© UUUO Inc. All rights reserved.魚屋に必須の情報を早く確実に配信するリモート体制2022年9月28日
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© UUUO Inc. All rights reserved. 2自己紹介宗原聖満(むねはらまさみ)- 北海道大学 大学院卒業🐟魚群行動や資源量予測の数理モデルの研究- 2021年4月新卒入社ディレクター/CS(最近はCS強め)🦈コバンザメを毎日探しています
①アプリでボタン1つで購入© UUUO Inc. All rights reserved. 3バイヤー向けの仕入れアプリUUUO②漁獲情報配信サービス
鳥取でブリが5トン水揚げあるらしいから、鳥取から仕入れよう© UUUO Inc. All rights reserved. 4漁獲情報をもとにどの産地から仕入れをするべきか判断鮮魚バイヤー全国の漁獲情報を把握出来れば適切な仕入れの判断が可能!鳥取ブリ5t北海道ブリ1t千葉ブリ500kg宮城ブリ600kg
© UUUO Inc. All rights reserved. 5漁獲情報を集めるのはかなり大変1. 魚を買うので漁獲情報を下さい。とお願いして最低限の情報だけ貰える。2. 魚を沢山買い続けて信頼を得られると、相手から漁獲情報を送って貰えるようになる。ハマチ、マダイなどを探しております。水揚げはどんな感じでしょうか?ハマチ400kg、マダイ60kgハマチ500kg、マダイ300kg、ヒラメ100kg…水揚げあります!
© UUUO Inc. All rights reserved. 6漁獲情報の共有の仕方は産地によって多種多様1. 媒体LINE、メール、ホームページ2. フォーマットテキスト、手書きの紙の写真、黒板写真
© UUUO Inc. All rights reserved. 7UUUOの1つの機能として漁獲情報サービスを提供統一されたフォーマットでデジタル化された漁獲情報漁港ごとに 魚種ごとに 時系列で
© UUUO Inc. All rights reserved.漁獲情報配信の裏側8
© UUUO Inc. All rights reserved. 9漁獲情報を価値あるサービスとして提供するためには。。。①アナログの情報からデジタルのデータへの変換②リアルタイム性(セリ前に配信する必要がある)漁獲情報配信の裏側
リリースが迫っているので最初は人力で運用稼働時間が朝早いのでリモートでの配信体制が前提①オペレータをどの時間に雇うべきか?②リモートでも正確に入力をしてもらうためにはどうするべきか?- 入力するべき情報が色々なところに点在- 各産地の方言© UUUO Inc. All rights reserved. 10漁獲情報を人力で配信するリモート体制を構築する際の課題
①入力にどのくらい時間がかかるのか目安の時間を算出© UUUO Inc. All rights reserved. 11オペレータをどの時間に雇うべきか?数字をそのまま入力するだけ 魚種ごとに合計する必要がある
© UUUO Inc. All rights reserved. 12オペレータをどの時間に雇うべきか?情報セリ セリ時間漁獲情報 取得時間配信をするべき時間配信にかかる目安時間と合わせて、オペレータの雇用時間を決定②セリ前に配信出来るタイミングで、作業が集中しそうな時間を算出
LINE、メール、ホームページに点在する© UUUO Inc. All rights reserved. 13リモートでも正確に入力をしてもらうためにはどうするべきか?入力されたかどうか確認が大変だし、指示も出しにくいどれを入力すれば良いのか分からない
点在している情報をGoogle apps scriptでslackに集約© UUUO Inc. All rights reserved. 14slackの1つのチャンネルに流れてくるので、入力も管理もしやすい
1つのグループで1日50件以上のやりとりがあるので、各グループごとに以下のように条件を決めて極力不要な情報を排除グループ1:〇時〜〇時の画像を転送グループ1:〇時〜〇時のテキスト(〇〇を含む)を転送© UUUO Inc. All rights reserved. 15LINE botを使ってslackに転送した時の面倒だった点
ヤリイカ(白イカ)© UUUO Inc. All rights reserved. 16各産地の方言ケンサキイカ赤イカ 白イカヤリイカヤリイカ テナシヤリイカ山口 鳥取島根同じ魚種でも産地によって呼び名が異なるウーオ社内でも一部の人しか知らないこともある
© UUUO Inc. All rights reserved. 17各産地の方言各産地ごとに方言をまとめて、漁獲情報と一緒にスレッドに流れてくるように名寄せ情報産地ごとの入力手順書のpdf
© UUUO Inc. All rights reserved.半自動化への道18
© UUUO Inc. All rights reserved. 19自動読取システムの開発・導入 with ちゃんゆーさん(@chanyou0311)入力する産地が増え、人力での配信に限界が近付いてきた入力の処理速度を上げるために、以下の3つを対象に自動読取システムの開発テキストメッセージ 表形式の画像 ホームページ
GCPでの自動読取処理- 画像読み取り- テキスト処理①変換後のデータのみを 自社サーバに送信②自社サーバーでデータを 受け取ったのちslackに通知© UUUO Inc. All rights reserved. 20自動読取システムの全体像
© UUUO Inc. All rights reserved. 21自動読取システムを使用した入力処理の流れname:ハマチ, quantity:27,name: ,quantity:9,name:アカビラ, quantity:47ハマチカンパチ27947魚種 数量ハマチマダイカンパチ27947魚種 数量名寄せ&仮入力 最終確認自動読取
© UUUO Inc. All rights reserved. 22自動読取システムの精度を上げるために(表形式の画像の読み取り)50枚くらいの画像を用いて、文字を正確により多く読み取れるように以下2つを微修正①XMLファイルで与えられた座標情報②OCRの内部のパラメタ表の領域を抽出 魚種名と漁獲量を抽出
産地ごとの地道な名寄せ。。。①鳥取 シロイカ、ヤリイカ → ケンサキイカ エテ、イテ、イテガレイ → エテガレイ②山口 オニイカ → スルメイカ 赤イカ → ケンサキイカそのほか、北は北海道から南は鹿児島まで。。。© UUUO Inc. All rights reserved. 23自動読取システムの精度を上げるために
今後は蓄積されたデータを活用していく・受発注データや漁獲データを整備していけば価値あるデータになりそう・ビジネス観点だけでなく漁業資源の管理といった行政観点で利用出来そう© UUUO Inc. All rights reserved. 24まとめと今後の展望
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