Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

SYUPRO-DX HISTORY 2011-2021

yokorin
September 27, 2021

SYUPRO-DX HISTORY 2011-2021

indie game developer SYUPRO-DX history.

yokorin

September 27, 2021
Tweet

Transcript

  1. SYUPRO-DX HISTORY 2013 - 2015 逆転満塁ホームラン期 SYUPRO-DXが迷走していた2012年2月、iOS版「パズル&ドラゴンズ」がリリースされ、一気にブレイク。 パズドラの成功を受けて2012年〜2013年頃に多くの企業がスマホアプリ市場に参入してきた結果、 個人デベロッパーはストアの上位に登りつめるのが困難になってきていた。 この頃のSYUPRO-DXは『数を打って当てよう』とした挙句、

    とにかくスピード重視で手当たり次第に開発していたので、精神的にも限界を迎えていた。 ここで「こんなことはもうやめよう」「本当に作りたいものを作ろう」と腹をくくる。 3人とも大好きだが「作るのは無理だろう」と思い、今まで開発を避けてきたRPGを作ることを決意。 この判断が功を奏し、ヒットを生み出すことになる。
  2. HISTORY|2013 - 2015 逆転満塁ホームラン期 奴は四天王の中で最も金持ち 2014/10/30 リリース 2021年9月現在、App Store レビュー評価件数1.7万件、平均評価★4.8という高評価。 プレイヤーに『無料RPGの最高傑作』『文句の付けようがない良ゲー』 『無料で王道RPGを名乗れるのはこのゲームだけ』とまで言わしめたパワーを持つ。(ありがとうございます)

    「家庭用ゲームに近い本格派RPGを作りたい」という気持ちから制作を開始し、 こちらもSYUPRO-DXの強みを生かした「ことばで戦うRPG」を意識。 「二つの言葉を合わせて自分だけのワザを作れるシステム」を思いつく。 二つのものを合わせてひとつになるものは何だろう?→ガチャのカプセルだ!と繋がり、 「課金によって強くなった悪の四天王」に対して「ガチャで戦う主人公」という、 現代のスマホゲーム市場を風刺した内容となっているが、あくまで展開は王道。 90年代RPGへの多大なるリスペクトが詰まった仕上がりとなっている。
  3. SYUPRO-DX HISTORY 2015 - 2021 必死期 『彼女は最後にそう言った』のヒットにより多数のオファーが舞い込むも、 すべてが未経験の「やったことないもの」ばかり。 各所に出向いて何度もミーティングを重ね、アイデアを出し、手を動かし続けた。 その中で縁に恵まれ、家庭用ゲーム機での共同開発とリリースを果たすことができたが、

    オファーの対応に追われ、自社アプリの開発に時間を割くことができなくなり、再び収益が落ち始める。 しかも、良い作品にしようと必死に取り組んだ企画のほとんどが形にならないまま立ち消えてしまい、 結果、給与が減り続ける事態に陥る。 しかし、誰も「やめよう」とは言わず、ギリギリのラインでずっと開発を続けていた。
  4. 世界一長い5分間 2016/7/28 発売(PS Vita / Steam / Nintendo Switch) 日本一ソフトウェア×SYUPRO-DX共同開発。 横田シナリオ・入間川サウンドでの家庭用ゲーム機デビュー作。

    魔王の目の前で思い出が全部吹っ飛び、 仲間の名前や自分の必殺技すら思い出せなくなった勇者が、 魔王と戦いながら思い出にダイブして、 今までに何があったかを思い出すアドベンチャーRPG。 限定版の特典冊子には横田が持ち込んだ企画書がほぼそのまま載っていたり、 入間川が作曲した歴代アプリの楽曲が収録されたサントラが付属していた。 ファミ通クロスレビューでゴールド殿堂入り。 HISTORY|2015 - 2021 必死期