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polarsのudfとかpluginとか触ってみた

T88
August 21, 2024
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 polarsのudfとかpluginとか触ってみた

T88

August 21, 2024
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  1. 自己紹介 01 竹原孝祐 (T88) メーカでデータをあれこれしている kaggle Competitions Master (金:2 銀:6

    銅:5) polarsはデータ量が多いテーブルコンペで利用   (実務ではpandas, pysparkを使うことが多い)
  2. values int64 5 3 8 7 10 4 user-defined function

    05 map_elements() 各要素ごとに独立して処理が実行される map_batches() Series単位でまとめて処理が実行される
  3. 処理 処理時間 pl.col( “value” ).map_elements(lambda x: math.log(x)) 11.38s pl.col( “value”

    ).map_elements(lambda x: np.log(x)) 56.72s pl.col( “value” ).map_batches(lambda x: math.log(x)) ComputeError: TypeError: must be real number, not Series pl.col( “value” ).map_batches(lambda x: np.log(x)) 0.63s pl.col( “value” ).log() 0.62s 簡易的な実験 06 特定列の各要素のlogを取る処理のパフォーマンスを計測 (レコード数 : 1億件) ・map_elements()は個別にpython処理が走るため、非常に処理が重い ・map_batches()なら一度のpython処理となるため、パフォーマンスへの影響が少ない   ※今回の例では、nativeのexpressionでも実装可能。またnp.log(pl.col(“value”))という形のExprとしても記述できる
  4. Community plugins 09 polars-xdt 日時データに関する拡張機能 polars-distance 2点間の距離、編集距離などが算出できる polars-ds データ分析に関する多数の機能 polars-hash

    ハッシュ化 polars-reverse-geocode 入力座標に対する最近傍地点を抽出する polarsコミュニティで作成されたプラグインが公開されている
  5. polars-ds機能 12 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 filter: DataFrameにフィルタリングを適用 impute: 欠損値の補完 nan_to_null:

    NaN値をnullに変換 linear_impute: 線形回帰を使用して欠損値を補完 scale: 列のスケーリング robust_scale: 列のロバストスケーリング center: 列のセンタリング(平均値を引く) select: 列の選択 shrink_dtype: データ型の縮小 winsorize: 列のウィンザー化(異常値の除去) target_encode: 目的変数のエンコーディング woe_encode: Weight of Evidenceによるエンコーディング iv_encode: 情報値によるエンコーディング one_hot_encode: ワンホットエンコーディング rename: 列の名前変更 lowercase: 列名を小文字に変換 pipeline
  6. polars-ds機能 13 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 downsample: 条件が真である部分集合をダウンサンプリング random_cols: データフレームからランダムに列を選択 sample:

    データフレームをサンプリング volume_neutral: 各セグメントからボリュームニュートラルなポピュレーションを選択 sample Linear Models fit: 線形回帰モデルをNumPyデータに適合 fit_df: データフレームに基づいて線形回帰モデルを適合 predict: 線形モデルによる予測を行う predict_df: データフレームに予測結果を追加 set_input_features: 入力特徴の名前を設定 linear_regression_report: 線形回帰モデルのレポートを生成
  7. polars-ds機能 14 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 Time Series Features query_abs_energy: 絶対エネルギーを計算

    query_approx_entropy: 近似エントロピーを計算 query_avg_streak: 条件が真である平均の連続長を計算 query_c3_stats: C3統計量で非線形性を測定 query_cond_entropy: 条件付きエントロピーを計算 query_knn_entropy: KNNエントロピーを計算 query_sample_entropy: サンプルエントロピーを計算 query_streak: 条件が真である連続長を全列で計算 query_transfer_entropy: 転送エントロピーを推定 symmetry_ratio: シンメトリ比を計算
  8. polars-ds機能 15 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 KNN Queries is_knn_from: 特定の点からk最近傍の点をブール列で返す query_knn_avg:

    特徴量を使用してk最近傍の平均を計算 query_knn_freq_cnt: 他の点からのk最近傍である回数をカウント query_knn_ptwise: 各行に対してk最近傍を求める query_nb_cnt: 指定した半径内の近傍点の数を返す within_dist_from: 特定の点から指定した半径内にある点をブール列で返す
  9. polars-ds機能 16 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 Numerical Extension convolve: カーネルを使用して畳み込みを行う detrend:

    線形または平均法を使用してトレンドを除去 exp2: 2のx乗を返す gamma: ガンマ関数を適用 haversine: ハバースイン距離を計算 query_gcd: 2つの整数列の最大公約数を計算 query_lcm: 2つの整数列の最小公倍数を計算 query_pca: 主成分分析を行う query_psi: 人口安定指数を計算 softmax: ソフトマックス関数を適用
  10. polars-ds機能 17 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 Stats Extension add_noise: カラムにノイズを追加 bicor:

    Biweight Midcorrelationを計算 corr: さまざまな相関係数を計算 cosine_sim: コサイン類似度を計算 gmean: 幾何平均を計算 hmean: 調和平均を計算 kendall_tau: ケンドールのタウ相関を計算 jitter: ガウスノイズを追加 normal_test: 正規性検定を実行 perturb: データに小さな摂動を加える
  11. polars-ds機能 18 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 String Extension extract_numbers: 文字列から数値を抽出 filter_by_hamming:

    ハミング距離を基にフィルタリング is_stopword: ストップワードかどうかをチェック map_words: 指定されたマッピングに基づいて単語を置換 normalize_string: Unicode文字列の正規化 remove_diacritics: ダイアクリティックを削除 replace_non_ascii: 非ASCII文字を置換 str_jaccard: ジャカード類似度を計算 str_leven: レーベンシュタイン距離を計算 to_snake_case: スネークケースに変換
  12. polars-ds機能 19 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 ML Metrics/Loss Extension query_adj_r2: 調整済み決定係数を計算

    query_binary_metrics: バイナリ分類のメトリクス(精度、再現率、Fスコアなど)を計算 query_cat_cross_entropy: カテゴリカルクロスエントロピーを計算 query_confusion_matrix: 混同行列を計算 query_huber_loss: Huber損失を計算 query_l1: L1損失(平均絶対誤差)を計算 query_l2: L2損失(平均二乗誤差)を計算 query_mape: 平均絶対パーセンテージ誤差を計算 query_r2: 決定係数を計算 query_roc_auc: ROC AUCを計算
  13. polars-ds機能 20 (注) 公式doc(https://polars-ds-extension.readthedocs.io/en/latest/index.html)をもとに chatgpt-4oによりpolars-dsの機能を一覧化 special_values_report: Null値、NaN、非有限値のチェック numeric_profile: 数値プロファイルとヒストグラムの作成 plot_null_distribution:

    Null値の分布を可視化 str_stats: 文字列列の基本統計情報を生成 corr: 数値列間の相関関係を計算 plot_corr: 相関ヒートマップをプロット infer_prob: 確率の可能性がある列を識別 infer_high_null: Null値の割合が高い列を検出 infer_const: 定数の列を推測 infer_binary: 二値の列を識別 infer_k_distinct: k個の異なる値を持つ列を検出 plot_lstsq: 二変数間の最小二乗法をプロット plot_distribution: 特徴量の分布をプロット plot_pca: PCAプロット(2Dまたは3D)の作成 plot_dependency: 条件付きエントロピーに基づく列間の依存関係を可視化 DIA(データインスペクションアシスタント)