Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

デザイナ目線で考えるAIを用いた新しいインシデントレスポンスの形

Avatar for sawa-zen sawa-zen
November 19, 2025
97

 デザイナ目線で考えるAIを用いた新しいインシデントレスポンスの形

個人の体験と業界調査から、インシデント対応における心理的負担(恐怖・不安・プレッシャー)の実態を明らかにし、従来の知識・スキル・文化ではなく「環境」に着目した新しいアプローチを提案します。AIを用いて孤独感を解消し、記録・調査・提案してくれる「誰か」がそばにいる環境をWaroomで実現します。

MCP デモ動画: https://youtu.be/mBTh2EqSOm4
AI コマンダーデモ動画: https://youtu.be/wNhwpXguUJA

Avatar for sawa-zen

sawa-zen

November 19, 2025
Tweet

Transcript

  1. 2025/11/19 CloudNative Days Winter 2025 @sawa-zen / Takayoshi Sawada デザイナ目線で考える

    AIを用いた新しい インシデントレスポンスの形
  2. sawa-zen (澤田 嵩善) 株式会社 Topotal CDO (Chief Design Officer) Waroom

    プロダクトデザイナー 兼 エンジニア 名古屋市立大学 芸術工学部 デザイン情報学科 卒業 フロントエンドエンジニアとしての経歴が長い 個人活動/趣味 WebXR JP コミュニティ運営 ブラウザで動く VRChat ライクなサービス XRift を 開発運営 (xrift.net) 自己紹介 2
  3. 16

  4. 1. TTXの悪化 判断の遅れ エスカレーション躊躇 → あの夜の30分の遅延 2. 属人化の進行 怖くて参加できなくなる できる人に負担が集中

    ナレッジが局所化 → 組織全体の対応力低下 3. 退職リスク APJ地域: 59%が退職検討 経験者の流出 →さらなる属人化 実務への具体的な影響 出典: PagerDuty「State of Unplanned Work Report 2020」, NewsPicks SREチーム 安藤氏 インタビュー (2024) 23
  5. 現在の環境が感情を生んでいる 情報が散らばっている → 混乱 アクションが整理されていない → 恐怖 進捗が見えない → プレッシャー

    環境を変えれば、感情も変わる 情報が整理されていたら → 混乱しない やるべきことが明確だったら → 恐怖を感じない 進捗が見えたら → 焦らない つまり、環境を設計することで、感情を変えられる そのアプローチとは、環境に着目すること 28