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本当にやりたかったことは高速化ではなかった話

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March 11, 2026
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 本当にやりたかったことは高速化ではなかった話

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March 11, 2026

Transcript

  1. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 2 自己紹介 ⚫ 自分につて

    ⚫ Orui (大類) と申します。 ⚫ おぱんちゅうさぎ好きなギフティの新卒2年目です~ ⚫ 仕事について ⚫ 私の部署は、受託開発がメインです。大手飲食チェーン (クライアント) に向け て開発をしています、 ⚫ 具体的には、クライアントが来店を促すために一般のお客さんに配布している、 電子の値引きチケット周りの生成システムを担当しています。
  2. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 3 ことの始まり ⚫ 提案の季節がやってまいりました

    ⚫ 提案で何をするのか ⚫ 受託開発なので、クライアントから開発費用をもらって開発してます。 ⚫ なので、クライアントに向けてやりたい開発を提案し、次年度の予算を抑えて いただく必要があります。 ⚫ 今回は27年度の提案に向けた準備をしました。
  3. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 4 Pjmから提案準備のお仕事が舞い込んでくる ⚫ 背景

    ⚫ 私のチームでは、値引きチケットをメール配信するための配信サービスも運用 しています。 ⚫ 現在は、1日の配信上限を決め、スプレッドシートで上限を超えないようにメー ル配信予定の管理をする、という運用をしています。 ⚫ 現在100万件/70min 程度の速度で配信をしています。
  4. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 5 Pjmから提案準備のお仕事が舞い込んでくる • Pjmより依頼

    チケットの配信速度を改善して、を 500万件/h に したいので、見積もり作成までおなしゃす! クライアント側にチケット配信を頻発したいとい うオーラがあったので なぜ高速化したいのですか? 了解です! 100万件/70min → 500万件/hで約5倍か… まあなんとかなるでしょう そんなに上手くはいきませ ん!! pjm pjm orui orui orui
  5. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 6 やってみたところ、難航した 約2週間以下を格闘しました。 ⚫

    ボトルネックの検証 ⚫ ソースコードの処理自体は遅くなく、SESとの通信部分がボトルネックになっていま した ⚫ テスト用のSESの構築に難航する ⚫ 500万件/h達成のためには、SES側の送信レートを約 1400件/秒に上げないといけな い。 ⚫ AWSにリクエストして、送信レートを上げました。 ⚫ 高いレートなので、AWSから利用目的などを質問される。 ⚫ 送信レート引き上げがacceptされた際に、AWSからメッセージがあり、専用IPが35 個必要と言われました。専用IP35個は月額 $800ドルごえ!! → この時点で高速化に対するコストがやばいことを認識する → この時点で見積もり作成完了まで1週間だった。 → もう無理だ!となる
  6. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 7 白旗を上げる じゃあ諦めるところを決めようか すまんけど期限内にできなそうです

    うい 最終的な着地点 ⚫ 速度改善は100万件/70min → 100万件/h の改善になりました。 ⚫ たくさん配信するために、以下のシステム改修の方針になりました。 ⚫ 運用で設けられていた1日の上限を緩和する。 ⚫ スプレッドシートの配信予定管理を廃止し、システム側で管理する。 orui orui pjm
  7. ©2019 giftee Inc. all rights reserved 8 反省点 ⚫ 本当にやりたかったことを見失っていた

    ⚫ 本当にやりたかったことは「高速化」ではない。チケットをたくさん配信する ことだった。 ⚫ 高速化は本当にやりたかったことを達成するための一手段であった。 ⚫ 500万件/hは死守すべき要件だったのかPjmに温度感の確認が不足していた。 ⚫ 結果、高速化が目的化し、工数をかけすぎていた ⚫ 高速化という手段に見切りをつけるスピードの遅さ ⚫ 高速化という手段はコストがかかるので現実的ではない、ということにもう少 し早く気づけていればよかった。そうすれば他手段を調査する時間が多く取れ た。 ⚫ 高速化という手段で本当に良いのか、をまず考えなかったことが敗因であった。