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権限と承認 〜ユーザー信頼性に繋がる管理画面の根幹について〜

Avatar for Seiji Takahashi Seiji Takahashi
October 23, 2025
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権限と承認 〜ユーザー信頼性に繋がる管理画面の根幹について〜

CRE Camp #3 ユーザー信頼性を支える現場の知見LT大会の登壇資料です。

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Seiji Takahashi

October 23, 2025
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  1. 特にいつ屋台⾻(MUST要件)化するか? ‧CSチームが3⼈以上で組織化されている ‧CS以外にも管理画⾯を触るとして、組織規模が10名を超えている くらいから、権限管理がMUSTに。 ‧お⾦(請求‧決済)にまつわるデータ変更 ‧エンプラ向けデータ出⼒の対応 などが必要になる事業タイミングで承認フローがMUSTに。 権限管理や承認フローは⼀定規模以上のチームのカスタマー対応でMUST要件化する WANT要件で済ませてしまうフェーズ 


    MUST要件になるフェーズ
 ‧サービスに機微情報があまり乗っていない ‧エンジニアがデータ変更も含めて対応しないと会社が回らない といったタイミングはMUST要件に上がりにくい(そもそも他の開発をしないと死ぬので)。 フェーズに⾒合った振る舞いをするために、権限管理や承認フローがMUSTに昇格される。
  2. こちらはポイント2,3で説明 運⽤に無理がない権限管理‧承認の案 ポイント1:操作内容をシステム管理とそれ以外に分ける システム管理 
 それ以外
 ‧管理画⾯にアカウントを追加する ‧ログを閲覧‧出⼒する ‧権限設定をする ‧お客様の情報を閲覧する

    ‧アプリ内通知やバナーを⼊稿する ‧法⼈事業者の審査状況を更新する ☝ まずここに境界線を引く 業務と社内調整の権限は別なので、分離する こちらは管理者か否かの2種類、 もしくはアカウント管理権限だけ分離して3種類にする
  3. 運⽤に無理がない権限管理‧承認の案 ポイント3:作業環境と作業者のグループのかけ合わせで体系化する 管理画⾯開発でよくあるのが、「開発‧ステージング‧本番などの複数環境があることの想定漏れ」です。 本番環境 > ステージング環境 > 開発環境と、扱われるデータの内容や担保したい品質に応じて、 権限管理や承認フローの要不要が変わります。 ポイント2のロールとグループのどれで認可‧承認扱いとするかを作業環境ごとに切り替えると、

    動作検証から本番稼働までをスムーズに⾏き来できる管理画⾯が出来上がります。 例)払い戻し業務の権限‧承認。誰でも動作検証はして良いが、本番での作業はCSマネージャーのみ。 本番
 ステージング 
 開発
 エンジニア 
 サポート
 サポート(マネージャー) 
 権限なし 権限あり‧承認不要 権限あり‧承認不要 権限なし 権限あり‧承認不要 権限あり‧承認不要 権限あり‧承認必須 権限あり‧承認不要 権限あり‧承認不要
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