償） プロビ ジョン 製品ガイド（移行） ①~⑤ プロビジョン ストレージ容量の指定 ⑥バックアップ からの移行完了 ⑦〜⑨ Gen3環境へのアクセス可能 選択 削 除 既存環境を維持して動作 確認ができます！ 動作確認 バックアップから データベース構築 (アクセス不可) 本番用 Performanceプラン プロビ ジョン 動作確認 動作確認が完了したら テスト環境は削除可能です 移行操作が完了した後も、 ２週間は無償で環境を残せます アップ グレー ド ※既存環境を休止する場 合、ここでDb2 v12.1に アップグレードします Gen2環境と同期 製品ガイド（移行）：https://cloud.ibm.com/docs/db2-saas?topic=db2-saas-migration 移行する際は必ずIBM Cloudの移行ガイドを確認し、ご不明な点はIBM Supportにお問い合わせください。 既存環境からの移行操作は 何度でも可能です 業務フロー 通常稼働 切り替え作業 通常稼働 移行中も既存環境には アクセス可能です データコピー アプリ 接続先 変更
8. © 2025 IBM Corporation 8 既存環境の選択画面 Complete Upgradeボタンを押すと、バックアップが作成され、新環境が使用可能になります。この際、既存環境 を残すか無効化するかどうか選択します。 Keep the prior system running without synchronization with the new system（上の選択肢） ・既存環境が維持されます。 ・新環境のDb2のバージョンは11.5です。 （有償） Disable the prior system (下の選択肢) ・既存環境が無効化されます。（2週間は無償） ・新環境のDb2のバージョンは12.1です。 Complete Upgradeボタンを押すと、バックアップの 作成が行われます。 （下の選択肢では、Db2のアップグレード処理も行わ れます）
9. © 2025 IBM Corporation 9 移行時のポイントと考慮点 ＜ポイント＞ • 新環境のプロビジョニングと既存環境とのデータ同期が、webページからのボタン操作で完了します！ • 既存環境からの移行操作は何度でも可能です！ • Standard/Enterprise planの環境を維持して動作確認ができます！ • 移行後、旧環境を維持するかどうか選択可能です！ ＜考慮点＞ • 旧環境を維持する場合は、旧環境、新環境の両方に課金されます。 • IBM Cloud VPC gen 2への移行には期限があります。(~2026/10/16) • 既存環境を維持する場合には新環境の12.1化はCaseで依頼します。 • 既存環境を休止する場合、自動でDb2 12.1にアップグレードされます。 • データコピーが完了すると、旧環境と新環境の間の同期は解除されます。 • 移行操作完了後、アプリ側の接続先を変更する必要があります。
10. © 2025 IBM Corporation 10 移行操作① IBM Cloudコンソールで移行したいインスタンスを開くと「System Upgrade available」という表示が出ているの で、「Learn More」ボタンを押してください。
11. © 2025 IBM Corporation 11 移行操作②-1 先ほどのLearn moreボタンを押すと、「Create new instance」というボタンがあります。これを押すと移行先の ロケーション、Key management service, Disk encryption key, ストレージ容量を選択可能です。
12. © 2025 IBM Corporation 12 移行操作②-2 先ほどのLearn moreボタンを押すと、「Create new instance」というボタンがあります。これを押すと移行先の ロケーション、Key management service, Disk encryption key, ストレージ容量を選択可能です。 従来環境の容量が50 GB未満かつディスク容量を 指定しない場合は、こちらに記載されている容量 に関わらず自動的に50 GBのストレージがプロビ ジョンされます。
13. © 2025 IBM Corporation 13 移行操作②-3 先ほどのLearn moreボタンを押すと、「Create new instance」というボタンがあります。これを押すと移行先の ロケーション、Key management service, Disk encryption key, ストレージ容量を選択可能です。 Gen3環境のストレージ容量 は、最小50 GBで20 GBずつ 増やすことが可能です。 （50 GB, 70 GB, 90 GB…）
14. © 2025 IBM Corporation 14 移行操作③ 指定されたボタンを押すと、プロビジョニングが開始されます。環境によって時間は変動しますが、ストレージ 容量20 GB、ストレージ使用量8 GB, テーブル数100件程度（システムテーブルを含む）の場合30分程度でした。
