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2025年、チームにAI活用を取り入れてみた振り返り/Qiita Advent Calendar

2025年、チームにAI活用を取り入れてみた振り返り/Qiita Advent Calendar

リンクアンドモチベーション登壇資料(2026/01/07)

2025年、
チームにAI活用を取り入れてみた振り返り

#Qiita Advent Calendar #リンモチ

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【イベント情報】
■イベントページ
https://increments.connpass.com/event/373268/

【株式会社リンクアンドモチベーション】
■お問合せ先
 [email protected]
■テックブログ
 https://link-and-motivation.hatenablog.com/
■開発組織の公式X
 https://x.com/LinkandM_dev
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Transcript

  1. 3 © Link and Motivation Group 自己紹介 大塚 友章(@big_mound_26) 株式会社リンクアンドモチベーション

    ブランド統合ユニット プラットフォーム推進グループ • 2016年:(株)TKCに新卒入社 ◦ 電子取引/インボイスのサービス開発 • 2022年:(株)リンクアンドモチベーションに中途入社 ◦ モチベーションクラウドシリーズの認証と組織管理をするマイク ロサービス開発チームのテックリード
  2. 5 © Link and Motivation Group 会社紹介 創業年月日|2000年4月7日 上場市場 |東京証券取引所

    プライム市場 従業員数 |約1,500名 (グループ全体) 売上 |374億 (グループ全体) ※2024年12月期 事業内容 |組織改善クラウドの開発・提供 株式会社リンクアンドモチベーション
  3. 9 © Link and Motivation Group アイスブレイク~2025年のQiita個人投稿 good/more ~ Good

    - 弊社Organizationの投稿数ランキングで1位に! - アウトプットする背中を見せられた!
  4. 10 © Link and Motivation Group アイスブレイク~2025年のQiita個人投稿 good/more ~ More

    - アドカレ3日目の枠を25日に投稿したこと - よくない背中を見せてしまった
  5. 19 © Link and Motivation Group 2025年のAIに関する組織目標 弊社開発組織ではAIを使って開発生産性を2倍に向上させたい! がその前段階として、まずはAIを全く使えていない状況を改善するために AIを開発業務に浸透させている(80%~)ことを目標にした!

    AIを使っていない から AIを使っている AIを使っている から AIを使ってスピードを出 せている 一旦ここ! 従来の開発 (1倍速) AIを使った開発 (1倍速 = 従来通りのパフォーマンス) AIを使った高速開発 (2倍速)
  6. 20 © Link and Motivation Group 2025年のAIに関する組織目標 弊社開発組織ではAIを使って開発生産性を2倍に向上させたい! がその前段階として、まずはAIを全く使えていない状況を改善するために AIを開発業務に浸透させている(80%~)ことを目標にした!

    AIを使っていない から AIを使っている AIを使っている から AIを使ってスピードを出 せている 一旦ここ! 従来の開発 (1倍速) AIを使った開発 (1倍速 = 従来通りのパフォーマンス) AIを使った高速開発 (2倍速)
  7. 21 © Link and Motivation Group 普及のためにやったこと 2025年はAIを浸透させるために以下の取り組みを行いました! - AI使い方勉強会の主催

    - AIが利用するルール/ナレッジなどの整備 - AI利用率の集計方法の構築 - AIを使ったコードレビューの整備
  8. 22 © Link and Motivation Group 普及のためにやったこと 2025年はAIを浸透させるために以下の取り組みを行いました! - AI使い方勉強会の主催

    - AIが利用するルール/ナレッジなどの整備 - AI利用率の集計方法の構築 - AIを使ったコードレビューの整備
  9. 23 © Link and Motivation Group 普及のためにやったこと 2025年はAIを浸透させるために以下の取り組みを行いました! - AI使い方勉強会の主催

    - AIが利用するルール/ナレッジなどの整備 - AI利用率の集計方法の構築 - AIを使ったコードレビューの整備 今日は の2つの取り組みと、 「AIを開発に浸透させるのは個々人の”気合い”じゃないよね!」 という内容で話します!
  10. 25 © Link and Motivation Group AIを浸透する上で躓いた課題 チームにAIを浸透させる取り組みで以下がネックになりました 課題1 -

    ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない 課題2 - AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる
  11. 26 © Link and Motivation Group AIを浸透する上で躓いた課題 チームにAIを浸透させる取り組みで以下がネックになりました 課題1 -

    ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない 課題2 - AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる 課題1から!
  12. 27 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」 背景: - AI開発に必要な土台の整備はできた!

