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長尾真先生を偲んで

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September 06, 2021
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 長尾真先生を偲んで

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September 06, 2021

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  1. ご略歴 昭和11年10月4日 三重県生まれ 昭和34年3月 京都大学工学部電子工学科卒業 昭和36年3月 同大学院工学研究科修士課程電子工学専攻修了 昭和36年4月 同大学工学部助手 昭和42年4月

    同大学工学部講師 昭和43年11月 同大学工学部助教授 昭和48年10月 同大学工学部教授 昭和61年4月 同大学大型計算機センター長 平成7年4月 同大学附属図書館長 平成9年4月 同大学大学院工学研究科長、同大学工学部長 平成9年12月 京都大学(第23代)総長 平成16年4月 独立行政法人情報通信研究機構理事長 平成19年4月 国立国会図書館長 令和3年5月23日 逝去(84歳) 受賞・栄誉 平成5年 IEEE Emanuel R. Piore賞 平成9年 電子情報通信学会功績賞、情報処理学会功績賞 平成9年 紫綬褒章 平成10年 人工知能学会業績賞 平成15年 国際計算言語学会 Lifetime Achievement Award 平成17年 日本国際賞 平成20年 文化功労者 平成30年 文化勲章
  2. 司会 中村 裕一(発起人) □ 京都大学総長からのご挨拶 湊 長博 様 □ 講演第一部

    松本 紘 様 金出 武雄 様 Larry Davis 様* Christian Boitet 様* □長尾真先生ご講演映像の紹介 □ 講演第二部 木戸出 正継 様 田村 秀行 様 辻井 潤一(発起人) Nicoletta Calzolari Zamorani 様* 安西 祐一郎 様 美濃 導彦(発起人) 沖村 憲樹 様* 隅田 英一郎 様 黒橋 禎夫(発起人) □ 休憩 □ 講演第三部 西尾 章治郎 様* 奥村 学 様 井佐原 均 様 Chengqing Zong 様* 喜連川 優 様 吉見 俊哉 様 金田 伊代 様 □ ご令室からのご挨拶 長尾 美紀子 様 7/18/2021 長尾真先生をしのぶ会 プログラム * ビデオ or テキストメッセージ 様々な分野の方々に貴重なお話をして頂けました
  3. Ⅰ 画像処理研究 1. 数字文字読取装置(1965) • 非同期式順序論理 • 郵便番号読取装置 2. 濃淡画像の処理(1968)

    • ラプラス演算子による線の抽出 3. 顔写真の解析と認識(1971) • 可変スリット法 • 特徴部分の相互関係の重視 • 解析誤りの推定とフィードバック解析
  4. Ⅰ 画像処理研究 1. 数字文字読取装置(1965) • 非同期式順序論理 • 郵便番号読取装置 2. 濃淡画像の処理(1968)

    • ラプラス演算子による線の抽出 3. 顔写真の解析と認識(1971) • 可変スリット法 • 特徴部分の相互関係の重視 • 解析誤りの推定とフィードバック解析 !
  5. Ⅰ 画像処理研究 1. 数字文字読取装置(1965) • 非同期式順序論理 • 郵便番号読取装置 2. 濃淡画像の処理(1968)

    • ラプラス演算子による線の抽出 3. 顔写真の解析と認識(1971) • 可変スリット法 • 特徴部分の相互関係の重視 • 解析誤りの推定とフィードバック解析
  6. 4. 航空写真の解析(1978) • 対象の形状検出 • ブラックボードモデル • 認識対象相互間の関連性が全体として矛盾が最も 少ないように認識する. 5.

    画像処理ソフトウェアシステム(1974) • 画像変換、画像処理、画像認識などの各種のプロ グラムのパッケージ 6. 文字フォントの作成(1974~78) • 日本語文字の入力装置 • 西夏文字フォントの作成
  7. 4. 航空写真の解析(1978) • 対象の形状検出 • ブラックボードモデル • 認識対象相互間の関連性が全体として矛盾が最も 少ないように認識する. 5.

    画像処理ソフトウェアシステム(1974) • 画像変換、画像処理、画像認識などの各種のプロ グラムのパッケージ 6. 文字フォントの作成(1974~78) • 日本語文字の入力装置 • 西夏文字フォントの作成
  8. 4. 航空写真の解析(1978) • 対象の形状検出 • ブラックボードモデル • 認識対象相互間の関連性が全体として矛盾が最も 少ないように認識する. 5.

