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IoT システム統合環境 VirIoT のサービスメッシュ化

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April 06, 2025
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IoT システム統合環境 VirIoT のサービスメッシュ化

2025年3月25日に行われた、電子情報通信学会 総合大会にて発表を行ったスライドです。
(https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/general2025/session/112K01-08)

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April 06, 2025
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Transcript

  1. VirIoTについて ・IoTサービスを容易に開発できるようにするためのプラット フォーム - 現在のIoTシステムはサイロ化されており、複数の IoTシ ステム間でデータを流通させるために必要 - 温度計やカメラ等、各種 IoTデバイスをVirIoT内部で仮想

    化する ・多種多様なIoTデバイスを仮想化することで、デバイスから提供 されるデータをサービスとして提供できる - データの流通を行えるようにするため、仮想化する 3
  2. VirIoTについて - アーキテクチャ Virtual Silo 特定のIoTアプリケーション開発者のための隔離された開発/実行環 境を提供する Thing Visor 実IoTデバイスを仮想化し、仮想IoTデバイスを作り出すコンポーネン

    ト。IoTデバイスごとに作成する必要がある。 Virtual Thing 実IoTデバイスを仮想化した仮想IoTデバイス Master Controller ThingVisorの起動、Virtual Siloの生成、Virtual Thingの設定を行う 5
  3. 作成したモデル ・従来、一つのThing Visorにつき一つのKubernetes Podと 一つのDockerコンテナ     →各 Kubernetes Pod内にサイドカーコンテナとメインコンテナの 二つの構成に変更 ・共通のサイドカーコンテナを各Thing

    Visorに対し使用でき ることがメリット ・新たにThing Visorを作成する場合、各Thing Visorに固有 の機能を実装したメインコンテナを作成するだけで良いた め、Thing Visor作成時の負担が軽減される 10