    - 勉強会などを開催することでメンバーも理解している感があった! メンバーにヒアリングした結果は...
  13. 28 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」 背景: - AI開発に必要な土台の整備はできた!

    - 勉強会などを開催することでメンバーも理解している感があった! メンバーにヒアリングした結果は... - AIでコード生成した比率は10%以下なことが判明 - その理由は、AIによるコード生成の精度が低く、従来の人間のコーディン グに戻ってしまったこと
  14. 29 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」 - そもそもAIの導入をしてチームは変化したのかがわからない -

    自分が有効だと思うことをベースに対策しているため、自分だけが使いや すい環境になっていた - 自分は使いやすかったためメンバーからのFBの解像度が粗い
  15. 30 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」 - そもそもAIの導入をしてチームは変化したのかがわからない -

    自分が有効だと思うことをベースに対策しているため、自分だけが使いや すい環境になっていた - 自分は使いやすかったためメンバーからのFBの解像度が粗い 課題1の対策編!
  16. 32 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」対策編 PR作成 PRレビュー AI利用度合

    いをラベル付け PRマージ 変更内容を ラベル付け 定期的にPR を集計 PRにAIの利用に関するラベルを付与する運用を開始!
  17. 33 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」対策編 PR作成 PRレビュー AI利用度合

    いをラベル付け PRマージ 変更内容を ラベル付け 定期的にPR を集計 実装者が作成したPRのAI利用度合いを選択してラベル付与 ai AIによって100%のコードを生成 ai-assisted AIによって80%以上のコードを生成 tried-ai AIを試してみたが、結果的にかなりの手作業が発生した no-ai AIを使う必要がなかった
  18. 34 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」対策編 PR作成 PRレビュー AI利用度合

    いをラベル付け PRマージ 変更内容を ラベル付け 定期的にPR を集計 Github Actionsで変更内容に応じて自動でラベル付け impl:xxx どのディレクトリのファイルを修正したか(ex: models, services) change:xxx ファイルに対して追加/更新/削除の何を行ったか complexity:xx x どのくらいの数のファイルを修正したか
  19. 35 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」対策編 PR作成 PRレビュー AI利用度合

    いをラベル付け PRマージ 変更内容を ラベル付け 定期的にPR を集計 「AI利用度合い」 「変更内容」のラベルを集計! AIを使ったが、かなりの手作業が生じたラベル「tried-ai」が 付与されたPRを中心に分析する!
  20. 36 © Link and Motivation Group 課題1「ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない」対策編 PR作成 PRレビュー AI利用度合

    いをラベル付け PRマージ 変更内容を ラベル付け 定期的にPR を集計 「AI利用度合い」 「変更内容」のラベルを集計! AIを使ったが、かなりの手作業が生じたラベル「tried-ai」が 付与されたPRを中心に分析する! どのような変更内容でAIが使えていないか分析する ことで改善もできるように
  21. 37 © Link and Motivation Group AIを浸透する上で躓いた課題 チームにAIを浸透させる取り組みで以下がネックになりました 課題1 -

    ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない 課題2 - AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる
  22. 38 © Link and Motivation Group AIを浸透する上で躓いた課題 チームにAIを浸透させる取り組みで以下がネックになりました 課題1 -

    ルール/ナレッジを拡充したのにAI利用率が全く伸びない 課題2 - AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる 続いて課題2!
  23. 39 © Link and Motivation Group 課題2「AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる」 背景: - 課題1.のPDCAを回すことでAI利用率が上がった!