    画像処理ソフトウェアシステム(1974) • 画像変換、画像処理、画像認識などの各種のプロ グラムのパッケージ 6. 文字フォントの作成(1974~78) • 日本語文字の入力装置 • 西夏文字フォントの作成
  9. Ⅱ 情報検索 7. 情報検索のための重要語の抽出(1974) • 各専門分野に特有の用語の抽出 • χ2テストの利用 8. 情報検索における対話システム(1975)

    • 人間の要求表現とシステムの方式とのギャッ プを埋める • オントロジーの利用 9. 国語辞典・英和辞典の活用システム(1978) • 人の利用する辞書のコンピュータにおける利 用の最初の試み • シソーラスの自動作成等への展開
  10. 12. 句構造文法による構文解析(1978~) • 文法規則の作り方と数 • 多重解析結果 13. 依存構造文法による係り受け解析(1980~) • 日本語文の解析に適した文法

    • KNP(1992) 14. 論文表題の機械翻訳システム(1979) • 有限オートマトンによる解析 • 電総研における試用 15. 論文抄録の機械翻訳システム(1982-86) • 日英・英日翻訳システム • 6万語の辞書 • 日本科学技術情報センターにおける利用
  11. 16. 意味素の導入(1965、1982) • ロジェのシソーラス • 文のランダム生成 • 文解析への導入 17. アナロジーに基づく機械翻訳の提唱(1981)

    • 対訳句の利用 • 用例翻訳 18. 文章の文脈解析(1986~1994) • 指示詞の指す内容の特定(照応解析) • 省略語句の推定 19. 概念構造からの文章の生成(1996) • どの概念に焦点をあてて発話するかによって文章の作 り方がかわる.
  12. Ⅳ 情報の組織化 20. 情報科学辞典(1990) • 用語の木 • 用語の多彩な定義(内包的、外延的定義、類似概念と の区別的説明、・・・) •

    関連情報へのリンク • 多様な検索 21. 電子図書館(1990~1994) • テキストと画像の統合システム • 目次検索 • 多彩な読書機能 • 書物の解体と再構成 22. 情報社会の生態学(1992) • 情報が社会の中でどのように流通し、消費され、消え てゆくか • 社会にどのような影響を与えるか
  13. 長尾先生に教わりながら • 1985年から数年 • 重なった物体の認識 • 統合システム • 特徴(物体)の記述・認識と抽出処理の 制御

    • その後 • 輪郭特徴の解析・記述・生成 • 説明文の解析を援用した図的表現の 解釈 • 金出先生と
  14. 長尾先生に教わりながら • 1985年から数年 • 重なった物体の認識 • 統合システム • 特徴(物体)の記述・認識と抽出処理の 制御

    • その後 • 輪郭特徴の解析・記述・生成 • 説明文の解析を援用した図的表現の 解釈 • 金出先生と
  15. 説明文と概念図の対応 文 単語 格フレーム 文脈 概 念 図 対応 図形要素

    部分特徴 AからBにCが流れる A B C (理想的には)同型の構造を持つ
  16. Ⅴ 情報処理における法則性 23. 情報処理の特徴 • 表現(現実)とその背後にある意味(概念) • これらの持つ曖昧性 • 明確な法則性の不在

    24. 意味とは何か • 表現は常にゆれている. • 意味の内包的定義は困難であるため外延的定義に頼らざるをえない. • ある表現の意味とは その表現のゆれの範囲(同じような環境下での)
  17. 25. データ(用例)を膨大に集めること • これによって意味の外延的定義とする. • 言語における用例翻訳だけでなく、音声・画像の解釈 においても使えるのではないか • 人間頭脳の働きはこのようなものではないか 26.

    全体が無矛盾となるよう個々の対象を認識すること • 20世紀科学方法論の根底にある divide & conquer の考え 方が成り立たない • 今日のコンピュータの巨大メモリと処理速度によって 全体をできるだけ全体的にとらえることが可能となっ てきた.
  18. 趣 味 • 哲学や文学を深く読むこと • クラシック音楽鑑賞 • 書道(下手、進歩ナシ) • 散歩(最近は1日5000歩ほど)

    • ゴルフ(家内と2人で月に3回ほど、ハーフのみ) • 東京へは月に3~4回出張 • 健康はまずまずですが、スタミナが無くなってきてお ります。 文化勲章受章祝賀会(2019)の講演スライド (色付けは中村)