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GovTechプログラムの活用方法 / How to use the GovTech program

GovTechプログラムの活用方法 / How to use the GovTech program

新田洋平(LINE Fukuoka株式会社)
LINE SMART CITY GovTech プログラムオンライン説明会での発表資料です
https://linecorp.connpass.com/event/191029/

LINE Developers

October 28, 2020
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Transcript

  1. 本セッションのアジェンダ The Agenda of The Session 1. リポジトリとソースコード • 利⽤申し込みからソースコード取得、開発参画の⽅法

    2. アーキテクチャ • 技術スタック • 関連AWSサービス 3. 環境構築⼿順 4. 代表的な機能のデモ 5. 今後の GovTech プログラム
  2. 利⽤申し込みフォームについて • GovTech プログラムの公式サイト から申し込みフォームへ • 申し込みにあたって右図の情報が必 要です • 1営業⽇以内に招待されます

    • 個⼈情報はGovTechプログラムに関 するご連絡・ご案内、Smart City 関 連のニュースレター(任意)に限り 利⽤します GovTech プログラム申請
  3. ⾃治体システムに求められる技術要件とは? Requirements of GovTech Program 1. 環境構築の容易さ 2. 運⽤コストが限りなく少ない 3.

    トラフィックの急増に耐えるスケーラビリティ 4. セキュリティに対する信頼性 5. 幅広いエンジニアが対応できる技術選定 結論. GovTech プログラムはパブリッククラウドのフルマネージドサービスが最適
  4. AWS Serverless Application Model (SAM) GovTech Program Meets SAM •

    AWS SAM は OSS の Serverless Application 構築フレームワーク • ベストプラクティスに沿って AWS サービスをシームレスに統合 • SAM CLI によってコマンドで環境構築やデプロイを実⾏可能 • 環境設定は AWS CloudFormation で YAML ファイルで⼀元管理
  5. 基本的なアーキテクチャと関連AWSサービス FAQチャットボット アンケート(LIFFアプリ) 管理機能 APIs Auth Cognito API Gateway Functions

    Webhook LIFFv2 SDK Vue
 Component Databases セグメント配信(メール受信) Lambda ⾃治体向け
 LINE公式アカウント Message Queue SQS DynamoDB SES Messaging API Runtime
  6. インフラ基盤・運⽤に利⽤しているAWSサービス AWS services used for operations ストレージ、コンテンツ配信:S3, CloudFront 設定や認証情報の管理:Secrets Manager

    ユーザー管理:IAM 環境構築、デプロイ:CloudFormation モニタリング:CloudWatch, SNS バックアップ:AWS Backup ドメイン、証明書:Route53, Certificate Manager
  7. LSC Command Line Interface docs/COMMANDS.md • LSC CLI は環境構築やデプロイメントのための独⾃コマンド •

    AWS CLI や SAM CLI をラップして運⽤や開発時の作業の簡素化を実現 • 実装は bash script と TypeScript を⽤いている # コマンド例 ## 初期設定 $ ./lsc.sh setup ## 管理画⾯APIの更新 $ ./lsc.sh platform fresh ## LIFFアプリの更新 $ ./lsc.sh survey liff refresh
  8. 運⽤に求められるエンジニア像 Operational Engineers require skills for • AWS Management Console

    や AWS CLI での運⽤経験 • Serverless Application Model の関連 AWS サービスの利⽤経験 • LINE ログイン、Messaging API の設定 • (アンケート機能を使う場合は)LIFFアプリの設定
  9. GovTech プログラム開発にあると望ましいスキル Skills for GovTech Program Development 以下のどれか⼀つでも経験があればすぐに開発に参加できます • AWS

    Lambda の Node 版、Python 版の実装 • Flask でのシンプルな Web アプリケーション開発 • LINE Messaging API SDK for Python を使⽤したチャットボット開発 • LINE Froneend Framework (LIFF) SDK v2 を使⽤した LIFF アプリ開発 • Vue, Vuetify を使⽤したフロントエンド開発 • TypeScript を使⽤した CLI 実装
  10. GovTechプログラムの環境構築 docs/DEVELOPERS.md 1. LINE Developers のコンソールでチャネルを作る 2. AWS Secrets Manager

    に設定情報を保存 3. AWS Management Console での設定 4. lsc.sh コマンドでの環境構築 5. Messaging API の Webhook 設定
  11. 運⽤コストの⽬安 Approximately billing • 基本的に低コストでの運⽤が実現可能 • マネージド型サービスのみで構成されているため利⽤量に応じた従量課⾦体系 • 先⾏事例では⽉額数千円〜1万円の負担にとどまっています •

    LINE公式アカウントの友だち数や需要によって変動します • セグメント配信 / アンケート / FAQチャットボット • LINE公式アカウントは地⽅公共団体プランを前提としているため無償