こじれる相談とはサヨナラバイバイ!
なめらかに協力する組織を生み出す基礎にして奥義「相談」で人を助けることを追求するぞ!
SCRUM FEST SAPPORO 2021
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うまくいけば困った状況の打開に繋がるけれど、まずいともっと困ったことになるのが「相談」です。
相談には次のような性質があります。
・困ったらする
・誰かとする(ひとりではできない)
・1回あたり3分〜1時間
・頻度が多い
・意思決定が多い
この頻繁に行われる「相談」のやり方を多くの人は習ったことがないと思います。一人ひとりが日々の中で工夫しているとおもいます。ところが、結果にはバラツキがあります。うまくいけば事態が進展しますが、失敗すれば仕事が進まなくなってしまいます。ですから相談するタイミングや相手を慎重に選んだりします。事態がこじれてしまいかねない人を避け、うまくいく人に持ちかけようとします。
相談そのものが大きな悩みです。そして、この相談の悩みは組織や社会のいたるところで起きています。
このように考えると相談は私たちが思っていた以上に大きな影響を持った活動であると考えられると思いませんか。
相談がもっとよくなったら…つまり、もし相談したら物事がもっとなめらかに進むという確信をもてたら、何が起こるでしょう。もっと人と働くことが楽しくなり、質も大きく伸びるのではないでしょうか。
このセッションでは個人の工夫のレベルで行っているためにバラツキが発生している「相談」を、機能と構造、発生と分布から観察し、短時間の相談でいかに人を助けるかというテーマを追求します。
「なんとかしたくて相談したのに、もっと困ったことになってしまった!」
こんな事態から「あー相談して良かった!」にしていきましょう!