15. © 2025 IBM Corporation 15 移行操作④ しばらくするとプロビジョニングが完了します。 この段階では新環境にはま だアクセスできません。 次のステップに進むためには、 このボタンを押してください。
16. © 2025 IBM Corporation 16 移行操作⑤-1 しばらくするとプロビジョニングが完了します。Complete Upgradeボタンを押すと、バックアップが作成され、 新環境が使用可能になります。
17. © 2025 IBM Corporation 17 移行操作⑤-2 しばらくするとプロビジョニングが完了します。Complete Upgradeボタンを押すと、バックアップが作成され、 新環境が使用可能になります。 Keep the prior system running without synchronization with the new system（上の選択肢） ・既存環境が維持されます。 ・新環境のDb2のバージョンは11.5です。 （有償） Disable the prior system (下の選択肢) ・既存環境が無効化されます。（2週間は無償） ・新環境のDb2のバージョンは12.1です。 Complete Upgradeボタンを押すと、バックアップの 作成が行われます。 （下の選択肢では、Db2のアップグレード処理も行わ れます）
18. © 2025 IBM Corporation 18 移行操作の例 新環境のプロビジョニングと既存環境とのデータ同期が、webページからのボタン操作で完了します！ ユーザーは既存環境を残すか休止するかの選択肢があります。 バックアップから データベース構築 (まだアクセス不可) 通常稼働 Db2 既存環境 テスト用 Performanceプラン 並行稼働 （有償） DB停止（最大2週間無償） プロビ ジョン 製品ガイド（移行） ①~⑤ プロビジョン ストレージ容量の指定 ⑥バックアップ からの移行完了 ⑦〜⑨ Gen3環境へのアクセス可能 選択 削 除 既存環境を維持して動作 確認ができます！ 動作確認 バックアップから データベース構築 (アクセス不可) 本番用 Performanceプラン プロビ ジョン 動作確認 動作確認が完了したら テスト環境は削除可能です 移行操作が完了した後も、 ２週間は無償で環境を残せます アップ グレー ド ※既存環境を休止する場 合、ここでDb2 v12.1に アップグレードします Gen2環境と同期 製品ガイド（移行）：https://cloud.ibm.com/docs/db2-saas?topic=db2-saas-migration 移行する際は必ずIBM Cloudの移行ガイドを確認し、ご不明な点はIBM Supportにお問い合わせください。 既存環境からの移行操作は 何度でも可能です 業務フロー 通常稼働 切り替え作業 通常稼働 移行中も既存環境には アクセス可能です データコピー アプリ 接続先 変更
19. © 2025 IBM Corporation 19 Amazon RDS for Db2最新情報
20. © 2025 IBM Corporation 20 Amazon RDS for Db2 Self-managed software Cloud-managed IaaS Cloud-managed container PaaS Fully-managed SaaS Db2 (主にはOLTP) Db2 Warehouse (主には情報系) Db2 pureScale IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud GCP GCP AWS IBM Cloud AWS Azure Db2 を利用できる場所と方法を継続的に拡大しています Azure Deploy Db2 anywhere your apps and dashboards run AWS Azure
21. © 2025 IBM Corporation 21 RDS for Db2 最新情報 AWS Marketplaceを 通じて利用可能 クロスリージョン スタンバイレプリカ 単一インスタンス で複数DBサポート Amazon RDS for Db2では、AWS Marketplaceを通じて時間単位でDb2 を利用可能です。是非、実際に触って お試しください。 Amazon RDS for Db2では、クロスリー ジョンでのDRを簡単に構築可能になり、 災害対応が強化されました。 Amazon RDS for Db2では、単一インス タンスで複数データベースを作成可能で、 それぞれのデータベース単位で選択的な バックアップが可能になりました。
22. © 2025 IBM Corporation 22 Amazon RDS for Db2 メリット • 既存のDb2の設計そのまま • アプリ変更なし 追加費用を抑えてクラウド化 • 既存ライセンスのトレードアッ プによるDb2の活用領域拡大＆ ライセンス有効活用 • 運用負荷軽減 -マネージドサービス こんなお客様に最適 • 既存オンプレ環境のDb2のクラ ウド化を検討している • AWS 環境が標準である • DB Backupなどの運用負荷を削 減したい Db2
