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これからのSIerに必要なこと
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masafumi_ohta
September 02, 2016
1
480
これからのSIerに必要なこと
一応あげといたあんど補足してあります。
masafumi_ohta
September 02, 2016
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Transcript
これからのSIer に必要なこと おおた まさふみ
自己紹介 おおた まさふみ(45) 外見若いらしいです。で も45こえた。MSでは20。 ぐぐればでます→正体。だ からググれおまいら。 昨年はOpenStackがらみの 仕事ばっかり 今年もOpenStackの仕事 ばっかり。
おもたる実績(?!) 1999年 Linuxが黎明期だったころVine Linuxベースの カスタムディストリを作成して某大学の教育用システムに 納入。 2005年 某社のシステムリプレース SunベースのWebサイ トシステムを『出入禁止』から挽回、案件獲得。
2007年 2004年までの大学の入札の経験などをまとめ た入札手法の資料をまとめる。未だ利用されてるらしい。 手抜きが極意(笑) 2015年 某所のOpenStack案件、構築を担当、GPGPU on OpenStackなどかなり無理を実現。
All you need is..
でも実際どうすれば..
まずはどんなもん?
オープンソースの特徴 ソフト代など基本料金タダである。 基本、自力解決が求められる。 一部からはフリーソフトと定義かわらんといわれる。 反対語がプロプライエタリ(長っ)だが、代替えできなかっ たりできたとしてもすげー高かったりする。 つくったいいだしっぺがサポートなど面倒くさいのやらんで済 む。 つくったいいだしっぺが周りは評価しやすいのですぐそのオー プンソースに反映される。
オープンソースと ライセンス 以外に重要なんでおさえておいてね。 GNU(GPL,LGPL) BSD,Apache CDDL etc.. ポイントは著作権、再配布の要件、利用要件
オープンソース こまったちゃんな現状 リリースなどサイクルがめっさはやっつ! とにかく新しいものになると社内リソース使えない! 複雑なオープンソースになると誰もわかんね! 英語しかググってもでてこねぇ..無理。 ググる→やってみる→うごかねー! オープンソースはバグってるんだからそんなの直して 使え!OxxxStackはサービスだ! by ぼりす
いまどきオープンソース
現状:ググれカス
ひたすら調べる
落とし込みできる?
OSSググれカス極意 基本英語でググれカスる 必ず自分の知りたい情報があっても必ず複数あたる。 社内リソースにあったとしても必ず複数な!当たる。 内外の人構わず聞く、だだし外の人はうっかり情報な がさんように。 情報がない場合はコミュニティの存在を確認 日本語だろうが英語だろうが必要な情報は聞き魔にな る。
コミュニティの利用 ある意味、OSSコミュニティはギルドみたいなもん。 サポートにコストをかけられないOSSベンダーのエコシ ステム ベストエフォートでの利用 答えは必ず正しくないので注意 昨今は日本のコミュは正直乏しい 海外の本家のコミュの利用も必要
blogやSNSの利用 ハマった人が残してくれたログとかいいのもあるが、悪いのも あるのでやはり複数確認。 ソーシャルは信用できるところで。 OSSベンダーが用意してるSNSツールもあれば、redditのよう な一般的なのものに書き込むものもある。 結構いろんな人が見ているので聞き方は注意ね。 特に日本のは聞き方がなってないだけでキレるやつもいる ブログみてわからなかったらコメント書いてでもきこーね。
英語できいてみよー 英語なんてどてきとーOK! 基本西海岸が雑多なので英語はど適当。 日本人がまともに英語できるなんて思ってない。 とにかく端的に要件を書いて聞いてみる。 ググる翻訳はnon-nativeな国も使ってるよ! できるようになったら言い回しに注意していく。 敬語ない部分は言い回しで。
さて、問題です。
どうまとめますか?
問題です!
調べたものどうしますか? ① そのままリソースとか出して軽くまとめて回答する ② 調べた結果を自分なりにまとめて出す。 ③ 調べた結果を自分で一旦試してみて、正しいか確 認したのち、自分の見解など、自分の考えに落と し込んで出す。 ④
その他 Any ideas?