    - 一方、AIでの実装が進むことでコードレビューがネックに! AIによるコードレビューを導入したが...
  24. 40 © Link and Motivation Group 課題2「AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる」 背景: - 課題1.のPDCAを回すことでAI利用率が上がった!

    - 一方、AIでの実装が進むことでコードレビューがネックに! AIによるコードレビューを導入したが... - ほとんどが一般的なコメントでレビューの速度・質が上がった気がしない (もはやLintチェック、解析系のライブラリでいいよね感)
  25. 41 © Link and Motivation Group 課題2「AI利用がある程度進むとコードレビューが負担になる」 背景: - 課題1.のPDCAを回すことでAI利用率が上がった!

    - 一方、AIでの実装が進むことでコードレビューがネックに! AIによるコードレビューを導入したが... - ほとんどが一般的なコメントでレビューの速度・質が上がった気がしない (もはやLintチェック、解析系のライブラリでいいよね感) 課題2の対策編!
  26. 45 © Link and Motivation Group テストコードをAIによって充足させる PR作成 CIキック テストケース分

    析&表形式で 可視化してコ メント 不足した テストを拡充し たPR作成 テストケースを 中心に レビュー Github Actions Claude Devinでテストコードが網羅できる仕組 みを構築 実装者 レビュアー
  27. 46 © Link and Motivation Group テストコードをAIによって充足させる PR作成 CIキック テストケース分

    析&表形式で 可視化してコ メント 不足した テストを拡充し たPR作成 テストケースを 中心に レビュー 人間が読みやすいようにPRコメントにテストケースを出力 ケース漏れがあれば指摘 実装者 レビュアー
  28. 47 © Link and Motivation Group テストコードをAIによって充足させる PR作成 AIレビュー CIキック

    テストケース分 析&表形式で 可視化してコ メント 不足した テストを拡充し たPR作成 テストケースを 中心に レビュー Devinが漏れているテストを追加するPRを作成 実装者 レビュアー
  29. 48 © Link and Motivation Group テストコードをAIによって充足させる PR作成 CIキック テストケース分

    析&表形式で 可視化してコ メント 不足した テストを拡充し たPR作成 テストケースを 中心に レビュー AIがテストコード解析 / 拡充 / 実行を回し、全てのテストが通ればレビュ ー依頼。 ※注 あくまで実装の進め方はTDD。AIは漏れているテストコードを拡充。 実装者 レビュアー
  30. 49 © Link and Motivation Group テストコードをAIによって充足させる PR作成 CIキック テストケース分

    析&表形式で 可視化してコ メント 不足した テストを拡充し たPR作成 テストケースを 中心に レビュー AIがテストコード解析 / 拡充 / 実行を回し、全てのテストが通ればレビュ ー依頼。 ※注 あくまで実装の進め方はTDD。AIは漏れているテストコードを拡充。 実装者 レビュアー レビュアーはテストケース(振る舞い)を中心にレ ビューする!!
  31. 51 © Link and Motivation Group 伝えたいこと 今日伝えたかったのは、 「AI活用は「気合」や「啓蒙」では広がらない」です。 闇雲に

    - 勉強会をやった - ルール・ナレッジを整備した でも AI利用率は伸びなかった。 まずちゃんと なぜやる?何を目標?何を計測?何を改善?を設計しよう!
  32. 52 © Link and Motivation Group 2026年の展望 「開発生産性を2倍にしました 」の記事を書きます! AIを使っていない

    から AIを使っている AIを使っている から AIを使ってスピードを出 せている ここを実現! 従来の開発 (1倍速) AIを使った開発 (1倍速 = 従来通りのパフォーマンス) AIを使った高速開発 (2倍速)
  33. 54 © Link and Motivation Group 1つだけ告知を…! • リンモチ、採用・広報頑張ってます! •

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