23. © 2025 IBM Corporation 23 Db2 の Amazon RDS リリース以来のアップデート(2025/03~2025/12) • 2025/03/05 (Amazon Web Services ブログ) RDS for Db2 でトラブルシューティングに必要な情報を収集する | Amazon Web Services • https://aws.amazon.com/jp/new/?whats-new-content-all.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-content-all.sort- order=desc&awsf.whats-new-categories=*all&whats-new-content-all.q=Db2&whats-new-content-all.q_operator=AND • 2025/11/21 AWS Organizations が Amazon Aurora と Amazon RDS のアップグレードロールアウトポリシーのサポートを開始 • 2025/10/07 Amazon RDS for Db2 でネイティブデータベースバックアップのサポートを開始 • 2025/09/26 Amazon RDS for Db2 でリザーブドインスタンスが利用可能に • 2025/08/22 Amazon RDS for Db2 がリードレプリカのサポートを開始 • 2025/08/15 Amazon RDS for Db2 が暗号化されたデータベース向けにクロスリージョン自動バックアップのサポートを開始 • 2025/07/31 AWS DMS Schema Conversion が仮想モードを導入 • 2025/07/21 Amazon RDS for Db2、セルフマネージド型の Active Directory を使用したグループベースの認証を新たにサポート • 2025/06/11 Amazon RDS for DB2 がクロスリージョンのスタンバイレプリカのサポートを開始 • 2025/03/24 AWS DMS スキーマ変換が IBM Db2 for z/OS から Amazon RDS for Db2 への変換のサポートを開始
24. © 2025 IBM Corporation 24 Db2 の Amazon RDS リリース以来のアップデート(2024/01~2025/02) • 2025/03/05 (Amazon Web Services ブログ) RDS for Db2 でトラブルシューティングに必要な情報を収集する | Amazon Web Services • https://aws.amazon.com/jp/new/?whats-new-content-all.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-content-all.sort- order=desc&awsf.whats-new-categories=*all&whats-new-content-all.q=Db2&whats-new-content-all.q_operator=AND • 2025/02/28 Amazon RDS for Db2 が M7i および R7i のインスタンスタイプのサポートを開始 • 2024/12/21 Amazon RDS for Db2 が 1 つのインスタンス内の複数のデータベースをサポート • 2024/08/09 Amazon RDS for Db2 が、Amazon S3 からのデータのロードをサポート • 2024/07/03 RDS for Db2 が AWS Marketplace を通じたライセンスに関するプライベートオファーのサポートを開始 • 2024/05/22 Amazon RDS for Db2 が AWS Marketplace を通じて IBM からの時間単位のライセンスを導入 • 2024/04/25 Amazon RDS for Db2 のローカルタイムゾーンのサポート • 2024/03/20 AWS License Manager で Amazon Relational Database Service (RDS) における IBM Db2 ライセンスの追跡が可能に • 2024/03/11 Amazon RDS for Db2 の M6i と R6i をサポートする AWS リージョンがさらに拡大 • 2024/03/11 Amazon RDS for Db2 の X2iedn インスタンスをサポートするリージョンがさらに拡大 • 2024/03/06 Amazon RDS が io2 Block Express のサポートにより一貫したサブミリ秒単位のレイテンシーと 99.999% の耐久性を実現 • 2024/02/15 Amazon RDS for Db2 が監査ログのサポートを開始 • 2024/01/29 Amazon RDS for Db2 が EBCDIC 照合順序のサポートを開始 • 2024/01/19 Amazon RDS for Db2 でクロスリージョン自動バックアップのサポートを開始 • 2024/01/11 Amazon RDS for Db2 が最大 5,000 人のデータベースユーザーのサポートを開始