本当にただしいか疑う SNS、ブログ、MLなどなどはベンダーサポートと違っ て保証はぬぁんにもない。 論拠は自分で作るしかない。 正直実環境で実行できるのがすごく望ましい。 検証できなければ納得するまで疑う!納得するまで 頭でシミュレートする!
自分マシンあればよし (ま、あればね) とにかく勉強・テストには最短の一歩。 自分でやってみる上では最短のベンキョー方法。 会社のVMでもおけ、でもぶっ壊すとめんどい。 正直自分PCに仮想化ソフトとか。 キチガイな設備はいりません。 自分の頭で仮想マシン実行できる人は必要なし(笑)
試行錯誤 基本前提としてOSSに正しいのがないことはちゃんと 顧客に刷り込んでおく。 複数の仮説を立てる、結構経験がいる。 脳内サーバ(?)作れる人はひたすら実行。 間違いなど当たり前で存在する、問題は間違いが 正しい方向に近づく一歩となるか否か。 間違った時はあからさまに違ってもちゃんと次の正し い方向が示せるよう顧客と話しをする。
予想と事実 OSSになると実は究極的に正しいかわからない。 事実を特定するのはかなり困難。新しものOSSは特 に厳しい。 あらゆるものをできる限り集めて事実への角度を高め るしかない。 最後はあれです、ある意味エイヤァー!です。
コードを読む (読める人はね) 基本オープンソースはオープンなのだからコードは公 開されている。 最近はありがたいことにPythonで書かれていて読み やすい。ある意味Pythonわからずとも読める。 仕組みに立ち帰れるのは大きい、コードはある意味英 語の勉強と同じ。 意外に言語がわからなくともdiscriptionから仕組 みの推察はできる!ある意味読み得!!
で、ここらへんが できてくると
経験で大体の 分析の検討がつきます
でも、経験は
常にシェアして いけるように
相手に自分を コピーさせて一人前
シェアしたら..
シェア仕返し!
わらしべ長者的思考
ベンダー懇親会 で情報交換の材料に
たまには勉強会 にいってみる
ま、そんなわけで。
いや、つづき。 おおた まさふみ
*保護者・先輩向け SIerの現状とこれから
SIerの正しい現状認識 ベンダー製品からOSSベース製品への変更 製品が主からSIが主に サービス販売 形のないサービス・SIに対する工程標準化 数打ちゃ当たるからユーザ深耕へ ディスカウントストア的物量販売から百貨店的利益 誘導販売への転換
よくある話。
SIerは生き残れるのか?
答え。
生き残ります。
ただ、かなりネガティブ。
SIerで叫ばれる問題 技術力低下=勉強してる暇がない 営業力低下=変わらず接待や御用聞きでの乗り切り、 ま、他業界でも営業の能力低下は否めない。 IT土方=ある意味システム工事業者、人件費詰めま くりで人がこない。 コンプライアンス強化=大手SIerではかなりの足か せに。
それでも仕事はくる ITシステムの複雑化によるエンドユーザの放り投げ状態 営業能力低下をベンダーのハイタッチ手法で補うSIer のダメな営業能力 ITベンチャーの激しい勃興と衰退によるSIerの補完利用 ベンチャーの営業能力の補完とSIerの営業能力維持とでの利害の一 致による「SIerべんりーくん」 SIerは必要ですと善的に語る某テクノロジーベンダー社長殿… 基本的に代理店販売ね、ね、という日本の商慣習。
つまりSIerは…
E/Uの都合のいい矛
ベンダーの都合のいい盾
矛盾をはらみ現状維持
ただそこには.. SIerにスキルはなくてもいい、ベンダーとE/Uのある程 度の希釈能力さえあればいい。あとはいらない、細 かいところは直接やるから。 E/Uにとってベンダーができない部分を補いかつ、め んどくさいところを全部やってくれればいい。 ベンダーにとって都合の悪い部分だけ請け負ってくれ ればいい。いざとなったらベンダーを匿う盾になれ。
必要スキル
ほんにゃくこんにゃくSE
これでいいのか? ま、考えてください。
おしまい。