Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
懺悔LT
Search
Tetsu Nishimura
March 24, 2025
0
28
懺悔LT
Tetsu Nishimura
March 24, 2025
Tweet
Share
More Decks by Tetsu Nishimura
See All by Tetsu Nishimura
生成AIで仕事をどうにかして怠ける話
kitsunecat
0
26
update_columnsについて無知だった話
kitsunecat
0
28
書きながら考えないRSpec
kitsunecat
0
110
rake taskでメソッド定義したらテストが不安定になった
kitsunecat
0
48
ツクリンクで実践している 画像処理
kitsunecat
0
10
ツクリンクで実践している画像処理(フロー部分)
kitsunecat
0
150
Featured
See All Featured
How to Ace a Technical Interview
jacobian
279
23k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.6k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
13k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.8k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.9k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
352
21k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
188
55k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Transcript
© Tsukulink Inc. ライブラリアップデートの 懺悔と教訓
自己紹介 なまへ:にしむらてつ 趣味:スノーボード、クライミング、スキューバダイビング すんでるとこ:長野県 おしごと:Webエンジニア(ツクリンクでは非機能面の改善を担当) 好きな言語・技術:Rust, TypeScript, TCP/IP(Routing, Swiching,
QoS)
今日お話すること ライブラリのアップデートは早めこまめがよいよね でも油断すると後回しになってしまうよね ✖ 何かを持って帰ってもらう ◦ 共感してもらう
どんな人に伝えるか 夏休みの宿題をラスト3日で追い込んでいた人
懺悔
経緯 最近Railsアップデートを実施しました。 Ver. 7.0 => 7.1 - Ver. 7.0のEOLは2025/04/01 -
チケット作成 2024/05/07 ・・・
経緯 Railsアップデートを実施しました。 Ver. 7.0 => 7.1 - Ver. 7.0のEOLは2025/04/01 -
チケット作成 2024/05/07 ・・・ - 着手 2025/02/05 - リリース 2025/03/24
経緯 Railsアップデートを実施しました。 Ver. 7.0 => 7.1 - Ver. 7.0のEOLは2025/04/01 -
チケット作成 2024/05/07 ・・・ - 着手 2025/02/05 - リリース 2025/03/24 gemの破壊的な変更対応、落ちるspecの対応や割り込みの不具合対応などで ギリギリのリリースに...
どうしてそうなった
前提 会社からは十分な投資を受けております! - 非機能面を担当するチーム - プロダクト部としても重要な項目としてアップデートは入っていた - その他、開発体験を向上させる取り組み
いいわけ 優先度の高いチケットがあった - ユーザー影響がでている不具合 - 社内の運用面で期限がある - 獲得ユーザー数につながる
優先度の判断はおおむね間違っていなかったが、 もう少しなにかできたのではないか
期限における体感の誤り 期限の感覚が間違っていた。残りが半年だとすると ✖「まだあと数ヶ月ある」 ◦「もう半年切ってしまっている」
もっと早く着手していれば。。。 1. すこしずつ始められた - エラーの内容を見てどれくらいかかるかの初期見積もりはできた 2. 余裕があるから細かくタスク分解できる - チケットを細かく切ってプランニングも正確に進められる
3. こまめにアップデートできた - 依存する・しないに関わらずライブラリを一つずつアップデートできた
よかったこと
おかしなspecに気づくことができた 網羅テストで普段触らない機能に触ることで、不完全なspecを見つけられる - スコープが広すぎる単体テスト - 偽陽性のテスト
見逃しがちなバグにきづくことができた 開発環境をゼロイチで構築するときにのみ発生するエラー - 過去のマイグレーションが動作しない、など
踏める地雷は結構踏むことが出来た 地雷を踏むこと自体はネガティブだけど、 ナレッジが溜まったと考えればポジティブです。
まとめ
教訓 ライブラリは。。。 - 普段からライブラリは最新版にアップデートしましょう - アップデートが公開されたらとりあえず動かしてみましょう
ありがとうございました